『氷の城壁』も読もうぜ
この記事は『好きなコンテンツを語ろうぜ AdventCalendar 2022』の12日目の記事です。
前日の記事はまっちゃさんによる『2023年の手帳の話』でした。
最近はInkdropとGoogleカレンダーで大体済ませてしまっていますが、手書きも好きなんですよね。久々にモレスキン引っ張り出してこようかな。
12/12現在、翌日の登録がまだない状態です。みんな好きなコンテンツを語ろうぜ……!
『正反対な君と僕』は読んでるよね?
え、読んでない?じゃあ読みましょう。ジャンプ+で最新話まで初回無料で読めます。
2人が付き合い始めるところから始まる本作品。付き合い始めのとにかく甘酸っぱい感じが魅力ですが、それ以上に推したいのが心理描写。
全体的にデフォルメの効いた漫画的表現が多いんですが、心理描写に関してはとにかくリアル。そして細やか。
鈴木さんと谷くん以外の"正反対な君と僕"の関係性もじわじわと進んできており、今後も目が離せません。
正直こちらでも1記事書けるくらいなんですが、キリがないのでこの辺で。ちなみに私の推しは西さんです。
『氷の城壁』は良いぞ
『正反対な君と僕』の作者、阿賀沢紅茶先生の過去作品。残念ながら書籍化はされていませんが、各種電子書籍配信サービスで読めます。
オススメはLINEマンガ。連載当時にメインで掲載していた媒体だったようで、休載時のオマケ漫画なんかも全部読めます。今だと48話までは無料で読めるらしい。
ただし課金しても読み返せるのは限られた期間だけなので、何度も読む場合は下記リンクの「購入できる電子書店」で購入するのがオススメ。
自分はLINEマンガで1日1話ずつ読むのに耐え切れずに課金し、読み返すために結局別サービスで購入しました。
で、どんな漫画なのさ
『正反対な君と僕』が付き合い始めるところから始まる作品なら、こちらは2人が出会うところから始まる作品。
正反対であるが故に惹かれあった『正反対な君と僕』に対し、小雪は引きます。とにかく引きます。序盤は甘酸っぱさ皆無。
段々と打ち解けてはいきますが、次に待っているのは誤解から生じる行き違いだったり、各々に根づいたトラウマだったり。公式の紹介文にもある通りもどかしさすら感じます。
これらがじわりじわりと変化していくわけです。ゆっくりと時間をかけて、氷が融けるように。『正反対な君と僕』でも見られる巧みな心理描写でもって、丁寧に描いていく。これがたまらない。
『氷の城壁』というタイトルは言わずもがな主人公である氷川小雪の心の中にある「壁」な訳ですが、多くの登場人物の心の中にも「壁」があります。それぞれの「壁」と、それが崩れていく様子が本作の中核をなしています。
こう書いていると重たい漫画のようですが、コメディ要素もたっぷり入っているし、中盤からはしっかり甘酸っぱいのでご安心(?)を。
終盤はかなりハラハラする展開もありますが、これ以上語るのも野暮というもの。この先はキミ自身の目で確かめてくれ!
ところで、私は縦スクロールの漫画に対して苦手意識がありました。読んでみてもいまいち入りこめなかったり、なんとなく読みづらさを感じてしまったり。本作については全くそれを意識せずに読めました。食わず嫌い良くないね。
オススメの縦スクロール漫画があったら是非教えてください。