The D SORAKIを見続ける理由


2月に見つけたThe D sorakiを今も見続けている。毎日1回は見ている。

なぜ彼のダンスが自分をそこまで惹き付けるのか分からなかったけど、今日ちょっと分かった気がする。

何百回も見ていると彼のダンスがすごいのは素人でも分かる(というか1回目のときに既に分かっていた)。

何百回も見返す理由はその彼の超絶技巧を見るためでもあるが、そのうちの数十パーセントは彼のダンスを観ている観客の反応を見るためだと気づいた。

今日もいつも通り特に気に入っているダンスを見返していて、初めの方は彼の動きに焦点が合っているのだけど途中からスタジアムにいる人のリアクションに目移りしていた。

スタジアムのステージ上にいる人たちはただの人ではなく、同じ決勝トーナメントを戦ってきた人達。つまり目の前で踊っているダンサーによって敗北を期した人達でもある。

当然の気持ちとして、悔しさや後悔を抱えていると思う。もちろん純粋に楽しもうという人もいたかもしれないが、少なからず審査するという気持ちはあったはず(実際にその大会は観客投票によって勝敗が決まるというルールだった)。

sorakiはそのバトルでは後半で、彼の前に踊ったアメリカ人がかなりその場を湧かせていて、自然と次のsorakiのダンスへの期待値は上がっていたように思う。

そんな中彼のターンが回ってくるわけだけど、開始早々見事な音ハメを披露し一瞬にしてその場にいる全員の心を掴んでしまう。

今日はある1人の女性の反応を追った。

ひとつのターンで何度も観客を沸かす彼を前に、最初は体をリズムに乗って揺らすだけだったのだけど、盛り上がりが続くその過程で立ち上がったり笑顔になったり、最終的には両手を祈るように合わせて全身で感動していた。

その一連の流れを見て泣きそうになった。

自分の身ひとつで、目の前にいる言葉も文化も異なる人をほんの数秒のうちに感動させることができるという事実に、ただただ感嘆した。

自分の中で日本人は欧米の人に対して何か劣等感のようなものを持っていると感じる瞬間がある。

それをぶち破ったことも彼のダンスを見続ける理由かもしれない。ぶち破る壁なんて自分で勝手に作ってるだけかもしれないけど、

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