見出し画像

すれちがい通信

3DS、持ってました?
私のゲームデビューは小6。誕生日に3DSを買ってもらいました。弟も同じタイミング(当時小3)でゲームデビューだったから、私は6年生まで我慢したのに〜ずるい!と思ってたなあ。兄弟あるあるですよね、多分。「太鼓の達人」ばっかりやってた(すぐ壊して画面バキバキになった)。

で、3DSの機能にあるんです「すれちがい通信」。
本体を持つ人同士がすれ違うと、お互いのゲームに遊びに行く(?)みたいな。

ま、今回のお話とは全然関係ないんだけど!

街中ですれちがった人やレストランで隣合った人の会話を盗み聞きして楽しむという趣味(趣味ワル〜)があります。他人の会話聞いちゃいがち。その中で誰かに話すほどではないけど、ちょっと共有したいな〜と思った「素敵すれちがい」を書いていきます!いぇーい!ぱちぱち!

①当て馬

「それ当て馬じゃん」
「え?」
「少女漫画で習わなかった?当て馬!」

これは超最近、駅に向かう途中で聞こえてきた女子高生の会話です。当て馬とはなにか理解してなさそうな子と興奮ぎみの女子の2人組。
前後の文脈も話の内容もまるで分からないんだけど、逆に妄想が捗る。


「少女漫画で習わなかった?

っていうのが良いですよね。少女漫画は東京の女子高生にとっても恋愛の教科書(そういうこと?)なんだな、と、勝手に心の距離が近づいた気分になる私。

(ここから話の脱線入りまーす。私、東京JK恐怖症を乗り越えたのつい最近なんですよ。スカート膝下を死守した田舎JKだった私は、スカート短いし髪色明るいしメイクもしてる可愛い東京のJKを初めてみた時衝撃を受けました。文化の違い!!!!
で、芋JDの私よりだいぶ垢抜けてらっしゃるから、怖いな〜って思ってました。
でも、最近は女子高生かわいいなって思うようになったかも、歳かな、もう大学生でもなくなっちゃうしな……。はい、脱線終わり)

そして、この言葉から多分漫画の話ではなさそう、フィクションというよりも現実の恋バナの匂いがぷんぷんしません?(そういうことにしたい)
えーー日常会話で「当て馬」ってどんなときに使うんだろ。この女の子が無意識小悪魔系だったりするのかな、無意識って1番怖いね、他の男の子に気があるフリして、本命を落としにかかってるんですか〜〜ひゃーー悪女じゃん!♡ 妄想です。

私、当て馬ポジションのキャラ大好きなんですよね!『青野くんに触りたいから死にたい』の藤本くんとか、『やまとは恋のまほろば』の可児江氏とか!いやまぁ、どっちも連載終わってないから今後どうなるのか分かんないけど、当て馬が似合うんだわ〜。不憫!報われない!お前は良い奴だよ〜!って感情ぐわんぐわんに動かされちゃうよね、彼らには。
 えへ、唐突におすすめ漫画の布教しちゃった、みんな読んでみて!誰か一緒に感想話そ!
そしてJK2人組には幸せな未来が待ってますように!

②男の子


 バイトに行く途中の駅ナカで、私の前を親子3人が仲良く手を繋いで歩いてまして。
お母さん、男の子、お父さんという並び。両手を繋がれると、小さい子って少しバンザイしてる様なシルエットになるじゃないですか、あれ、幸せの形の1つですよね。ワン オブ 幸せの形。

 その男の子、お母さんとお父さんの顔をにこにこ笑顔で交互に見てるんですよ!ひぃ可愛い、その笑顔にギューンと胸を撃ち抜かれる私!!
家族でお出かけ、きっと嬉しくてたまらないんだろうなぁ、うわぁこんな幸せのおすそ分けしてもらっていいの!?(勝手に盗み見てるだけ)って、心がぽかぽかしてきて、それで、ちょっと感動して泣きました。いや、泣く!?って自分でも焦りました。

 同時に、脳裏には小さい頃の思い出が浮かんでました。幼稚園生の頃の話。叔父、私、父、の順で手を繋いで歩いてたときのことです。

あの、ぴょーん!ってするやつ、分かります?
せーの!で、大人に手を引っ張ってもらって、真ん中の子どもがぴょーん!ってジャンプするやつ。やりませんでした?小さい頃。



それをしてもらって、まあ、それは見事に膝から落ちまして、アスファルトにズザザザーーーッって両膝擦りむいたなあ……(今でも両膝にうっすらかさぶたのあとある)っていう記憶。
どうして膝曲げたん6歳の私!足から着地せい!
 こどもの頃から運動神経がね、よろしくなかったね、っていうことを思い出してました。

ま、私の回想は置いておくとして!
小さい子の幸せパワーって伝染するんだなあ、としみじみ。純粋な魂!に触れた気がして、将来のこととか全然考えてないけどこういう瞬間を見ると、家族って、こどもっていいなとか思っちゃうから単純ですねえ。

③スープ

 これはね、バイト先でのお話。
 私は顔合わせとかもあるような料亭でバイトをしてるんですが、顔合わせってめちゃくちゃ面白い。当人たちはとても緊張されているのは分かった上で、入ってくる会話が楽しいったら。そいったらほいったら。

その人の小さい頃の話だったり、地元の話だったり(たまに福岡出身の人来ると混ざりたくなる)、特殊な状況下だからこそ生まれる会話ってすごく興味深いです。
 愛想良くお話されていた、新婦のお父様が新郎家族がお帰りになったあと「あ〜〜疲れた〜!!」って本音ダダ漏れの姿を目撃したり、「わ、この人姑さんになるのか〜、お嫁さん大変そうだな」と、まあ他人なのでね、失礼極まりないことを考えたり。それから会話に心の中で突っ込んだり一緒に笑ったりしてます。

(だからたまに盛大にポカをかまします。反省してます。あんまりミスしないけど、やらかした時のポカがでかいタイプです)

でね、その顔合わせで出会った素敵な母娘の話。
話の流れはよく分かってないんだけど、新婦さんのお家とご実家が近い、ってことを多分話してたときに、新婦さんが

「スープが冷めない距離に住んでいます」

って言ったのが耳に入ってきて。

なにその胸キュンな言葉遣いは!絶対いつか脚本で使おう!と思ったんです(だからこれは未来の脚本のセリフのネタバレです)。

良くない?「スープが冷めない距離」って言葉はさ、多分頻繁にお互いの家を行き来してご飯をわけっこしてないと出てこないと思うんですよね。母娘ともに素敵な人たちだったので納得したな〜。

一瞬でファンになりましたね、その新婦様の。絶対幸せになって欲しい人ランキング第1位(草野調べ)(対象はお顔合わせのお客様)
まあこれはちょっと言い過ぎだけどー、そのお顔合わせが1番印象深かったな。そんな素敵な言葉を使える女性になりたいものです。


はい!最近の「素敵すれちがい」でした。

もっと一つ一つのすれちがいを簡潔に書くつもりだったのに長々と書いちゃった。だってほぼレポート1本分くらいの分量。びっくりびっくり。
「すれちがい通信」は今後も書いていこう〜。毎日面白いすれちがいとか素敵な一瞬の出会い繰り返してるはずなのに、メモしておかないと忘れちゃうからな。私の悪趣味にも意味が出るってわけよ!

あと気付いたんだけど語彙力足りてない!
(文章書くの割と得意かも、とか自惚れてたけどそんなことないわ)もっと身につけたい〜。ノリと勢いで文章書いてるので、そういうものに加えて、きちんと伝わるオシャレな文章も今後書けるようになりたいな!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?