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ななきゅー杯の振り返り

こんにちは。野球好きVtuberの穹憧るかです。

2/27,28の二日間で行ったななきゅー杯から既に二ヵ月。振り返りを書こうと思いつつプロ野球やMリーグ、そして日々の配信に気を取られているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。そろそろ第二回のななきゅー杯の企画準備をしたいなぁ…という今日この頃。ですがその前に一度先の大会を振り返る、そんな記事を書きました。

ななきゅー杯とは…という方はこちらが概要記事になります。
簡単に説明しますと咲の10万点引継ぎルールでの3人チーム戦トーナメント24チーム(72名超)のVtuber・配信者・Vリスナーが参加したVtuber七瀬くりむ・穹憧るか主催の雀魂の大会です

やりたかったこと

このツイートが全ての始まりでした。

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うっかり反応してしまったのは我らが七瀬くりむちゃん。彼女が反応してくれたからこそななきゅー杯は形としても、名前としても(笑)この形になりました。くりむちゃん本当にありがとう。

まずはこのツイートについて掘り下げてみます。
咲の団体戦、そしてMリーグ。いずれも本来は個人で戦う競技である麻雀に団体戦というフォーマットを導入している点が特徴ですよね。
やはりチーム戦には個人戦にはない魅力があり、エンターテイメントとしてはチーム戦の方がその魅力がより大きいと私は考えます。
チームの背景、チームメイト同士の絆、助け合い、結束…そういったところから生まれてくるストーリーというのが競技が持つ魅力にプラスされることによって面白さを何倍にも引き出してくれるのではないでしょうか。
ここがVtuberという存在と非常に相性がいいなとふとと感じたために出たツイートが上記のツイートです。
Vtuberさんにもちろん単体で魅力のある方は大勢いますが、やはりてぇてぇであったりプロレスであったりという関係性で魅力を作り出している側面は大きいと思います。
つまりはVtuberで団体戦をすることによって『魅力的な背景を持ったVtuberさんたちのチーム同士がトーナメントを戦うことによって魅力的なドラマが生まれ、文字通り咲のようなストーリーを作り出せるイベント』にしたい!というのが当初の発想でした。

現実と変化

上記の通り当初は大会参加プレイヤーは全員Vtuberという構想でした。しかしながら現実としてはどうでしょうか。最低でも全16チーム48名のVtuberさんが来てくれないと大会にならないわけです。
二日間のスケジュールが取れて麻雀を打てるVtuberさんを集めて16チーム…?無理です。ということですぐにALL Vtuberの構想はツモ切りました。
誰でも参加OK、つまりVリスナーの方も参加できる方向へ。この形にすることでVtuberさんが自分の配信に来てくれるリスナーさんとチームを結成して参加してくれる流れもあるかな…?という期待もありました。
そこに加え、日程を合わせてチームを組んでくれる人を見つけるのが大変…という方にも大会参加へのハードルを下げてより参加しやすくするため、エントリーに個人参加枠を設けることに。
これでなんとか集まるかな…?という心境でした。

結果としては拡散に協力してくれた周りの皆様のおかげで募集開始から3日で当初の48人から64人→72人と2度の増枠を経てあっという間に満席。カンチャンが3連続で埋まってリーチ!みたいな感じでした。
告知を出した時点では不安の方が大きかったため、本当にありがたい気持ちになると同時に企画の需要と手応えを感じることができました。
Vtuberのユニットで何かをする(競ったり・結果が出るとなおよし)という企画には強い需要があると思います。麻雀に限らずこういった企画を考えていらっしゃる方、おそらくあなたが思っているより需要があるのでしまい込まずに思い切って世に出してみるといいですよ!
一方でリスナーさんサイドも、特に我々個人Vtuberを見てくださる方々には視聴者参加型配信などを通じてVtuberと麻雀を通じて交流したい方が多い印象です。ある種大型の視聴者参加型企画でもあったこの大会は交流を求めているリスナーさんたちにも届いてくれたようですね。
結果としては私のことを大会を通して知ってくださり、大会後も私の視聴者参加配信に来てくれるようになったリスナーの方もいらっしゃいました。他のVtuberさんのところにもそういう動きがあって、リスナーの皆様が麻雀配信をしている個人Vtuberを見つける架け橋になれていたなら幸いです。

