#13「自分こわし」としての成長~大今良時『聲の形』より~|学校づくりのスパイス
今回は大今良時氏のコミック『聲(こえ)の形』(講談社、2013~14年)を題材に、学校教育というシステムと人の成長との間の「軋み」について考えてみたいと思います。この作品は2016年に映画化もされて数々の受賞に輝くヒット作となりましたが、筆者のおすすめはコミック版です。というのも、この本で描かれているテーマは、反芻しながら自分のペースで読みたいものだからです。この作品には聴覚障害者へのいじめが描かれていることから雑誌掲載が一時見送られたそうですが、子どもにも教員にも、ぜひ読