11月19日(金)


今日は接客業人生・失敗回TOP20、21位を争うぐらい調子の悪い日だった。
よく来てくれるフレンチブルと飼い主の女性が来店した。
2人はいつもカフェラテを1杯頼んで、外のテラスで仲良くくつろぐ。
フレンチブルは、私に会うといつも体を大きく揺らして喜んでくれる。(多分喜んでくれている)
そして、撫で回す私の手を噛む。
とにかく噛む。
その様子を見ていたバイトのジュンコさんが「花実ちゃんのことが好きなんだね〜」と言った。
「でもね、よく噛まれるの。(笑)」と、私。
「痛いですよね〜(汗)」申し訳なさそうに飼い主の女性が言う。
痛いだなんて、そんな。痛いけど、痛みと言うよりは、本当は私のことが嫌いで噛んでいるならどうしようという不安がでかい。
犬から嫌われるということが辛く耐え難いのと、”花実ちゃんのことが好きなんだね”と人から思われている犬から、実は嫌われているかもしれないことが恥ずかしい!

「あはは、嬉しくて噛んじゃうんだろうね〜」と、ジュンコさん。
そうだ、好かれているから嬉しくて噛まれているんだ!というマインドに自分を持っていきたい私。
「嬉しくて噛んでいるか、それとも・・・・・・どっちか。」
不気味なテンポの発言に、賑やかだった会話がピタリと止まった。
中点6つ分くらいの含みを持たせたあと、最後に意味深な「どっちか。」で終わる不気味な発言を、カフェ店員の口から聞いたことがあるだろうか?
飼い主の女性もジュンコさんも、きっと怖かったと思う。
なにが「どっちか。」なのか考えたと思う。

「嬉しくて噛んでいるか、それとも(嫌われているか)どっちか。」
と言おうとして、急に思いとどまった結果の発言だったのだ。
人様の愛するワンちゃんに嫌われているかもというネガティブな思考を吐露してしまう危機的瞬間を寸前に阻止した結果なのだ!


ネガティブやマイナス思考はやめよう



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