大会本番へ

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こちらは大会運営側で共有していたスケジュールです。概ねこの通りに進行できました。えらい。また、この期間にnoteのチーム紹介記事Twitter用のチーム紹介動画を作成して出していました。

noteは
①大会に参加してくれるVtuberさんを紹介したい!
②大会配信の概要欄に全員分を記載すると非常に見づらくなってしまう
③個人視点で配信してくれる配信者さんの負担を軽減したい
→概要欄に対戦相手を記載する場合、かなりの人数を調べて書かないといけない&どこまでの範囲を書くかが微妙、もし全員書くとなると大変…
という3点で私のやりたいことを一気に解決する手段として作成しました。概要欄をシンプルにし、外部化によって同一のページを共有して使いやすいためこれは今後も大型コラボで使っていける手法です。
Twitter動画についてもやはり大会を盛り上げたい気持ちで作りました。どちらも楽しく見て頂けたなら嬉しく思います。

そうして迎えた本番。
本番では私の方では運営視点配信を足掛け二日にわたって行いましたが、一日目と二日目でがらっと変わるスタイルでの配信になりました。

当初、麻雀の配信を第三者視点からやるとなるとまずはMリーグのような実況・解説スタイルを私も想定しました。
しかし、大会に出てくださるのがVtuberさんが多くなる想定でしたので麻雀の内容よりも各チーム・各Vtuberさんの個性に焦点を当てる方がよりVtuber的な配信になるのではないかと考え、一日目は『各チーム控え室にお邪魔してリアルタイムで戦うチームメイトを見守っている方からコメントを頂く』というスタイルを打ち出しました。


一方で二日目の決勝戦は"ガチ"の雰囲気をより出したいと思い、実況解説スタイルを取り入れました。ゲスト解説にガチな解説でありつつもVtuberの側面をしっかり熟知されている日本プロ麻雀協会の綱川隆晃プロに来て頂きました。

この二つの異なるスタイルでお届けした二日間の運営視点配信、いかがでしたでしょうか?
初日は私としても個性ある各チームの魅力が詰まった配信になったと感じています。Vtuberの方もリスナーの方も楽しく配信に参加してくださり、チームによっては"推し"が応援に駆けつけてくれる等いろいろなチームの形がありましたね。
対局中の仲間への熱い応援、信頼が感じられる冷静なコメント、心配そうに見つめる声、対局後の興奮等々普段の配信だけではなかなか出てこない感情を配信に乗せることができたのではないかと思っています。

二日目・決勝戦はうって変わって本気の雰囲気…というほどでもなく(笑)、Vtuberらしい温度感での実況・解説席をお届けできました。
素早く分かりやすい卓状況の把握とVtuberに理解のある愛のあるイジりを交えた名解説・綱川プロの喋りの上手さが存分に発揮された濃厚な3時間になっておりますので是非アーカイブもよろしくお願いいたします。綱川プロ、改めてありがとうございました。
綱川プロは現在行われているMリーグ2020シーズンセミファイナルの副音声配信もされているので是非一度配信に遊びに行ってみてはいかがでしょうか?楽しくも大変ためになるプロの解説を聞くことができますよ!

