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やっぱりピアノなのだ
そんなにないけれど、気持ちが沈むとき、頭にきたとき、モヤッとしたとき、やっぱりピアノなのだ
私にとってピアノは、心を安定させてくれる大切な存在
小さい頃から習っていて、辞めたいことは山程あったし、ピアノのために我慢をしなくちゃいけないことも沢山あった
特に音大に行くと決めてからのレッスンは、辛いことの方多かった
毎回、先生にご挨拶をして教室のドアを閉めると涙が流れた
あんなに練習しても、まだだめか…と言う思いと、言われた通りに出来ない悔しさ
自転車を泣きながらこいで帰っていた
今でも、人前で弾かせていただくときは一生懸命練習する
これが今の精一杯だなって思うまで
少し前に友達から聞いた話しがひっかかり、なんだかなぁって気持ちがしばらく続いていた
そんな時は、物事を悪く考えがちになって、更に気持ちがなんだかなぁになって、ピアノを弾く気にもならず
でも、弾かないと指が動かなくなると、重い腰をあげ、とりあえず練習曲を弾いてみる
だんだん音に集中してきて心が無になる
そうすると何時間もピアノを弾いている
そして、気がつくと心がとてもクリアになっている
私にとってピアノは、心の安定剤なのだ
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