働いている人の一日(モデルケース)
工場内で製造に携わる人のモデルケースになります。
作業の詳細は書いてません(担当作業によって変わるため)が、一日の仕事の流れは分かるようになっていると思います。ぜひ確認してみて下さい。
8:00始業
8時までに着替えて工場内に入っておく必要があります。ちなみに、8時までにタイムカードを押さないと遅刻になります。
①ラジオ体操
②朝礼(KYTの唱和、休みの有無の確認、完成日遅れの確認、企業理念の唱和)*KYTとは危険予知訓練のこと *完成日とは社内納期のこと
③10分3S(清掃や改善)
8:15 作業予定表に記入する
工程ごとにノルマが設定されていて、「どうクリアするか?」を考えて計画するのが基本になります。
PCで自工程の負荷を確認しながら、今日やる作業を計画します。
今日のノルマを達成するためには何時で終了する予定かを書きます(早くても遅くても予定時刻までしっかり書く必要があります)
明日の自工程負荷を視野に入れて、残業する必要があるのかをハッキリさせます。
8:30 作業開始
自分で決めた段取りで作業を進めていきます
8:45 作業予定表を回収
工場長が全員の予定とこの先1週間の予定を勘案して、全員の負荷を調整します。
9:15 作業予定表を返却
本日の作業内容が確定します。(予定が変更になる場合もあります)
本日の残業予定時間も確定します。(本日のゴールを決めることで残業有無のラインを決めます)
必要があれば、工場長と打合せを行います。
負荷によって、その日の気分は変わります。
ノルマ達成までの工程負荷が高いときは、少人数ですから必死です。
余裕がある場合は、じっくり取り組めます。
「今日は余裕あるけど、明日以降は忙しくなるから前倒しで進めないと!」という日も結構あります。
余裕がある日は、3S改善活動をして、日々の仕事がより楽に速くできるように工夫しています。
10:00 5分休憩
タバコ休憩の名残りです。現在は喫煙する人は3名だけに減少しました。
*ちなみにトイレはどのタイミングで行っても構いません。ライン作業ではないので、許可を取る必要もありません。
10:05 作業再開
作業に集中です。
12:00 昼休み(45分)
3Fに食堂スペースがあります。
村上給食さん(日替わり弁当を毎日配送)のお弁当を食べる人。自分で弁当を持ってくる人。コンビニで弁当を買ってくる人と色々です。
最近はコロナ対策で、隣とはアクリル板で仕切りと、全員が同じ方向に向いて顔を合わせないようにして黙食してます。
一番前にテレビがあるので、テレビを見てる人もいれば、スマホを見てる人もいるという感じで食事しています。
他にも家に帰って食べる人や、外で食べる人もいます。こんな感じで各自、自由に過ごしています。
12:45 午後①の仕事スタート
気分をリフレッシュして、作業に集中したいところです。
15:00 10分休憩
お客様からの頂き物や、社員のお土産が振舞われる場合もあります。
15:10 午後②仕事スタート
作業予定表と現実の進捗をチェックします。
予定が遅れてノルマが達成できない状態になる場合は工場長に連絡します。
16:55 予鈴(清掃開始)
自分達が作業したスペースをキレイにする時間です。
17:00 定時終業
お疲れ様でした。
もし、残業する場合
17:00 10分休憩
一度、しっかり休みましょう。
17:10 残業開始
残業はタイムカードの関係で30分刻みで設定されています。残業する場合は、18時までが圧倒的に多いです。たまに19時になることもあります。
年に数回ですが20時になることもあります。20時残業の場合は軽食が出ます(社長がコンビニで買えるものであれば食べ物と飲み物を1セットで買ってきてくれます)
就業規則で21時以降の残業を禁止しています。
21時までの残業はこの8年ほどは実績0です。
8年程前に実績がある理由は生産管理が不十分だったためです。苦い経験を経て生産管理システムを刷新しました。その結果、生産性が大幅に向上したため、余程のアクシデントが無い限り21時残業は発生しないと言えるレベルになれました。
残業しても、会社の利益は上がりませんし、身体は疲れるので生産性が落ちてしまい良いことがありません。会社としても残業は奨励していません。
残業しなくても良いように3S改善活動に力を入れています。会社の方針として、改善以外の残業は0を目指しています。