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マスコミが批判するハンガリーの首相が素晴らしすぎた🎵:欧州保守派事情(1)

ハンガリーの有名人というと、中にはジョージ・ソロスをイメージする人もいるかもしれません。ハンガリー系ユダヤ人であり、米国民主党急進左派(グローバリスト)の強力なスポンサーであり、世界に厄災をばら撒いている有名人です。

しかし、最近では正反対のスタンスで注目を集めている人がいます。それが、ヴィクトル・オルバン首相です。グローバリストに牛耳られているEU理事会(フォン・デア・ライエン委員長など)から敵視され、冷遇されても多くのヨーロッパ人の共感を集めています。

米国の独立系ニュース・キャスターのタッカー・カールソンが昨夏(2023年8月)に単独インタビューした映像がOdyseeで公開されたので、早速視聴しました。九兵衛は早速オルバン首相のファンになりました(笑)。

その中から、心に残った言葉をピックアップします。

「政治の焦点となる命題は自由です。ロシアは国土が広いので個人の自由よりも国をまとめることが上位命題となるのは理解できます。そういう意味で、プーチンの方法は正しい。私たちは異なる国には異なる文化があることを事実として受け止めなければならない。ロシアは地政学的に緩衝地帯を作ってきた。それがウクライナ。ウクライナは勝てない。ロシアの底力を誤解してはいけない。」

「もしプーチンが暗殺されたら、核装備とその管理はどうなるか?本当に恐ろしいのはロシアが無政府状態になること。強い指導者がいないと・・・。エリツィンの失望のあとにプーチンの登場は国民にも周辺国にも喜ばれた。ロシアを敗北させての空白が米国の目的ならばそれは間違い。遠いワシントンと近いブタペストでは感覚が違う。」

「米大統領だったらどうするか?即時の和平だよ。それをできるのはトランプしかいない。トランプを呼び戻す、それが唯一の方法(Call back Trump)。なぜなら、彼は新たな戦争を起こさなかった。彼の外交政策は過去数十年でベストであり、ロシアや中国、北朝鮮にも優しく接した。

FABVOX - odysee Channel



ハンガリーは古代国家で1100年の歴史がある。ハンガリー語を守ってきた文化を祝う。それは、今日の西洋社会の政治的思考の主流とはほど遠い。ハンガリーではいまだに愛国心が強く、そしてキリスト教的な価値観を大切にしている。イデオロギー的なレベルではなく、日々の暮らしの中で。」

欧州では、エゴが最も重要で、これが世界の中心だと言う一方で他の人は、それは真実ではないと言う世の中には私自身よりも私のエゴよりも大切なものがあるからです。家族、国家、神。だから、これら崇高なものに仕えなければならない。ハンガリーでは、これが社会の大多数を占めている。私のエゴを大切にする社会は、より西洋化された政治的要因をもたらす。私たちの憲法は「私たち」の焦点を当て、私たちが家族、国家、神とどのように繋がっているか。西側諸国の政治指導者は一番目のグループで、西ヨーロッパでは第二グループのそのような言葉はまったく流行らない。」

FABVOX - odysee Channel



欧米の場合、政治はインテリ層に主導されることが非常に多い。知識層はイデオロギストであることを好み、代数の観点から特別なアプローチをする。イデオロギーというのは非常に難しいもので、排他的ですつまり、リベラル派が「これが社会の解釈だ」と言うとき、「これが社会を理解する唯一の方法だ」ということを意味する。これと違うことをすれば、善人にはなれない。私たちには別の解釈がある。キリスト教的な解釈と、国家的な解釈、人権と社会についてより伝統的な解釈です。しかし、彼らはそれを受け入れることができない。だから私たちは多元的で、彼らは覇権主義的なのです。それが問題です。

FABVOX - odysee Channel

「(タッカー)そこに、”不寛容”が彼らのイデオロギーの一部として組み込まれている?(オルバン首相)リベラルのイデオロギーは基本的にそうです。リベラルは、元来、自由を意味する。しかし今、ヨーロッパではリベラルとは自由の敵を意味します。覇権主義的で、社会、価値観、そして人間として概念をも要求するからです。つまり。リベラルは自由を敵視している。それが私たちの見方です。

FABVOX - odysee Channel


このオルバン首相の発言や考え方に同調し共感できる人も多いのではないでしょうか?

私、九兵衛はYouTubeでもグローバリストの思想の根底とその姿に「失敗した啓蒙思想を反省なく引き継ぎ、知識層による利己主義的に共産化した利益誘導集団」と定義づけしています。
そして、それは他の異なる考え方を認めず排他的であり、文化や伝統は邪魔でしかなく、行動を押し付けるものです。しかし、より崇高な姿勢は他をも尊重し理解し調和を図るものであって、それは宗教や民族の伝統のよって生まれた道徳感がベースになっています。道徳感がある調和主義を実践しているのは欧米ではなく、日本やロシアやイベリア半島などのカトリック教国と言えます。

ハンガリーは東方正教会ではなくカトリックが多い国です。宗教は異なるものの、宗教からの「道徳感は似ている」と思えますね。

以下のYouTubeの後半の「文明の衝突」で関連した考察をご覧いただけます。




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