振り返りと反省

こうして私の初の大会運営は嵐のように終わりました。
私の思い描いた手に汗握る熱いチーム戦を最後まで見せて頂けたこと、それを多くの方に見て頂けたことに心から感謝しています。

しかしながら振り返ってみると反省点が目につきます。
特に初日。
まずは私個人としても負荷の強い配信をしながら運営を行っていたため、運営サイドとしての対応が迅速さを欠くものになってしまったことは大きく反省しています。卓立てに関しては今回は10万点引継ぎのルールのため大会モード/手動マッチングを用いる形であり、対局開始直前にかかる負担を軽視していました。
チームインドの白野威リオちゃんあさひなひなたちゃんのお二人が運営サポートとして手伝ってくれなければ到底回らなかったのでお二人には心から感謝しています。大会に参加しながらのサポートで大変だったと思いますが本当にありがとうございました。

それでも6卓を3人で管理する形で運営の人数が足りていなかったため、厳密な一斉対局開始ができませんでした。そのため配信されている方には「まだかな…?まだかな…?」という時間を多く持たせてしまいました。画面も動かず、トークもしづらい待機時間を多数の配信に生じさせてしまったことは強く反省しています。この点は間違いなく事前に手伝ってくださる方をきちんと募集しなかった私の判断ミスですのでその点、しっかりと次回に活かしたいと思います。

また、タイムスケジュールは事前に決めていたものの配信に出演して頂く際に皆様に多くの待機時間を強いる形になってしまった点も反省点です。

二日目に関してはひとえにトーク力と麻雀実況としての力量が反省点です。
決勝の解説が綱川プロに決まった瞬間から「これは下手な喋りはできんぞ」と自分にプレッシャーがかかり、なんとなく見ていたMリーグを見る目が変わりました。私は日吉さんの実況が特に好きですがMリーグ実況のお三方へのリスペクトの念を新たにしました。

第二回へ、そして今後私が目指したいもの

思い返すと反省点ばかりになってしまいました。
それでも参加してくださった皆様の熱い闘牌、そしてチームで戦うことによって生まれるドラマをたくさん見させて頂き、運営でありながら一人の視聴者としても大変楽しませて頂きました。改めてありがとうございました。
大会初日、6時間超の配信を終えて身体を動かす気も起きない疲労困憊の状態で「Twitterの反応だけは見よう」と思い#ななきゅー杯でエゴサをかけた時の衝撃は今でも鮮明に思い出せます。
残念ながら初日で敗退となってしまった各チームの選手たちのツイート。皆さんがどれだけこの大会に本気で参加してくださったのかが心から伝わってきて、自分たちが作ってきた舞台でこれだけの多くの人の感情が動いていたということをリアルに感じ、こちらも熱い気持ちになりました。
そんな熱い大会を制したPDF学院麻雀部の皆様、本当におめでとうございます。

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最後に、私の今考えていることのお話をさせて頂きます。

私のチャンネルで現在は週2(水曜・参加型/日曜・段位戦)で定期配信を行っていますが、これが始まったのは実は最近です。
私はもともと麻雀好きでしたが、2020年終わり頃まではVtuber活動の軸としては据えておらず、コンテンツの一つとしてたまに配信を行う程度でした。
ですのでVtuberとしての活動期間と比して麻雀Vとしてはまだまだ駆け出しです。
そういった経緯から麻雀Vの界隈(と言うほど界隈化してるのかは分かりませんが)との交流がまだまだ薄く、知り合いも多くはない点が大会実行にあたってはマイナスだったと思います。
特に獅子ヶ谷フレアさんの主催されていた獅子ヶ谷杯の本戦と被ってしまっていたことは早期にご指摘を受け、結果として私の方ではアクションは起こしませんでしたが獅子ヶ谷フレアさんのご配慮で日程をずらして頂いていたことは後から知り、調査不足と界隈との交流が不足しているとこういった事態を招くこともあるのだという反省になりました。その点につきましてはこの場で改めてご配慮に御礼申し上げます。

