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読書拙想文

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読書して思ったことを、つたなくも、つらつらと書きます。
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#司馬遼太郎

読書拙想文 『関が原』司馬遼太郎

読書拙想文 『関が原』司馬遼太郎

 2016年の最後に読んだのは、最も大好きな作家の一人である司馬さんの、その数ある作品の中でも最も大好きなものの一つである『関が原』だった。私がこの作品を初めて読んだのは確か中学生の時で、今回で四回目の読了となった。

 司馬さんの作品には大きく分けて二つの類型があり、一つは『竜馬がゆく』(坂本竜馬)や『燃えよ剣』(土方歳三)のように一人の主人公にスポットライトを当ててその軌跡に沿って物語を進める

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