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우리학교

韓国人が、日本に住む、朝鮮学校に通う子どもたちを中心に、撮影されたドキュメンタリー映画。
最初のクレジットで、約3年間を追った、となっていて、入学式から始まるから、一年生から三年生までを綴っているのかと思ったら、違った。

すでに上映されている映画なので、内容含みます。

私も朝鮮学校に、幼稚園から通った。
小学校三年まではスクールバスを利用できるが、四年生からは電車通学になる。
学校の最寄駅、最寄りと言っても、大人の足でも30分かかるんですけど、梅雨時には川の水が増え、橋が渡れなくなるような、通学路だった。

高校は隣の県にあって、私は私鉄のみだったけど、当時、国鉄は、定期券に学割を適用しなかったので、利用していた同級生たちは、その親は、大変だった。

それでも行かせる親の考え、気持ち、心。

舞台は北海道。
あの広い土地に、札幌にひとつしかない。
そこに、6歳、7歳になる幼い我が子を入学させる。
電車通学できる距離ならいいけど、そうできない距離の場合、寄宿舎に入る。

私の通った高校にも寄宿舎があったので、なんとなく事情は知っている。
実際、他校から来た人の中には、小学一年生から寄宿舎生活を送っている人がいる。

親も恋しいし、子供も恋しい。
上級生は、兄姉でもあり、親代わり。
舎官は第二の両親。
父兄たちは、親戚。

私は出だしから、涙がこぼれた。
渇くことがなかった。
そこまでして、守りたいもの、残したいもの、続けていく意義。

何もしていないからなのか。
私は改めて、考える。

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