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流されるように生きてきたと思います

流されるように生きてきたと思います。
もちろん自分で作品を作って切り開いてきたことは確かだけど、私はいいものを、話題になるものを作ったらその後はきっと人生が勝手に良くなると思い込んでいて、自分でその人生を決めようとはしていませんでした。

大学をやめて選択肢の少ない、いや選択する気力もない私を拾ってくれたのが今の会社でした。
私のエンジニアとしてやっていこうとする気持ちと、コミュニケーションに長けたところを買ってくれて、長いこと一緒に働かせてくれました。
正直過大評価されているとずっと思っていたけれど、信頼されているのはありがたいものでした。

私は求められたところに行く癖があって、自分から何かを選び取る経験をあまりしていません。
求められるのが当たり前だと思っていたところはあると思います。
自分で何かを決めずに人に求められたことをするのは、人との出会いを信じいているという意味合いでもあります。

数ヶ月前、転職活動をすることを決意しました。
転職活動は、私にとって経験すべき出来事でした。
新卒就活をせず拾ってもらった自分にとって、職種を、職場を自分で選んで応募するという経験は全く新しいものでした。
普段の会社以外での仕事だって、仕事のメールが来て、受けるかどうか決めるだけだから。

職種って自分で選んでいいんだ、その驚きをわかってもらえるでしょうか。
私は、人生は地続きだと思いすぎていました。今までやってきたことの完全な延長線の人生しか歩めないと思い込んでいました。
小学生の時の憧れをずっと抱いて、それに従って歩んできました。

ノーミーツと出会って、エンタメや様々な人に触れて、その考えが変わってきたタイミングでした。
経験は影響するけれど、行動は選び取れる。
やりたいことって何だっけ、棚卸しをして、新しい土地に足を踏み入れることにしました。
ありがたいことに、内定をいただいて新しい生活を決めました。

高校生の時の塾について思い出しました。
最初は小さな個人塾で勉強していました。しばらくして、大きいところがどんな教え方をしているのかが気になって、大きい予備校に転塾しました。
小さな海でなんとかやっていても、大海を見たくなってしまうんだと思います。
閑話休題

ここ最近、うっすらとした憂鬱が自分を覆っていました。
友達と話して、タスクの無さに拠るものではないかと思ったけど、それだけではないことに気付きました。
当たり前の感情として新しいことへの不安、そして、大海に繰り出す安心感と安心感を感じる自分への嫌悪。

はやく4月1日になってしまいたい。
所属の狭間の人間の気持ちはこんな感じなのか。それも新しく知った気持ちでした。
所属という意識の薄かった自分が所属の狭間に落ちるなんて、ここ数年で所属することの安心感を知ったのでしょう。

転職活動で、過去を振り返るタイミングが多くありました。
有体ですが、人に恵まれているし幸運だなあと思いました。
いろいろいい感じになるといいなあ。
最近はそればかりです。

いい感じになるようにがんばります。
新しいことではあるけれど、今までやってきたことの集約でもあります。
これからもwatchよろしくお願いします。

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