【元公立教員秘伝】実録!字が汚いと論作文が不合格になる理由〈教員採用試験論作文対策〉
<この記事はこんな方向けに書いています>
字が汚い人の教員採用試験の体験談や合否結果を知りたい
自分の字に自信が無く、字の汚さや薄さが論作文の合否に影響するのか知りたい
<この記事を読むとわかること>
字が汚なかった先輩受験者の教員採用試験の実話と合否結果を知る
読みにくい字が論作文の合否や採点に影響する理由がわかる
<筆者の紹介>
経歴
首都圏の公立学校で臨採1年→教採合格し約15年公務員教員
→現在は主婦8割・教採応援2割、子羊達の育児に邁進中特徴
公立学校時代はいわゆる中堅教員。管理職とざっくばらんに話せるポジションだったため学校内部事情にちょっと詳しい。教採応援実績
20人以上の教育実習生や同僚講師の応援経験あり。筆者が応援して2年以内で全員が合格(8割以上が一発合格)!
学校現場の裏側を知る元公務員教員、羊のメーと申します。
今の私ができることはリアルな教採対策情報をお伝えし、教員をめざす方を全力で応援すること。その一心で、3記事目を書きました。
教員採用試験の勉強、今日もお疲れ様です!応援させてくださいね。
それではさっそく本題へ。
1 字が汚い先輩受験者の教員採用試験結果と考察
〈先輩受験者について〉
筆者の同僚で、講師歴2年目の方
職場での実績や評判もよい先生
首都圏の教員採用試験を受験
字が薄く小さく崩れがちで、読みにくい(いわゆる字が汚い…)
エントリーシートや自己PRの字も読みにくかったため、鉛筆でガイドラインを引いて乱れないよう助言したことあり
試験前に練習用の論文を筆者が添削をした際、構成や内容自体は合格点だろうと感じる出来上がりでした。
ですが、正直言ってとても読みにくい字。
「いくら読んでも中々内容が入ってこないな…。本番が心配だな…。」というのが論文の第一印象。
「もう少し筆圧を濃くして、大きく丁寧に字を書けるといいよ。」とアドバイスをした経緯もあります。
そして迎えた本番1次試験(筆記と小論文)の結果は…
不合格。
筆記試験は自己採点で8割程度は取れていて、論文も的を得た回答ができていると感じました。
結論として、「字の汚さが論文の採点に影響したのでは…」と思わざるを得ない結果となってしまいました。
筆者が教採応援をして3人目、字が読みにくいのはこの方が初めてでした。
字の汚さは採点に影響があるだろうとは考えていましたが、その影響があったと感じる露骨な合否結果に衝撃を受けました。
「字が読みにくいと落ちてしまうよ」とストレートに伝えられなかったので、添削した身として申し訳ない気持ちになりました。
この経験以来、論文添削の時には、
「字を濃くはっきり丁寧に、誰が見ても読みやすい字を書くようにしよう。字の読みにくさで不合格になった先輩がいるから。」
と必ず伝えるようにしています。
ちなみに先輩受験者がその後どうなったかと言うと…
「教採のためでもあるけれど、教員として字が汚いのは指導のうえでも失礼になってしまうから…」と市販のペン習字の本で、書き方の練習を頑張っていました。
現場で働きながら続けた努力が実を結び、翌年、無事に合格することができましたよ。とても安堵しました。
2 字が汚いと論作文が不合格になる理由その1
前章の先輩の実話からわかるように、どんなに論文の内容が良くても、「読みにくい字の論文はそもそも合格基準に達しない」というのが事実です。
論文の採点者は人間です。
論文を読みながら採点するには、とてもエネルギーを使います。
字が読みにくいと、前向きな気持ちで読もうという意欲が下がります。
そもそも教員の適性として、「読み手に伝わる字を書く」というのは大前提として備えるべき力です。
汚い字は、読み手の意欲を低下させ、教員の適性を欠いていると判断されるため不合格となります。
3 字が汚いと論作文が不合格になる理由その2〈採点現場の裏事情〉
ここでは補足として、採点現場の裏側をお伝えします。
首都圏の学校の管理職からちらりと伺った下記の2点を述べます。
これを知ると、字が汚いと不合格になる理由がさらに深まります。
論文の採点者の人数について
1人?それとも複数?回収した受験者の回答用紙の取り扱いについて
原本を見て採点しているの?それともコピーなど他の方法で採点しているの?読みにくい字の影響はどれほど?
こちらは現場の裏側に触れる情報のため、有料記事(300円)とさせていただきます。
文字数は少ないですがズバリ回答しています。
これを読まなくても字が汚いと不合格に繋がることは変わりないですので、「わかっちゃいるけれど、もっと背中を押してくれるリアルな情報がほしい!」という方向けの内容です。
※筆者は、教員採用試験でおさえてほしい有益な情報は無料で公開するという考えです。
一方でリアルすぎる情報は、公開による拡散リスクや情報転用のリスクを考え、必要とする方のみに届くよう有料記事(note会員でなくても、ゲスト購入可能です)としています。
どうかご理解いただけましたら幸いです。
さて、論文の採点現場の裏事情をご紹介します。
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