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英国BBCを見て思ったこと

報道の姿勢が全然違う!

とにかく首相をたてているような気がした。

国のトップであるジョンソン首相の談話はほとんどノーカットでライブ中継。

もっとも、それもノーカットで届ける価値があるからなのかもしれないけれど。

欧米の人たちって、幼い頃からディベートとか、発表とか、質疑応答とかって慣れている感じがします。

あちらの首相は記者会見をしていても、「逃げ」のような姿勢は感じさせない。

感じさせない技術を体得しているのかもしれないけれど。

とはいえ、「弱そうな姿勢を見せまいとして曖昧な答弁を続ける」というのともまた違う。

「言っていないからセーフ」みたいな、不毛な「揚げ足取り」ではなくて、本質的な議論に迫りながらも(できるだけ)確実な情報を伝えようとする。

その姿勢というか、、、まぁ国民性もあるんだろうけれど。

イギリスでは、ジョンソン首相が「カフェにもバーにもクラブにも行かないでくれと頼んだにも関わらず、人々は集まっていた。とにかく営業を中止してくれ!」

みたいな、お願いをはっきりと物言う文化があるような気がする。

日本はやんわりと「要請します!(でも遠回しに自粛してっていうのはわかるよね?)」みたいな発表が多いような気がする。

国民性と言われればそれまでだけれども、こんな曖昧な言い方で通用するのは日本ならではだと思う。

オリンピックに関しても、「完全な形で行う」としか言っていないよというのが通用するのは日本国内だけではないだろうか。

欧米からすれば、ただ「じれったい」とか「責任逃れ」というようにしか見えないきもする。

日本というある意味では特殊な国民性を押し通すのではなく、ある程度は世界にとってもう少しアピールするような「先回り」の行動も求められているような気もする。

そういうものこそ、欧米各国は「リーダーシップをとっている」と判断するような気もする。

そう考えてしまうと、トランプ大統領の「安倍総理は近々判断するだろう」というのは、むしろ優しいトスのような気もする。

そんな絶好のトスも打ち込みきれないのが日本なのかもしれないけれど。

いやぁ、グローバル感覚って本当に大切。

そしてそのグローバル感覚を養うのは、自分自身が飛び込んでみるしかない。

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