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やりたいことはできるうちに

先週、2泊3日で故郷に帰省しました。

盆と正月くらいしか帰らないので、帰るたびに両親の老いを感じます。
戦時中、戦後という今では想像もつかない状況の中で生まれた両親です。

運転免許の返納はどうしようか。
自分の葬儀について。
通っている病院について。
心身の状況について。
痴呆というか物忘れについて。

まぁ、聞きたくもないし、話をするのも面倒なことと向き合うのも帰省なのでしょう。

ただ、両親には「順調に老いているということなんじゃないの?」を随時話してきました。

煙草の吸いすぎで夜中も苦しそうに呼吸をしていた父、携帯をどこかに置いてきたらしく黙って一人で探し続けていた母、相変わらずせっかちで思ったことをすぐに口にする姉、変わらぬ家族の様子とともに弱々しくなっていく両親の体を感じ取って来たところです。

変わらなかったのは私のことを心配するというところでしたね。
「運転中に寝らんなよ。」
「道中、混んでてもPAに入って休まんしょよ。」
外食でのメニューを選ぶにしても
「これにしたら?」
「こっちもあるよ。」
人がじっくり選んでいるのに、うるさいこと、うるさいこと。
「なんでも好きなもの、食べていいんだかんね。」
いつまで経っても子は子、ということなのでしょう。

さて、両親や姉家族と会津の東山温泉に行ってきました。
高校の部活の遠征以来だったのではないでしょうか。

帰省するたびに、母親の楽しみということで必ずどこかの温泉に1泊することになっています。
前回、前々回は料理が美味しくなくて、残念な思いをしました。
温泉業界も人で不足なのでしょうか、夕飯時のスタッフの少なさを感じたところでした。

今回の瀧の湯は大変良かったです。
料理も美味しく、風呂も風情と工夫の両方を大事にしているようで満足しました。やはり、夕飯時のスタッフは大変そうでしたが、メニューと味に満足したところです。

2日目は、仙台まで足を伸ばしました。
高校時代の一番の親友が仙台にいるからです。
久しぶりの再会でした。
お互いの子どもの成長ぶり、心配事、そしていつもの昔話に花を咲かせてきました。
最近の記憶より、当時の記憶の方が鮮明に覚えているのはどうしてなんでしょうね。

炭火焼肉じゅう。
一緒に人気店の仙台牛を味わって、次の約束して仙台をあとにしました。

最終日は、墓参りをしてきました。
小さいころは登っていくのが楽しかった長い坂道の先にあるお墓。
きつい!
母親はもっときつそうでした。
草がたくさん生えていた通路は舗装され、きれいになっていました。

今ある自分について、手を合わせて感謝の意を伝えてきたところです。

両親に連れられ、子どもの頃に何度か行ったことがある寿司屋に行き、ランチをご馳走になりました。

こんなに美味しかったんだ。

地元の美味しいものをもっと味わう
故郷の多くの美しい場所を訪れる
両親ともっと話す
姉を敬う
友人に会う
家族と遠出する、旅行する
愛猫ともっと戯れる
子どもたちに自分が大切にしてきたことを伝える
妻を尊敬する
仕事でたまった多くの書類を捨てる
絵を描く
映画をたくさん見る
後輩と遊ぶ
先輩から話を聞く
一人で遠くに出かける
キャンプをもっと楽しむ

やりたいことは無数にあります。
きりがないけれど、「やれることはできるときに」です。ん?「できるうちに」かな
機を逃さずにいこうと思います。

ままどおる、エキソンパイといった定番のおみやげをヨークベニマルで買い、帰路につきました。

ん?柏屋の薄皮饅頭に新しい仲間が!
sweets manju??


素敵な帰省となりました。


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