え?そんなに?レンジフードの掃除
こんにちは。おそうじインストラクターという職業を勝手に作った、美装工事の職人で、整理収納アドバイザーもしているKYOUKOと申します。お掃除屋さんなのに、絵や文章を書くのが好きな、2人娘のお母さんです。
これを読まれている方の多くは、「レンジフードのそうじ」は、年に1回、もしくはそれ以上間隔をあけているかと思います。
WEBを調べたらアホほどでてきて、本当に掃除屋がいらなくなる日も近い?と思わされるそんな昨今ですが、
多くの方がなぜか思い込んでいることがあります。
それは、年末にしなくていいのに、掃除がイベント化しているということ。
間違ってほしくないのは、年末大掃除がダメなんじゃない。
掃除には、季節や温度が関係する。ということです。
感の良い方はもうおわかりですね!
そう、日本には四季があります。夏と冬の温度差は、30度以上ありますね。
ということは、冬に油汚れを真水でやる場合、カチカチに固まってしまうという結果になってしまいます。真水では、いくらプロでも作業にとんでもない時間がかかったりするもんです。
掃除屋さんからすると、簡単に外せるレンジフードであれば、
「3ヶ月に1回」を目安にすると非常にラク!ということをお伝えします。
実際の3ヶ月ターンのレンジフード洗いの様子を一緒に見ていきましょう。
【空気や環境条件】
●タバコ吸わない
●料理毎日ほとんど夜使用
●揚げ物 月1回程度
●常時換気モード
●エアコン常時つけっぱなし
●その他換気扇はこの部屋にない
【作業日】
4月末日
【かかった時間】
1時間以内
⬇︎汚れの目安は、こんな感じ⬇︎
指で触ると、サラダ油のようなサラサラ度。そこにホコリが付着している。
でははじめます!
⑴作業はすでに下準備から始まっている
①まず、シンク周りを片付け、しまえるモノはしまいます。モノが当たったら倒れるようなものなども、周辺に置かないようにします。
片付くまで待ってますね。
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できましたか?
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②その次に、排水溝のフタやカゴに、信頼のある分厚いスーパーの袋をかぶせ、フタにします。シンクにお湯をはるためです。
ラップだと、結構漏れがちなのです。
シンクが傷つくのが嫌な方は、大きい丈夫なゴミ袋をシンクにひき、周りをマスキングまたは養生テープで固定し、その中におゆをためるイメージで。
一家に一個、あると便利養生テープ!⬇︎(こんど特集します)
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できました?すぐにくっついてしまうので、ガムテープだけはやめましょう!
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ここでのポイントは、リスクを減らす、ということです。
面倒かもしれない作業こそ、しっかりやるといいです。
レンジフードの下に、倒れたら粉々になるようなガラスのカビンや、ひっくり返ったら困る調味料があるのなら、必ずどかします。
自分はそんなミスをしない。私は神だ。そう思う方こそ下準備をして下さい。
人間は失敗する生き物です。(私がそうでした笑)
⑵モノを外してお湯をためる
①お湯は35°から45°ぐらいで。まだ洗剤は入れません。
②しっかりたまって、水が流れていないかな?を確認します。
一番大きい最初に外すカバーはお湯に入れません。
(このテのカバーやレンジフードは、非常にデリケートにできており、うっかり洗剤をつけっぱなしにすると、塗装がはがれたり、焼けてしまうんです)
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お湯、たまりましたか?
水しかでない方は、水を半分以上ためてから、ヤカンのお湯を足して調節するといいですよ。
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⑶まず大きなカバーから洗う
このレベルの汚れでしたら、ジョイなどでも落ちますが、
今回はアルカリ電解水を使ってみました。
このシリーズです。
汚れが落ちるかな?というのは、洗剤をかけてみてはじめてわかることです。
①アルカリ電解水をかけてみます(基本的にレンジフードに洗剤は直接かけないんですが、威力が弱いのでかけました)
これです!!
こうやって指でなでて、うっすら白くなったら、効いている証拠です!
もしこれで、にちゃつきがあれば、薬品がうすいか、油汚れが強いかです。
ここでのポイントは、薬品をかけて一呼吸おく、こと。
トリートメントするとき、浸透させますよね。あんな感じ。
②優しいスポンジでなでる(さっきのお湯にひたし、かたくしぼったもの)
③2、3回繰り返す
④乾拭きか、キッチンペーパーでふきとる
裏側も同じように(手、気をつけて)
ここでのポイントのおさらい
お湯をつけてしぼったスポンジにアルカリ水
↓
お湯だけのしぼったスポンジ×2〜3(これが水拭きのかわりです)
↓
キッチンペーパーか乾拭き
↓
もうあまりペタペタ触らない
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できましたか??
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⑷他の場所も同じ手順で
③レンジフードの他の場所もやります。そのときあらためて、スポンジ側にアルカリ水をつけるのがポイント。こうすることで洗剤の減りが遅く、節約に!
(手を切らないように。手が荒れやすい人はゴム手袋を)
今までの手順を繰り返します。
この辺も、カバーやフィルターの汚れと大体同じです。
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できましたか?触って確認して、ベタつきがなかったらok。
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洗い終わったものは、壁面にタオルをかましてタテかけておきます。
⑸つけておいたファンやフィルターを洗う
①お湯が冷めてきたら、追加ですこしお湯をいれます。
これの意味は、油をふやかす作業です。
定期的にやっている汚れのうすいレンジフードならば、ぬるま湯でふやかして、
マジックリンをつかって落とせば簡単に落ちます。
重曹なども落ちますし、基本的にあるもので大丈夫です。
黒い焼き付け塗装がしてある、フィルターは、あまり直接かけず、お湯になじませながらおとします。(はげちゃいます)↓
ここで間違えてはいけないのは、意味のない洗剤は入れないこと。
カビ用の洗剤や、トイレなどのものは、モノにもよりますが、効果はあまり期待できません。
②シロッコファンを洗います。
あの回るやつ、シロッコファンといいます。シロッコファンも、モノによりますが、あまりきつい薬品や、長時間熱湯で煮込んだりすると、ハゲてしまうので注意。
毛足の長いブラシで洗うとやりやすいですよ。こんなやつ↓
⬆︎こんなブラシは掃除屋さんがよく使うモノです。私はトイレ用とその他は併用しています。
※カチカチ、キャラメル状態などの固まった油汚れには、このやり方は効かないのでご注意を
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うまくできましたか??
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⑹全てのパーツを乾かして戻す
①100%乾いてなくても大丈夫なので、簡単に水気をふいて元に戻します。
②今日の日付をふせんなどにかいて貼っておきます。これでサイクルが分かります。
③モノをもとに戻します
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この手順を、3ヶ月に一回のターンでやっていくと、慣れて日常的なメニューになっていきます。
参考までに、6ヶ月で試したところ、もう少し大変だったため、料理をよくする家庭だと3ヶ月ぐらいがちょうどいいという掃除屋さんのデータです。
イベント化してしまうと、油はたまるわ大変だわ、冬に油が冷えて落ちにくいわで、一個もいいことがありません。
結局プロに頼んでしまうのは私たちも商売なのでありがたいですが、体が元気で、家にいる時間が長い方は、ぜひ自身で暖かい季節にやってみましょう。
※海外製品などの場合は、工務店やメーカーにご相談ください
ではまた!
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