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久留米の駅シリーズ【JR筑後草野駅】

JR筑後草野駅は、JR久大本線の中にあります。大分方面に向かって、JR善導寺駅の次の駅です。
JR筑後草野駅も無人駅ですが、駅舎はちょっとお洒落に造られています。久留米には25の駅がありますが、私はこの駅舎が一番気に入っています。

待合室も大変狭いです。いかにも取り敢えず置いています、と言わんばかりのイスが田舎っぽくていいですね。
駅員はいませんが、室内には重厚な雰囲気が漂っていて趣があります。

駅舎の前に駐輪場があります。鉄の骨組みは、かなり錆びついていて酷い状態です。
ただ自転車が整然と並べられていて、利用者のマナーの良さを感じます。
ほとんどゴミも落ちていませんので、久留米市民のマナーの良さを誇りに思います。

JR筑後草野駅の周りにも素敵な観光名所が存在しますので、幾つか紹介します。

上記地図に主な観光名所を載せていますが、その中から私が気に入っている場所を3つ紹介します。

(1)久留米市世界のつばき館

上記のツバキ展示施設(ガラスハウス)では、100種類以上の原種ツバキが展示されていて、ベトナム・中国・台湾・日本など世界のツバキを観賞することができます。
また、直ぐ横にあるツバキ庭園では約50種160本のツバキを、散策しながら楽しむことができます。

次の写真は、今年開催された「新春の椿展」で展示されていたものです。ツバキは冬から春にかけて咲く花で、新春の華やかさを演出していました。

(2)久留米つばき園

耳納山麓のふもとに位置し、面積は3ヘクタールもあります。ツバキ・ツツジ・シャクナゲ・カエデ・ウメなどが植栽されていて、季節ごとにそれらの花を楽しむことができます。

もちろん、ツバキがメインで約500品種 2,000本ものツバキ類が植えられています。
ここは高台にあって眺望が良く、通路もキチンと整備されていますので、美しいツバキを存分に堪能することができます。

(3)発心公園

山手にあって、とても見晴らしの良い公園です。
久留米では特に桜の名所として、久留米市民に広く知られています。ソメイヨシノを中心に約170本の桜が植栽されています。

明治の文豪・夏目漱石が幾度か久留米を訪れています。(夏目漱石には、久留米出身の親友がいました)
夏目漱石がこの公園を訪れて詠んだ句が、句碑として残されています。
「松をもて囲ひし谷の桜かな」

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