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旧派俳人の〈色紙2〉

つむぎです!!

GWのトンネルを抜けると、そこは梅雨の入口だった!
ジメジメの鬱陶しい季節が、ぬるんぬるんと足音??を立てて、
それはそれは「千と千尋の神隠し」の「オクサレサマ」のように、
ロゾロゾロゾリと近づいてくる季節になりましたぁ。

でも!!

アタシは、銀色のお腹をキラッキラに輝かせて、
ヒュンヒュン飛び回るツバメちゃんのように、このジメジメ空気を、
思いっきりに切りさいて、五月病も遠ざけてやるのです!!!
みなさんも素敵な青空笑顔で、毎日を過ごしてくださいね!

さてさて、今日の一枚は、こちら!!

加藤犀水(正治)


署名は「七十六叟 犀水」で落款は「正治」

ごめんなさい!!! 
犀水さんって、誰?!!
アタシ、まったく分からない!!!

そこで、アタシはグーグルさんに検索をかけてみた!
するとなんと、あの!! 誰もが知る、あの!!
巌谷小波ちゃんのお弟子さんだったんだって!

それにそれに、東京卒の先生だったんだって!
えら~いお方だったのね~。ごめんあそばせ(笑)!!

でもでもでも、そんな偉い先生まで親しめるのが俳句!
俳句の裾野ってすごいなあ!!

そう思って検索してたら、加藤先生、漫画になってたよ!!!
権威的なところは、うん。かな~り下がっちゃったけど(笑)
その分、親しみやすさは、ぐ~んとアップだ(笑)!!!

良かったら、みんなも漫画を読んで、
加藤正治先生と生坂村を応援してあげてネ!!! 
記事のリンクはコチラだよ。


さてさて! 
色紙の一句をアタシなりに読んでみたのが、コチラ!!

硯屏や印譜に香る冬至梅

加藤先生!! 激ムズだよ!!(笑)!!
知らないよ!! 「硯屏」って何さ(笑)!!

そこでアタシはアタシの小さな脳ミソンを、頭蓋骨の洞窟で、
コロンコロンと転がしながら(笑)頑張って頑張って調べてみたさ!!
そしたら、ニッコク様に書いてあったさ!! ありがとうニッコク様!!

硯屏(けんびょう)
硯のそばに立てて、ほこりなどを防ぐ小さい衝立ふうのもの。
青磁・陶・銅・唐木細工など種々のものがある。

全然イメージ湧かない(笑)!!
硯に立てる屏風みたいなものってアンタ!!!
どんだけお洒落で、どんだけ「スズリ愛」ほとばしってるのよ(笑)!!

アタシは「へええ~~」ってなったね。
さすが東大卒の先生。いろんな言葉を知ってるなって。
そして「へえー」ってなったまま「印譜」……

だから「印譜」って何よ(笑)!!
一難去ってまた一難(笑)!!!
アタシは迷わずニッコク様に飛びついた(笑)!

印譜(いんぷ)
いろいろの印影を集めた書物。古印を集めたもの、一人または数人の印影を集めたものなどがあり、宋の「宣和印譜」をはじめとする。

だから、イメージ湧かないのよ!!
印影って何?!
そこでグーグル様で「印影」を検索してみただわさ!!
そしたら、ハンコをバンバン捺した本だってザックリ分かった(笑)

もう、最初からハンコをバンバン捺した本って言って(笑)!
アタシ「インプ」なんてメガテンに出て来る悪魔キャラしか知らない(笑)

下五の「冬至梅」は「とうじうめ」とか「とうじばい」って読むんだって。
アタシ的には「とうじうめ」がいいな!!
演芸品種のうめで、冬至の頃に白い花を咲かせるんだって!

そこで、トータルすると、こういうことだわさ!

硯屏や印譜に香る冬至梅
(けんびょうや いんぷにかをる とうじばい)

ってことだよね?! 加藤先生??!!
アタシ、単位出る?!(笑)

そこでアタシ、パキーンのパコーンって気付いた!
「この絵は冬至梅なんだってことにね!!!」
って、もはや「名探偵コナン」の園子ちゃんのノリよ(笑)

アタシが思うに、きっと加藤先生はえらーい先生だったし、
それに、ネット調べだと先生って「墨蹟」の蒐集家だったんだって!

……で、「墨蹟」って何(笑)!!
今日、なんか、ひとつひとつのコトバがアタシの敵じゃない?!(笑)

墨蹟は、墨で書いた筆跡のことなんだ。へえー。
先生、きっとアタシみたいに古い人たちが大好きなんだな!
だから、古い人たちの書いたものに囲まれて、メデメデしてたに違いない!

季節は冬。加藤先生は机に向かって硯で墨でも擦りながら、
昔の人に思いを馳せて、傍らに置いた書画家のハンコ集を、
きっとニマニマしながら見つつ(笑) 何か書こうとしてたのかも。

そしたら、折しも冬至で、スリスリしてた墨の香りに混じって、
お部屋に置いていた鉢植えなのか、冬至梅の香りが漂ってきた。
それは、ひとつひとつの印影にかぎろい立つ、
いにしえの人たちの思いや魂の幻影みたいなものなんじゃないのかな。

そしてそれはひょっとすると、硯屏に描かれた冬至梅でもあって、
もしかすると、その硯屏の絵にも作者の落款があったりして、
もうなんだか、現実の梅の香りと、作品の梅の香りが入り混じって、
もう加藤先生は、きっと恍惚だったんじゃないかな(笑)!!

アタシはこんな風に一句を鑑賞してみました。
みなさんはいかがですか?!
みなさんの読み解き方も教えてくださいね!!

でもでも加藤先生!!
今度会うときは、もうちょっと優しい言葉の句にしてください(笑)!

今日は俳人犀水こと加藤正治先生の紹介でした!

まったねー!



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