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【TXT】テヒョンの歌声を堪能する厳選12曲+α【playlist紹介】

みなさまこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
3ヶ月前にテヒョン誕の記事のラストで突然プレイリストを置いて去りました。

やはり置いて去るだけでは物足りないので、本日は私がテヒョンの歌声のどういうところが好きなのか、プレイリストを眺めながら語らせていただきます。カムバの前にどうしても更新したかった記事です。なぜか? 新曲の如何によってはプレイリストが変わってしまうかもしれないから!!!
これまでテヒョンの歌にあまり注目(注耳?)してこなかった方に「へえ~!」と思っていただけたらこんなに嬉しいことはありません。カンテペンの皆様におかれましては私が気づいていない彼の魅力をプレゼンしていただけますと幸いです。まだまだ入門者なもので。

正直、選曲には苦労しました。『テヒョンの歌声を堪能する』と銘打ってはみたものの、どの曲を聴いても聴きどころがあります。ですが騙されたと思ってお手持ちの再生機器にこの曲順で並べてみてください。後悔はさせません。

1. Force 

私はなぜテヒョンの歌が好きなのか、これには明確な理由があります。それは『母音が明るいから』。
まずはこちらをお聴きください。

~~〜~〜~~~ああ~〜~
ここ、ものすごくよくないですか? ——よい。
丁寧に歌っているのもあり、ひとつひとつの母音が綺麗に聴こえてきます。まるで雫みたいに。

ところで韓国語の入門書を開いたことがある方はこんな記述を目にしたことがありませんか。
『韓国語の아の発音は日本語のあとほぼ同じです』
本当に……??? 万物に疑いの眼差しを向ける私は真相を知ろうと努めました。

日本語のあ [ä]『非円唇中舌広母音』
韓国語の아 [a]『非円唇前舌広母音』
参考: 韓国語の発音 ~単母音を日本語の「あいうえお」の発音とも比較してみた~

やっぱり違うんじゃないか! 前舌・中舌・後舌というのは舌の最も高くなる位置の違いです。日本語では前舌・後舌を区別しないため後に続く子音に因るそうです(参考: wikipedia)。
韓国語の「아」に関しては「/a/ は中舌寄りの [ɐ] である」と記載されており、なんのこっちゃと思ったので英語版wiki先生に訊いてみました。
『아 is closer to a near-open central vowel ([ɐ]), though ⟨a⟩ is still used for tradition.』
near-open central vowelの和訳は『中舌狭めの広母音』。
しかし、日本語の「あ」の説明にもこう書いてありました。「/a/ は中舌的であり、完全な広母音でもない」それはつまり『中舌狭めの広母音』なのでは……? 図書館へ行き、音声学の本を覗いてみましたが明確なことはわかりませんでした。
こちらの資料(日本語を母語とする韓国語学習者のための韓国語の発音教育)では学習者のために発音を詳しく説明してくださっています(平音・激音・濃音はティッシュで練習すればよいらしい)。아を発音する際は意識的に下顎を動かすようにするのがポイントなんですね。

では実際に彼らは「아」を発音するとき、そんなに大きく口を開けているのだろうか?

あ

母音の違い云々ではなく、テヒョンの口が大きいことが明るさの原因のように思えてきました。文中で発音する아はそんなに開いている印象がないので。しかし아は어と区別される必要があるため明瞭に発音される傾向にありそう、ということでひとまず納得することにしました。音声学にお詳しい方、是非ご見解を…!

テヒョンの歌声はとても明るいです。本当に明るい。どんな悪天候だろうと雲を吹き飛ばしてくれます。特に日本語ver.を聴くとき、ひときわそう感じます。
じゃあなんでプレイリストにCrownが入っていないんだとツッコミを受けそうですが、やはり1曲目はForceで始めたかったから。『君と未来を守りたいんだ』は原曲よりFIRST TAKEが断然好きです。


2. 세계가 불타버린밤, 우린… (Can’t You See Me?) 

