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歯医者が怖い2




私は歯医者が怖い。
歯医者へ行くのが大嫌い。
だから夜の歯磨きは念入りに10分以上している。
けれど…やっぱり過去治療した歯は3年~7年で再治療が必要になる。
先延ばしにしていたけど。

昨年次女が親知らずを2本抜いた。
やや腫れた頬。
「大丈夫」って数時間毎に痛み止めを飲んでいる様子を見て自分もがんばろうと奮い立った。

歯医者って沢山あるけれど、やっぱり新しく人気があるところが良いみたい。
次女の行っている歯科へ通う事にした。

歯医者へ行くとなると前の週から気が重い。
歯医者の椅子に座るとやっぱり怖い。
予約しているのにどうしても行けなくてキャンセルしてしまう事もある。

なぜここまで怖いのか?と思い出してみると、小学生の頃、麻酔なしで奥歯を抜かれた事があった。
小学生の頃、奥歯の歯茎が腫れて歯医者へ。
椅子に座って30分、うとうとしているとおもむろに歯医者さんが近付いてきて「はい、口を開けて」と「一瞬痛いからね」の言葉と同時に歯が抜かれた。
治療の説明全く無し。
歯の根はまだしっかり1cmは付いていた。
心臓が止まるほど痛くて泣いた。
歯医者さんは歯を手渡して笑って去っていった。
あれは絶対麻酔忘れだと思う。
血の気が引き、数歩歩いてはうずくまりながら家まで歩いて帰った。

やっぱりあの事があったからかな。
今でも歯医者が怖い。
何をされるか分からないから怖い。
今通っている歯医者さんは腕が良くて今日何をするかをしっかり教えてくれる。
次女の親知らずも痛み無く抜いてくれて、次女も歯医者を怖がる事無く過ごしている。

ちょっと前に島田秀平さんがオカルト番組で「55515を唱えると痛みに耐えられる」と言っていたので咄嗟にメモをとった。
待ち合い室で唱えながら待とう。

いざ!

「今日はお母さんですね」
「お母さん、ではこちらへ」
「お母さん、お席へどうぞ」
「お母さん口を開けて下さい」
お母さんと呼ばれると笑いそうになる。
いつまでお母さんと呼ばれるのだろう?
歯科医の子供ができましたと思ってがんばって通おう。

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