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#日記

詩:夜の闇

夜の闇にまぎれて声が聞こえる。
か細い猫の鳴き声。
ぴゅうぴゅう吹く風に声はかき消される。
僕は部屋の中でただじっと、見守るしかできない。

オレンジ色の光は外に届いているか。
君の目からはこの光が見えているか。
またか細い鳴き声が聞こえる。
がさがさ鳴る音。
猫の姿は一度も僕に見えない。
夜にまぎれて声だけが聞こえる。

やがて、声も聞こえなくなる。
ぴゅうぴゅう鳴る風の音だけが聞こえる。
君は

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詩:歯車

人生は歯車。
歯車の一つ一つが僕ら。
僕らはゆっくり歯車を回す。
かちっとかみ合わさると、気持ちいい。

けど、かみ合わないものもある。
ゆっくり回す人もいれば、
速く回す人もいる。
他人の歯車に、自分の歯車を合わせてしまう人もいる。
僕らは一人一人、歯車を回す速度も大きさも違っている。
でも、小さい歯車も大きい歯車もかちっと合わさって、
大きな大きなしくみになれば、何かすごいことができるかもしれ

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詩:コスモス

コスモスの花が咲きほこる。
母が真ん中に立ち、
僕と二人の兄がその横に立つ。

小さな思い出。
紺碧の空と、
さぁぁっと吹きつける風。

母は髪を手で押さえて、
父はカメラのシャッターを押す。

パシャリ。
僕らの写真には、母のとびきりの笑顔がある。