イントロのいぇ〜いぇ〜いぇ〜いぇ〜〜が印象的な曲です。サビの『Can’t You See Me?↑↑↑』と語尾を巻き上げる歌い方が気になると初投稿のnoteに書きました。私は巻き上げ歌唱法と名づけましたが、専門的にはヒーカップ唱法と呼称されるようです。
自分がどうしてこの歌い方に固執するのかずっと不思議だったのですが、最近謎が解けました。10代の頃に椎名林檎さんばかり聴いて過ごしていたからだと思います。彼女の歌い方は語尾をあげるというより息継ぎに音程を持たせている感じなのでテヒョンとは少し違いますが、通じるところがあります。B’zの稲葉さんにより近いかな。
テヒョンはいつからこの歌い方を取り入れたのでしょうか。Crownではもう登場していますし、Over And Over Againではほんの一部でだけ聴くことができます。このアーティストの影響を受けたに違いない、と思い当たる方は是非ご教示ください。
この歌唱法を随所に取り入れているテヒョンですが、おそらくは気分でやっているわけではなく「ここでは入れよう、ここでは語尾を切ろう」と効果的に使っているように感じます。個人的にインタビューしたわけではないので単なる想像ですが、聴きながら「お、ここはあえてそのまま歌うんだな」と思う箇所があるので意図的なものと認識しています。他のメンバーもときどきやっていますが(たとえばForceのヨンジュンもそれらしい)、テヒョンほどの使い手はいません。この工夫により彼は可愛さ・爽やかさ・柔らかさ・悲痛さ・儚さ・狂おしさなど様々なニュアンスの表現に成功しているように感じます。PDさんと相談しながら匙加減を決めていっているのかな、と考えるだけで楽しいです。
CYSMではサビの語尾の処理がもはや効果音のようになっています。先日公開されたminisode2のアルバムプレビュー、Thursday’s Child Has Far To Goでもこの半効果音的な裏返りが炸裂していて期待度MAXです。

それと忘れてはいけない、最後のサビ。TXT楽曲は最後のサビでバックボーカルの嵐がしばしば訪れますが、この曲も然り。テヒョンの迫真的な高音が欠かせないと感じます。

3. Poppin’ Star

かつてテヒョンは「聴くだけで幸せになる曲」のひとつとしてPoppin’ Starを挙げていました。
はい!私もです!!!
この曲は原曲より先にSHINE X TOGHTHERのステージを見ました。

残念ながらフルバージョンではありませんでしたが、この短い時間で私は大変ハッピーになったものです。ACT BOYではダンスが加わって更に心躍る演出になっていました。2番のサビ頭でテヒョンの声が入るところで最高にハッピーを感じるので、ライブの定番曲にしていただきたいです。ブリッジの伸びやかな「あにゃ~~」が宇宙に響き渡り星を輝かせる名曲。「あにゃ~~」に続く「いばんかどぅとっとぅ〜りょ」でわざと喉を絞って歌うところもセットでお気に入りです。

4. 하굣길 (Way Home)

「この曲はEternityに収録されるはずだった」とテヒョンは私が知っている限りで2回口にしています。余程印象的なエピソードがあったのか、Eternityと同じ頃に収録したのかそれはわかりませんが、永遠が見え隠れする歌詞にTXT節を感じます。
うっすら怯えるように怪訝な雰囲気の漂うテヒョンの声のつくり方が好きです。この曲でどこが一番好きかと訊かれたら本当に頭を抱えます。多すぎて。
やはり外せないのはサビ。「たりょ~がたりょ~が」で、「た」の部分をわざと突っかかるように歌っています。どちらかというと「てりょ~がてりょ~が」に聴こえる。そして歌っているときの顔を見ると、口がすごく横に開いています。

