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コールドバレエの重要性

バレエにとって、なくてはならないのが『コールドバレエ』と呼ばれる群舞の存在。
一糸乱れぬ動きに心を奪われると思います。
主役はどうしても目立ちます。
しかし、主役だけが大切なのではなく、


コールドバレエの存在があってこそ、主役が引き立つ


のです。
どれだけコールドバレエ(以下、コールド)が重要か。
下手だからコールドの役しかもらえない、と思っていたら、それは大間違いです。
主役の方もコールドを経験されています。
コールドの難しさ、そして素晴らしさを経験なさっています。
身長も手足の長さも違う人たちが、同じ動きを音楽とともに合わせるって、本当に難しいことです。
息を合わせないとできないのです。


一人一人が主役


一人一人の存在がとても大きいのです。
誰か一人でもいなくなれば、成り立たないのです。

私は、コールドの踊りが大好きでした。
純粋にコールドの踊り(振付&音楽)が好きでしたし、皆で踊ることの楽しさを知っていたからです。
ピッタリ合った時は、自分たちでも分かります。
それが嬉しかったです。
後から発表会のビデオ(昭和感w)を見て、綺麗に揃ったコールドの踊りを見て喜んでいました。


主役に憧れる人は多いですが、主役はア○でもできる、と先生は仰いました。(たまにこの言葉が出るのはご愛嬌です!)
一人で踊るからです。
自分一人で勝手に踊っても、迷惑はかからないから簡単だと言います。
人と合わせることの方が、よっぽど難しいのです。
そして、コールドがいないとバレエは成り立たないのです。


実社会においても同様だと思っています。
一人一人、役割が違うだけで誰一人欠けてはいけない。
誰もが主役だなって。
トップに立つ人は良くも悪くも目立ちます。
トップの方たちは素晴らしいですが、そのトップを支えている方が、どれほどいらっしゃるか。
支えている方たちの存在が、どれほど大きいか。
トップの方だけが素晴らしいのではなく、どんな立場の方も素晴らしく、お互いに支え合っていること、心に留めておきたいと思います。




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