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小学生の「良い先生と悪い先生の見分け方」がすごかった

日本の小学生の「いい先生と悪い先生の見分け方」の議論が凄すぎて、ビビりました。

👦🏻:良い先生か悪い先生かは、議論したら分かるよね。
    良い先生は決めつけないし、悪い先生は決めつける。

            👦🏻
悪い先生は、話しても 主張が変わらない。

今の話、聞いてた?ってなる。
こっちの論理をぶった切ってくる。
こっちの話を無視して、同じことしか言わない。
        で
良い先生は、話す内に 主張が変わる。
先生自身が 行動も変えようとするのも感じる。

👧🏻:真面目な先生は、厳しいよね。
    厳しいのは、工夫しないからだよね。
   厳しい先生は、決めつけるし、本当に 嫌!!

ちょっとちょっと、この小学生たちはすごくないか、と思いました。

私が米国の大学院で学んだばかりの内容ですよ……汗。
まさに「教師の(振り返りによる)変化」がテーマだったんです。

教師は変化しないとならない

「批判的な教師は変化する」と言っているのは教育学の大家フレイレです。

 フレイレ(1998)は、批判的な教師は変化する傾向があり、自分の個人的な態度を認め、変化のプロセスを自覚していなければならないと述べています。
Freire (1998) noted that critical teachers must be disposed to change, must acknowledge their personal attitudes and be self-aware of the process of change. 

Benade, L. (2015, January 19).Teachers’  critical reflective practice in the context of twenty-first-century learning. Open Review of Educational Research 2 (1), pp.133-147. https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/23265507.2014.998159

教師が変わるには、変化の必要性を認識し、過去との決別を厭わない必要があります。
For teachers to change, they thus have to recognize the need for change and be willing to break with the past. 

Benade, L. (2015, January 19).Teachers’  critical reflective practice in the context of twenty-first-century learning. Open Review of Educational Research 2 (1), pp.133-147. https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/23265507.2014.998159

最近は経済協力開発機構(OECD)が「時代遅れの教育の障害である」と言っており、世界的に変化が起きているのは明らかなようです。

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