マレーシアに来て「自信を取り戻す子たち」を見て考えたこと
こんにちは。
日本からマレーシアに来て、それまで発達障害(ADHDやアスペルガー)で小さくなっていた子どもたちが突然、元気になるケースをいくつか見てきました。
・アスペルガーで人と関わるのが苦手なのに、劇の主役に抜擢されて自信満々になったAくん
・ADHDで日本では怒られてばかりだったのに、努力が得意になり成績優秀者となったBくん
長男も、日本の公立小学校では「学年で一番怒られていた」(本人談)のですが、マレーシアに来て数年すると、先生からクラスを統率するリーダー(プリフェクト)に選ばれるようになりました。さらには、数学が好きすぎて「数学王」とあだ名がつきました。親の方がびっくりです。
なんでこんなことが起きるのだろう?
私はずっと不思議だったのです。
明らかに家庭じゃない。
では何かというと、おそらく、環境の影響なのです。
子どもの「キャラ変換」に重要な「友達効果」
最近読んだ橘玲さんの「スピリチュアルズ」には「友達効果」でこの現象が説明されていました。
こんなストーリーが出てきます。
高校を中退し補導歴もあるバスケットボール好きの黒人の若者。「スラム街の子供を遠く離れた土地に転居させるプログラム」に選ばれる。
中流階級の白人家庭の子どもの多い高校に転校すると、2年後、高校のバスケットボール部のエースとして活躍し、成績もAとBばかりで大学進学を目指すようになったのです。
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