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入れ墨客の一律【入浴拒否】は、行き過ぎだ

🔵入れ墨客の一律入浴拒否」は、行き過ぎだ


⏺️当たり前の習慣、民族の風習という国もある


⬛️入れ墨を理由に外国人観光客の入浴を断ることは法律的に問題ないのか


「入れ墨・タトゥーをされた方の入場は固くお断りします」。


・プール


・公衆浴場


➡️このような利用規制の張り紙を目にしたことのある人は多い。


⬛️観光庁が発表したアンケート結果


⏹️アンケートは、ホテルや旅館など3768施設を対象に実施


全国の宿泊施設の56%が、温泉や大浴場での入れ墨客の入浴を拒否している。


➡️581施設から回答があった。


・56%が拒否


・31%が許可


・13%が入れ墨をシールで隠すなどの一部条件付きで許可


⏹️観光客の入浴を一律に断ることについて


さまざまな議論があり、観光庁が実態調査に乗り出している。


【外国での考え方】


入れ墨をファッションの一部とする考え方


民族の風習で入れるケース


➡️入れ墨を理由に外国人観光客の入浴を断ることは問題はないのだろうか。


ここから、社会問題について詳しく説明していきます。



⬛️民間施設も公共性が強くなると「違法」の可能性


⚠️その施設が民間であることを前提としての話


⏹️施設にも営業の自由がある


本来、誰を入浴させて誰を拒否するのかという選択は、自由。


不合理な差別的扱いは、国際人権B規約や人種差別撤廃条約にも違反。


⏹️憲法の定める『法の下の平等』の理念


➡️これに反することになると、不法行為として違法と評価されることもある。



★【具体例】


小樽の銭湯


外国人を一律に拒否した銭湯に対して、2002年に札幌地裁で損害賠償請求が認められている。


➡️民間であっても公共性が強くなれば、違法とされる可能性も高くなる。


「背中一面の菩薩像」といったレベルの入れ墨だと、周りの客も驚いてゆっくり入浴できない。


⬛️当たり前の習慣、民族の風習という国もある


⏹️施設側にも一定の合理的な理由はある


日本人


外国人


➡️これらを問わず、入れ墨をしている人が入浴していると、ほかの入浴客が不快になったり、それがきっかけで客離れを招きかねないからである。



⬛️ここで想定されている『入れ墨』とは何か、ということを考える必要がある


❌入れ墨の習慣のない日本人には特殊なイメージ。


⭕️海外ではごく当たり前の習慣だという国も少なからずある。


➡️民族の風習であれば、是非はともかく特殊性はない。


🌸【まとめ】入れ墨・タトゥーについて


①入れ墨(タトゥーを含む)だから一律に拒否するのは、『外国人だから拒否しているのと変わらず、違法だ』と判断される。


②入れ墨といえば確かに、龍の彫り物などまさにヤクザのイメージですが、タトゥーという呼ばれ方もしている。


③タトゥーは従来の入れ墨と異なり、ワンポイントのイメージです。


日本でも、小さなタトゥーをしている人はそれほど珍しくなくなった。


➡️こうした状況から、日本人でも外国人でも一律禁止は行き過ぎである。

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