日本の教育の歴史を調べてみると、他国の影響が半端ないなと思った件

大学院の授業で、各国の教育制度についての課題文書を読んだのです。

フィリピン、中国、アフリカ諸国、ウズベキスタン、ベトナム、日本、アフガニスタン、イラン、インド、ブラジル。

面白いのは、植民地化された国のほとんどがどこも宗主国の影響を強く受けていることです。
マレーシアの教育制度は英国とほぼ同等のシステムで、互換性があります。
アフリカ諸国はフランスやイギリスの影響があり、今も公用語が残っています。
ウズベキスタンはイスラムの国なのにソ連に入って共産主義教育となり、いまだにロシア語圏から抜け出せないそうです(政府は英語を中心にしたいが、経済的にロシア語を学んだ方が便利)。

他国の影響がほぼないのは、英国と中国(マルクスの影響はあるが)、アメリカくらいでしょうか。
中国は一時日本が占領しましたが、教育制度はほぼ残っていないです。

では日本は? 今回のテーマです。

占領されたのに、占領国の影響が薄い日本

で、この文脈で日本を見ると、やはり他国の影響を受けまくってます。

江戸時代は一部の町人は寺子屋で学んでましたが、武士は儒学を学びました。明治時代の教育はフランス・アメリカなどをモデルにして作りましたが、儒教をベースにした「教育勅語」がありました。戦後、GHQにより米国の教育を導入されたのです。6.3.3制はその名残です。

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