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口ばかり見ていてすみません、飽きないんです。テヒョンが笑って歌っている曲は笑っていることが歌に表れます、映像を見なくてもわかるほどに。
口という観点から、私はPS5のTikTokが好きです。いーっと横に開く口も好きなのですが、それ以上にテヒョンの低音(中音?)があまりにも好き。

@txt.bighitent

#duet with @salemilese It's a hard question... #PS5

♬ PS5 Challenge - salem

下の動画を再生すると「え~~~ええ~~~~えええ~~~~~」(すみませんこれ以上どう表記していいかわからない)に飛ぶようになっています。この曲はゆっくりめで休符が多くてAメロBメロは伴奏も控え目なので、じっくり歌声を聴ける曲だなと感じます。WayHome最強説。

5. No Rules

選曲理由:かわいいから
テヒョンの輝かしいばかりのかわいさについては親愛なるのりしおさんのnoteをご覧ください。

「救急車を呼ぶレベルで大変」「歌っていて一番悲しくなる曲」などとメンバーたちが口を揃えていて、私はとても驚きました。そんな風には全く見えないからです。サビに入る直前「めいるくっくぉぅわっとん」でわざと声を上擦らせるような歌い方が癖になります。私が特に好きなところはラスサビ!「ち~ちょ~が~~yeah」というテヒョンonテヒョンの箇所です。「ち~ちょ~」までは三度でハモっているのですが、「が~~」でバックボーカルがさらに一音下がるところがめっちゃ好き!ここむしろバックがメインかというくらい音も大きいですし。

6. 5시 53분의 하늘에서 발견한 너와 나 (Blue Hour)

『ジャンルによって一番気にしてるのがリズムと歌う時のニュアンスなんですけど(中略)ディスコに少年らしい声をちょっと付け足すことにフォーカスを当てました』
このWeverse magazineの記事を読んだとき「そんなことまで考えているの⁈」と驚きました。すごく失礼な感想で申し訳ありません。テヒョンにしたらきっと当然のことなのだと思います、なぜなら歌手だから。
炸裂する少年voiceを一番味わえるのは最後の「(image)nation」のハモりかなと思います。そして彼がしばしば言及するグルーヴ感、1番Bメロの「You're the one that I want」の心躍る感じにそれを感じます。
2番Bメロ前のうぉううぉううぉういぇ~~が好きだということを以前も書いたのですが、ここの口をご覧ください。

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いやもうほんと口の話ばかりして申し訳ない、これで最後にします。この曲も笑いながら歌うんだな、とわかる箇所です。いいですね。
この曲は日本語版も好きで。Forceで母音が明るいという話をしましたが、「まぼっそげがちごっぱ〜〜〜ああ〜〜〜〜〜」が「魔法よ解けないでえ~~~ええ~~~~~」となり、「あ」が「え」に変わります。どちらがお好きですか?

7. 20cm

「こういう曲調が本当に好きです」と過去にテヒョンが口にしていました。たしかにTXT楽曲にはR&B調の曲がありませんね。メンバーひとりひとりの声がよくわかりますし、サビでは高音パートと低音パートの掛け合いのようになっていて美しく、とても好きな曲のひとつです。「ちんぐ〜いんねげなむじゃ〜いんちょくる〜げとぅえ〜〜え〜〜〜え〜〜」のメロディ、1番でも2番でも同じ箇所を担当しているのは意味があることだと思います。グルーヴ感の意味合いをぼんやりとしか理解していないのですが(参考:グルーヴとは何か)、テヒョン特有のグルーヴ感はきっとこういうところで発揮されるのだろうと思います。
慎重に聴いていただきたいのは2番の入り!「そ〜ろえよっぺ〜そるてえ〜〜〜」の「え~~~………」と消え入るところの空気の振動。将来的に家に防音室をつくってめっちゃイイスピーカーを置いて「え~~~………」を再生したいです。こういう絶妙な表現を計算してやっているのだとしたらカンテヒョン恐るべしですし、偶然なのだとしたらカンテヒョン恐るべしです。PDさんもいつもありがとうございます。