そういった側面と、自分が運営側に立ったことで他のVtuberさんが関わっている雀魂を通したイベントへの興味が湧き、日々配信を見たりTwitterでの広報を見ています。
個人的に期待しているのはGWに行われるVtuber全国麻雀インターハイという大会です。団体戦方式の大会で、ななきゅー杯に参加してくださったVtuberさんもいらっしゃれば魂天クラスの強豪も参加されてますし、解説も麻雀警察さんと千羽黒乃さんという豪華な顔ぶれです。こちらの大会でもVtuberさんたちがどんなドラマを見せてくれるのか非常に楽しみです。

リーグ戦ではVtuberさんオンリーという形ではありませんがFリーグはメンバーの中に知っている方もいますので注目して見ています。こちらはガチなリーグ戦でレベルの高い対局が行われているなぁという印象ですね。

雀ぐるVリーグというリーグ戦が最近行われていることもTwitterで知りました。こちらは私が見てみたいと強く思うVtuberによるMリーグに近いことをしていて非常に良いですね。

また、私も複数回コラボしている麻雀Vtuberの木下レイさんが定期的に開いているトーナメント戦は5月にLiver麻雀トーナメント2021GPが行われます。
こちらはこれまでのシーズンで優勝したVtuberさんたちがそろい踏みする決勝大会の位置づけで、さながら麻雀最強戦のような雰囲気がある大会ですね。私もエントリー予定なので抽選に受かったら頑張ります。


そして直近で最もインパクトのあった発表はYoutuberとVtuberによるチーム制リーグ戦麻雀2.0の発表です。PVのメンバーも麻雀Vtuberのざきさん、著書多数の麻雀クリエイター平澤元気さん(平澤さんの本は個人的に大ファンです)、麻雀Vtuber最強として誰もが知る千羽黒乃師匠、そして"神速の麻雀"堀内正人さんと今後が気になって仕方がないメンバーです。いち麻雀好きとしてこの新リーグには大変心惹かれるものがあります。


まだまだ把握できていない大会・リーグ戦はたくさんあると思いますが、全てを知ろうというのはこのVtuber何万人という時代には難しいのでご容赦を…💦
他の大会・リーグ戦を見ていて痛感するのは"ななきゅー杯のアイデンティティ"の必要性です。団体戦のトーナメントという形式の大会は少ないため現状でもレアな存在かもしれませんが、せっかく始めた大会を今後も埋もれさせたくはありません。
ひとまず前回確立した
誰でも参加できるチーム戦
このスタイルは貫くつもりです。
Vtuberさん同士で組んだチーム、Vtuberさんとリスナーさんの絆で戦うチーム、リスナーさんたちのチーム、個人参加枠から抽選で決まったチーム。
それぞれのチームにドラマがあったために魅力的な大会になったのだと思います。
より多くの魅力的なVtuberさんに参加したいと思って頂けるように。そして視聴者さんも参加できる大会として麻雀Vリスナーの方にも興味を持って頂けるように。そして大会で対局したVtuberさんが大会後に行っている視聴者参加型に行ってまた一緒に打ってみようという新たな交流を作り出せる大会でありたいというのが今後への思いです。

最後になりますが第一回大会を協賛してくださった新人V学園様に改めて御礼申し上げます。また、大会に関わってくださった皆様、ご参加頂いた皆様、配信・アーカイブを見てくださった全ての皆様に感謝申し上げます。
初の大会開催でこれだけのことができたのはひとえに様々な形で私たちを支えてくださった皆様のおかげです。そして全ての参加選手、Vtuberさん・配信者さん・リスナーの皆様、本当に熱い闘牌をありがとうございました。

第二回大会につきましては現在鋭意企画進行中ですので私穹憧るかのTwitterをチェックの上、奮ってののご参加と告知へのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
また、麻雀配信を水曜日(21:00~ 参加型)と日曜日(21:00~ 段位戦)に行っておりますので興味を持って頂けた方は是非一度遊びに来て頂けますと幸いです。(それ以外の平日は22:00~ 野球の話をひたすらしていますので野球好きの方はそちらも是非!)

末筆になりますが拙文にお付き合い頂きましてありがとうございました。


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