第2期統率者神挑戦者決定戦
1-5の負けレポです。
デッキは《打ち砕かれた者、ジョン・イレニカス/Jon Irenicus, Shattered One》。
当日も全試合でテキストを確認されたので一応テキストも掲載。
要するに毎ターンクリーチャーを1枚誰かに渡して、渡したクリーチャーが殴るとドローできるという能力。使嗾+生贄にできない+タップ状態で渡すため、除去やブロックでの相打ち以外では処理されにくく、そこそこ安定してドローができる。
デッキリストは以下の通り。
当初は強烈なデメリット持ちの生物を押し付ける構成だったが、相手を縛りきれない割にヘイトばかり買ってしまったため、テンポ+回避能力重視の方向性に。
唯一の例外は《漆黒の刃の死神/Ebonblade Reaper》。殴った側と殴られた側のライフを半分にするという能力で、むかつき2枚を機能不全にできるのが嬉しい。
各ラウンドレポート
R1 負け
イレニカス→○ログティム→ナジーラ→5Cシッセイ
1マリからのレモラキープ。ナジーラもエスパーの歩哨を出して盤石かと思われたが、2ターン目にログティムに走られ、ピッチも1マナカウンターも引けずに負け。
R2 負け
イレニカス→5Cニヴ→○ダーゴジェスカ→キキジキ
こつこつとクリーチャーをバラまいてドローを進めるも、カウンターとコンボパーツを引き込めず。虎の子の白鳥の歌でキキジキのドラスト止めた直後に、ダーゴジェスカのアルターを止められずに負け。
こういう卓は紅蓮破全部こっちに来るのがちょっと辛い。
R3 勝ち
○イレニカス→星山脈→コジレック
イレニカスで多少ドローはしたものの、それとは無関係にむかつきが通って勝ち。三球にサイクロンの裂け目打てて助かった。
R4 負け
ブレイヤ→○テシャール→イレニカス→ニヴ
テシャール以外全員土地詰まり。ブレイヤは直観でセヴィン+フェッチ+フェッチとか探してた。
テシャールの陰極器ループが止まらずに負け。
R5 引き分け
イレニカス→二ヴ→ウィノータ→星山脈(スタートプレイヤーは失念)
星山脈から上天の閃光が出てきてイレニカスとウィノータが機能不全に。ダメ押しの血染めの月で完全にお通夜。
サイクロンの裂け目で強引にネクロポーテンスを設置したが、ライフが足りずに動ききれず。
R6 負け
イレニカス→〇トラティム→ブレイヤ→トラアキリ(スタートプレイヤーは失念)
どう考えても全ツッパすべきではない場面で全ツッパして止められ、直後にトラティムに寿司を握られて負け。トラティムに切るべきカウンターも使わせてしまったので、紛れもなく戦犯。
総評
フリプも含めると案外ポテンシャルを感じることができたが、「殴りつつドロー」という方向性ではティムナ・百合子・エドリックあたりの下位互換っぽさが否めなかった。ドロー量で勝てない。
自ターンにドローできないのが特に辛く、DDコンボが採用できなかった。
デメリット持ちを押しつける方向で調整すれば独自性は出せそうだが、それが強いのかどうかは未知数。楽しいデッキではあるので、しばらくはこの方向で調整してみたい。
おまけ: ルール上の注意点
かなり見慣れない能力なので、細々とした挙動が分からずにジャッジを呼ばれる場面があった。なんなら自分も誤認していた項目も。
ドローはイレニカス依存
使嗾や生贄不可はクリーチャー自体に付与されるが、ドローはイレニカス自身の能力。イレニカスが除去されるとドローはできない。
逆に言えば金粉のドレイクなんかがアタックしてもドローできる。
プレイヤー敗北時の処理
イレニカスでクリーチャーを渡したプレイヤーが敗北した場合は、クリーチャーのコントロールは自分に戻ってくる。
リアニメイトや袖の下などでコントロールしていたクリーチャーは追放されるので、それらとの挙動の違いには注意する。
1対1になった場合の使嗾
使嗾は「そのクリーチャーは、可能なら各戦闘で攻撃し、可能ならあなたでないプレイヤーを攻撃する。」という能力。
MTGの黄金律「実行不可能な指示は無視する」に基づき、後半だけが無視されてこっちを殴ってくる。
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