この曲、特筆すべきはライブパフォーマンスですね!私の記憶が確かなら、ACT BOYでの「ねが↗はんさんいっ↗するけ~~~~」はMOA X TOGHTHERでさらに進化を遂げており、「ねが↗はんさんいっ↗するけ~~~~え~~↗」と最後でもう一音上がっておりました。カンテヒョン恐るべし。あの高音を出すことは必ずしも簡単ではないはずですが、一回きりの舞台でそれに挑戦しようという気概が素敵です。この曲を聴くたびにあのステージを思い出します。
2022.05.21追記: ACT BOYが届いたので早速確認したら、既に最後で一音上がっておりました。ミアネヨ、どちらにしろすごい。

もうひとつ好きなのが最後、「なたがかどけんちゃ~け~に〜〜」のところで「た」をわざと音程をなくして歌っているところ。めっちゃsweetじゃないですか? ライブだとわずかに音程ある感じでそちらも好きです(もはやなんでも好き)。このステージ、カイのアレンジもすごくよくて「マンネズ最高~!」となります。

Trust Fund Babyにもわざと音程をなくしている箇所があるようで有難いです。

8. 교환일기 (두밧두 와리와리) (MOA Diary (Dubaddu Wari Wari))

この曲はTXT楽曲における最高音が聴きどころです(「ホゥ↑↑↑」などの掛け声を除いた歌詞のあるパートとしては最高音)。先ほど引用したWeverse magazineでも「Crownのときよりキーが3~4つ上がった」とさらりと答えていますが、それって生半可なことではないはずです。「音域が幅広くなればその分作曲の幅も広がる」と非常に合理的な考えをお持ちのようですが、それをやってのけるテヒョンに割れんばかりの拍手を。
秋月にVLIVEでサプライズ公開してくれたLO$ER=LO♡ERのテヒョンver.では、元々のコードより1音高いため必然的にキーが高くなっています。「こんなに高音ばかり出す人間じゃなかった」と述懐していることもあり、高音ばかり歌うのは納得いかない部分があるのかなと想像しつつも、やはりテヒョンの高音の美しさは唯一無二だなと思います。それにしても0X1のテヒョン作曲ver.をなんとかして聴くことはできないものだろうか。


ちなみに5人の地声の高さがどれくらいなのか、気になって軽く調べてみました。最近の個人VLIVEで(団体だとテンションが上がって声が高くなる可能性があるから)、開始10-15分の間(大体安定してきたであろう頃合い)、話し始めの最初の一音の高さを聴きとってグラフ化してみました(縦軸: Hz)。
(参照VLIVE: ヨンジュンスビンボムギュテヒョンカイ)

図1

真面目に数値を測ったわけではなく私がざっくり判定しているので大目に見ていただきたいのですが、なかなか面白い結果です。そう、5人はそれほど地声の高さが違わない!!!
もちろんその日のコンディションや話している内容に左右されるので正確には複数回にわたって調査する必要がありますが、傾向はわかりました。意外にもヨンジュンの声が一番低く、スビンが次点、カイの声は思ったより低い。ボムギュは声の高さにかなりバラつきがあって抑揚があり、テヒョンはグラフの点を見てわかるように一定に近い高さで話すので冷静な印象を受ける。ついでに申し上げると、地声と歌の印象がまったく違うこともテヒョンの魅力のひとつだと思います。
この結果を楽譜にするとこのような感じです(参考: 12平均律と周波数)。

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WariWariの最高音がいかに高いかということがわかります。ピアノの鍵盤でいうと42.5cm離れています。次回日本に来たときには「冷静&高音担当テヒョンです」と言ってくれることでしょう。

9. 디어 스푸트니크 (Dear Sputnik)

