緑単EDHカードレビュー『カルロフ邸殺人事件』
都合4度目となるラヴニカ来訪。テーマが裏向きと調査ということもあり、やや雲行きが怪しいが果たして……?
各カードレビュー
Emissary Green
宝物がタップインではないことに驚愕した1枚。やればできるじゃん。
相応に強力な能力だが、ティヴィットと違ってコンボにはならないため、どちらに投票されても許容できる盤面を作る必要があるのが難しいところ。《西の樹の木霊》にはすんなり入りそう。
下生えの偵察者
なんでタップインなんだよ!!!!!!
事件現場の分析者
なんか最近墓地から土地戻すカード多くない……?
自己完結しているとはいえ、合計6マナはやや重め。ゲームレンジ長めのカジュアル帯で、マナ基盤を安定させるのには良さそう。
人道に対する膿
今回のベストカード名賞とベスト邦訳賞をダブル受賞。
緑では初の枚数制限を無視するカード。緑は織端の石にアクセスする手段に乏しいのが残念。
大ドルイドの魔除け
《大◯◯の魔除け》メガサイクルの緑版。魔除けなのにモードが実質5つある。多い。
やや重めだが、どのモードも有用。指輪を追放できるのも嬉しい。緑単は油断すると緑トリプルシンボルが出せないことがあるので要注意。
密室の温室の事件
序盤は弱い《ムル・ダヤの巫女》だが、土地が並べばトップからもプレイできる。この手のカードでエンチャントも含まれているのは珍しい。
ある程度土地を並べつつクリーチャーでチェインするデッキで使うことになる。つまりギラ木である。本当に入れるかどうかは未定。
痛烈な質問
どんどん強くなっていく格闘除去。とうとう1マナで一方格闘になった。多分そろそろ1マナインスタント一方格闘が刷られるはずなので、期待で胸がふくらむ。
花粉の分析
《ウルヴェンワルド横断》が証拠収集になって帰ってk……1行目「拠収集」になってるなこれ。
横断よりも条件達成は容易。サーチが足りていないならぜひとも入れたい。
追跡調査
ギランラのようなドローできるジェネラルであれば一考の余地がある。とはいえ相手ターンにも誘発させられないとやや弱いか……?
緑単よりも素直にタトヨヴァあたりで使うのが良さそう。
総評
得るものはあったが、正直やや不作という印象。裏向きや調査が緑単で活かしづらいのがネック。
《霊園の庭師、イェドラ》は大幅に強化された……んだろうか。一度組んでみても良いかもしれない。
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