「なろう系」とファンタジーが流行るのは、「自分の人生を変えられない」から?

先日、こんな記事を書きました。

これが、なぜ日本でだけこんなにオタクやアニメ文化が繁栄するのか、につながる気がします。

最近立てている1つの仮説。それは、
自分の人生が選べないと思うから、ファンタジーが流行るのでは?」です。

マレーシアの漫画やアニメの人気っぷりは本当に凄まじいものがあります。

そうはいっても、まだマレーシアから日本のようなファンタジーはなかなか出てこないのではないかな。日本のファンタジー世界、海外から見ると、特異なほど発達しています。

「なろう系」が流行っている?

日本では、最近、「なろう系」なるジャンルが流行っているのだそうです。
キーワードが「人生のやり直し」です。

サラリーマンが異世界に転生して、憧れの女の子をゲットして、自分をいじめた上司に復讐するとか、そんなストーリーが多いのだそう。

なろう系の特徴は、その物語の形式にあります。舞台に採用されるのは、中世風のファンタジー世界であることが多く、物語の発端となるのは、現代社会に生きる人の不慮の事故や病死などです。死んでしまった主人公が現代の知識を持ったまま異世界に転生して、悪と戦ったり、のんびり過ごしたりなど、人生をやり直すという展開となります。
主人公の設定は作品によって異なりますが、概ね現代社会をうまく生きられず、その後悔や鬱屈を異世界で晴らすために行動するというパターンが多く見受けられます。

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