コロナにかかった芸能人がお詫びしたり、責められるのを見ることがあります。マレーシアでも、自宅生活を守らずに感染を撒き散らした人が責められることはあれど、「病気にかかった人」がお詫びするケースは少ない気がします。
もちろん、ある程度は気をつけることで感染リスクを下げられると思うのですが、ロックダウンし、クラスター管理しているマレーシアから見ると、その難易度は高いように思えます。どんなに気をつけても、かかってしまう時はかかってしまう。
感染と本人の行いを結びつけるこの傾向は世界中にあるのですが、特に日本が高いという調査結果があります。
これに対し、大阪大学の三浦麻子教授は、「理由はわからない」としつつも、
と話しています。そして、一つの可能性として、「公正世界仮説」という説を紹介されています。
「公正世界仮説」とは?
「公正世界仮説」とは社会心理学者のメルビン・ラーナーが提唱した心理的なバイアスで、「世界は公正である」と考える世界観なのだそうです。