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大多数が「おひとりさま」となる時代にどう幸福感を得るのか

先日この記事、賛否両論、いろんな意見をいただきました。
もう少し現実的な話をしようと思います。

思考の途中経過で、結論は出てないです。

「推し活」は誰でも主語を「私たち」にできる手軽な方法?

老舗和食店の女将の小保下 グミさんから、サークルでこんなコメントをいただきました。

今日の記事考えさせられました。 若い人たちが「家族を持つことが経済的に合理的じゃない」と言うわりに、今やだれしも推し活をするのが当たり前になってきてるというのは、結局そういうこと(他者のために何かしたい)なのかなぁと 推し活ってお金も労力もかかるみたいですが、一方で推しに対して一切責任をとらなくていい気軽さ・手軽さがまた合理的なんですかね。

グミさんが指摘される通り、「他人のために」を考えたとき、もしかしたら、「推し活」は誰でも主語を「私たち」にできる手軽な方法の1つであるかもしれません。

アドラーが、「幸福になりたいのなら、主語を「私たち」にして自立すべきだ」と言ってる話を紹介しました。

ところが、今、日本では、共同体の最小単位である「家族」や「会社」がうまくいきません。こんな意見もいただきました。

共同体である「家族」を語ることが、どうしてこんなに難しい社会になってしまったのでしょう・・・。

そこで、日本では「応援」して、疑似「私たち」になれる仕組みが昔からある。スナックとかホストクラブとか「家族」「会社」から離れて「応援」できる仕組みだったのかも。

グミさんによると、最近はお店の運営でも、ファンを集めて、いろいろ協力してもらったりが流行ってるんだそう。「他者に貢献することで自分の居場所を作りたい人が逆にいま多いみたいです」とグミさん。

最近話題の「いらないアドバイスしたい人」も実は繋がりを作りたいだけなのかも。

4割が「単身世帯」になった日本

現実的な話をすると、令和2年の国勢調査では、「おひとりさま」世帯が最も多いらしい。

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