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【Q&A】PTAのない学校ではどうやって保護者が学校と関わるのか


こんにちは。先日のセミナーではたくさん質問がありました。
お答えできなかったものもあるので、順番に、回答していきます。
まずはこちらからです。


子供をゆったりサポートするために、親も穏やかな心で暮らせることが必要なのかなと感じています。
(私自身には子供はいませんが)日本の小学校では保護者の関係で悩む(PTAなど)も聞きます。
マレーシアでは、保護者はどのように学校と協力しているのでしょうか?マレーシアでもPTAのような組織はあるのでしょうか?

こんにちは! 本当にその通りで、親が穏やかな心で暮らすことが何より大事だと思います。

さてご質問です。

これは学校によって違うのかもしれませんが、長男がいったインターナショナル・スクールにはどこもPTAはありませんでした。なので負担はほぼゼロです。なかにはある学校もあるのかもしれません。

ちょっと長くなるので、今日は1記事使って経験を共有します。

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「コーヒー・モーニング」で親と先生がコミュニケーション

最初の学校には、PTAはありませんでした。その代わり、保護者面談はありました(後述します)。

ただ、コミュニケーションは濃厚でした。

私が学校に行くたびに、インド系担任の先生がニコニコして教室から出てきて、「今の息子さんはこんな感じですよ」「こんなふうに家でお話ししてみてください」と長話をしてくれました。
気づいたのは、ノートをあれだけ熱心に添削しているのに、それでも先生に余裕があることです。よくバスで生徒たちと一緒に帰っていました。

あと、何か心配事があると先生からすぐ電話がかかってきました。一番びっくりしたのは、「息子さんの文字は汚いので、neat writingを練習させてください」って電話がきたときです。

この学校はノートをやたら書かせる学校でした。「neat writing」(きちんと綺麗な筆跡で書くこと)、大変よく注意されたようです。

2番目の学校には、「コーヒー・モーニング」なる行事が学期ごとにありました。立食形式でコーヒーと軽食を摘みながら、自由に先生や他の保護者と話すスタイルです。参加は任意ですが、ここには校長先生・全教科の先生が参加するので、聞きたいことが聞きやすいです。椅子がないので、いろんな人と交互に話せます。

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