こちらカイプロデュースの楽曲でございますが、ブリッジはテヒョンが作詞作曲しています(全部なのか一部なのかはわかりません)。さらにウプズの美しいハーモニーを聴くことができるため、私はウプズソングと認識しています。
Everlasting Shineの頃はロックボーカルに違和感があったとELLEKOREAのインタビューで語っているテヒョン。

ジャンルに馴染むために研鑽を積み、FREEZE以降は多彩なボーカルで魅せてくれています。FrostもLO$ER=LO♡ERもプレイリストに入れたかったよ。
ブリッジ、何はともあれボムギュとテヒョンのオクターブ離れたハーモニーが大変美しく、しかもライブでは背中合わせで歌うので見ている側は呼吸を忘れます。Hu~~♪まではテヒョンの声質はすごく柔らかいのですがそこから急激に表情を変え、ラスサビへと向かう流れが秀逸です。運命の”君”への激情があり余るほどに伝わってきます。最初の三連符の音が1回目と一緒なのでそこから上昇していくところ、とても高揚します。サビに入ってからの「あ~~ああうぉううぉ~~~ぁ」の歌い終わりががいつものテヒョンらしからぬ乱雑さで、聴くたびにいいなと思います(ここテヒョンだよね??)。いつかライブで聴きたい曲のひとつ!

10. 그냥 괴물을 살려두면 안 되는 걸까 (Can't We Just Leave The Monster Alive?)

TXT楽曲で唯一メロディにも伴奏にも黒鍵の音(♯や♭)が使われていない、爽やかof爽やかな曲です(CYSMも黒鍵ゼロですがminor調なので)。この曲調にテヒョンの声がとてもよく合っています。私はもはや公正な判断が出来かねるので何を聴いても「う~ん合ってる合ってる!」と言うに違いありませんが、音楽評論家の方が聴いても「う~ん合ってるねえ」と仰るはずです。きっと。そして合う合わないに拘らず多様な楽曲に挑む彼らが好きです。
1番も2番もサビ冒頭をテヒョンが担当しており、優しいメロディに優しい声が溶けてものすごいリラックス効果があります。風邪をひいたときに聴きたいような。しかも20cmでお伝えしたわざと音程を抜く技がここでも使われています。「よんうぉにもむるすいったみょん」の「す」で「すっ……」と抜けるので一緒に魂が抜けそうになります。

そして無視できないのがブリッジからラスサビにかけてのバックボーカル。文章で表すのが大変なので楽譜を置いておきます(上段がバックボーカル)。メインメロディとあえてタイミングをずらしたり一緒に動いたりと、楽譜を眺めるだけでも面白いです。この左右にちょこちょこ移動するカンテヒョンの歌声をどこまでも追いかけたい。

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11. Wishlist

以前イヤホンの記事で「Wishlistのバックボーカルが宇宙一好き」と書きました。賛美歌のような雰囲気も相まって、私の中で神格化されているWishlist。「Tell me now」の囁きからして優勝なのですが、「むぉるちょあはに」……この柔らかなバックボーカルで脳が溶けます。声を張り上げる高音だけがテヒョンの持ち味ではありません。1:41の歌い方が気になります。喉で声を一回転させるみたいな音、一体どうやって出しているのでしょうか。
私が何を書いても蛇足なので、あとは各位「のるちょあへ~~~」を聴いてくださればと思います。この声でPlease tell me nowと言われて教えない人間おらん。

12. 0X1=LOVESONG (I Know I Love you) feat. Seori

TXTの歌詞カードを開くと、Background Vocalsの欄には担当箇所の多い順に名前がクレジットされています。0X1ではテヒョン、ヨンジュン、カイの順となっています。それもそのはず。この曲ではイントロからアウトロに至るまでほぼすべてのパートにテヒョンの声がミックスされています。あまりにも好きな箇所が多すぎて、逐一書き出すとカムバに間に合わないので割愛します。
ところで親愛なるのりしおさんからとんでもなく有益な情報をいただきました。
「pH-1&Woodie Gochildコラボではテヒョンのバックボーカルがよく聴こえる」——と。以前このコラボをnoteで言及したにも関わらず1回くらいしか聴いていなかった不届き者で大変恐縮です。これからたくさん聴きます。

