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偏差値教育などの「エクスクルーシブ教育」は、なぜ人の心を蝕むのか
先日、ダウン症のお子さんが国際バカロレアの小学校で表彰された動画を紹介しました。では、なぜこんなことが可能なのか。ヒントは学校の先生の話にありました。
同じ動画。校長先生のDr Vincent Chianさんによる「エクスクルーシブ教育はなぜ問題なのか」が衝撃的でした。
偏差値で人を分けるような教育は、人の心を病気にする、というのです。
日本で行われている「エクスクルーシブ教育」
インクルーシブ教育とは、能力に関係なく皆が一緒に学ぶ仕組みです。
マレーシアには偏差値がありません。
また、多くのインターナショナル・スクールでは入学のためのテストも小学校ではそんなに難しくありません。インターでダウン症や発達障害の人も一緒に学びます。これは「インクルーシブ教育」と言われます。
一方で、マレーシアの公立学校や日本の教育は「エクスクルーシブ」。「特別支援を必要とする子は別のクラスにいて、ときどきみんなに混じる」スタイルです。
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一方、日本では長いこと偏差値教育ーーつまり「エクスクルーシブ教育(能力によって人を分ける)」が行われています。
なぜそれがダメなのか。少し意訳ですが紹介します。
学業が優れた子達ばかりを集めると何が起きるのか
はじめに架空の生徒「ジョン」のお話から始まりました。
ジョンはお金持ちです。
「学業優秀で、お金持ちばかりが集まる」学校に通っています。
特権的な「一流の学校」です。
ジョンは当然ながら「自分の学校が他の学校より優れているのだ」と強く意識する環境で育ちます。
自分のグループは「能力があるから」「お金があるから」特別だと感じる環境です。
当然、競争が激しくなります。
みんなが「よりリッチ、よりパワフルに、より上へ」を目指します。
この環境では、「差別」が自然になります。ジョンは、他の人との違いについて強く意識するようになり、いよいよ「特権意識」が強くなっていきます。
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