泣いておけば良かったかな

長女が高校を卒業しました。
小学校中学校と友達と呼べるような友達が1人もできなかった長女。
私のせいかな。と今も思うけれど。

高校では、友達って呼んでもいいかな？くらいの友達はできたらしい。
家に遊びに来るほどの友達はいなかったけど。

卒業式は写真もあまりとらせてくれなくて。
マスクも取らないし。
そんな年齢かな。

この前入学したのにな。
もう卒業なんだね。

長女の高校は制服が無かった。
式のある日はリクルートスーツで登校。あとは相応しい格好で登校。
制服が無いから、制服を着崩している人がいない。
クラス単位での授業じゃなくて、一つ一つが選択授業だった。
こういう校風が集団に入れない長女にも居場所があったのかもしれない。

早ぁ。
長女が高校卒業だってさ。


長女の幼稚園の卒園式、本当に泣きそうになったんだ。
イヤイヤ期や送り迎えも大変だった。
入園式は子供の列に並べなくて1人私の横で式を過ごした。
卒園式はちゃんと子供の列に並んで入場した。
それだけで私の涙腺は崩壊寸前だった。
その時は「これが終わりじゃない。泣くのは高校卒業式だ」って涙を我慢したけど、高校の卒業式、泣けない。
いい高校生活を過ごせたのは本当に良かったと思う。けど、泣けない。笑

卒園式、きっとあの時程子供の成長を感じる事はない。
何もできなかった子供が自分の足で学校に通えるようになるまでの濃く短い、怒って泣いてぶつかった怒涛の日々。
あの時、泣いておけば良かったかな。

呑気な顔で眠る長女。
ま、いっか。

卒業、おめでとう。