なんてこった、開始9秒でカンテヒョン。しかも最初の「I know I love you」は原曲ではテヒョンの声をほとんど聴き取れませんがこのアレンジでは生ドラムが入っていないのでよくわかる。0:29も聴いたことのないタイプのコーラスだし、そのあとも追加収録に次ぐ追加収録。2:44の「you need to stay」が素敵なのは言うまでもない。すごく嬉しかったのは、2:59「なるるくへじょ~」の高音パートがよく聴こえること。原曲でも聴こえますが高音なのでテヒョンなのか確信が持てず悩んでいましたが、もうこれでテヒョン確定しました。
あともうひとつだけ言わせてほしい。日本語版のBメロ「天使さ」のところ、語尾がふわっと上がっています。これにより天国が近くなったように感じます。ここ、テヒョンのボーカルでトップ5に入るくらいには好きです。原曲ではそのまま歌っているので聴き比べると楽しいです。0X1=LOVESONGはテヒョンのHeavenly voiceと力強さの双方を堪能することができ、プレイリストには欠かせない一曲です。

追記(220507): このティーザー、「なるるくへじょ〜」の高音パートだけが収録されています。最高すぎて耳を疑いました。

Ex1. 널 보면 시간이 멈춰 어느 순간에도 (Love Sight)

いわゆるラブソングというものが苦手なのですが、テヒョンの声であれば一日中聴いていられます。伴奏が静かなので息遣いが細部まで収録されていて大変素晴らしいです。サビに3回登場する「のるぽみょん」を3回ともテヒョンが担当しているのは非常に意味のあることだと思います。1番:前向きなのるぽみょん、2番:喜びに溢れた自由なのるぽみょん、3番:愛しさで胸が締めつけられるようなのるぽみょん(個人の感想です)。とても贅沢な時間に浸れます。

Ex2. Over And Over Again (cover)

先日リムジンサービスでまさかのサプライズ披露をしてくれましたね。練習生のバージョンは15〜16歳頃に収録したそうで、残念な部分があると。しかしながら私は、今より直情的な練習生バージョンがとても好きです。当時ですらよくコントロールされていると思うのですが、緩急の切り替えがいまよりもはっきりしているというか。もしかすると本人はそういうところが気に入らないのかもしれませんがわかりません。私は好きです!もうシンプルに声が好き!
1:52の「すすすすす……」と息を吸う音、Slow Rabbitさんの裁量で入れてくださったのでしょうか。しかも声も少し掠れていたりして。生の声が如実に伝わってくる音源はソロじゃないとなかなか実現し得ないと思うので、録り直したいと思いつつも公開に踏み切ってくれたテヒョン、本当にありがとう。ずっとずっと応援させてください。

ところで2022年バージョンも良すぎるのですが。宇宙の果てまで届くような澄んだ声に鳥肌が止まらない。最後のサビに入ったところの声色など、イヤホンで夜に聴いていると裸足のまま外に出て町内を一周したくなります。アカペラでReplay歌ってくれて大好き。

Let meも入れたかったのですが、Over And Over Againで静かな眠りにつき再びForceで覚醒するループが気に入ってしまったので、ここで締めくくりとさせていただきます。


「技術で感情をコントロールしている」という音楽への向き合い方でありながら、「Magicなど楽しい曲を歌うときには笑顔になる」「Itoのレコーディングで涙が出そうになった」と口にするところがチャーミングで本当に好きです。


GWの自由研究にお付き合いくださり誠にありがとうございました。
テヒョンの歌声がひとりでも多くの人に届きますように。カムバでもワールドツアーでも、彼らが思う存分技量を発揮できますように。