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【SES日記】第3章①3度目の正直?180度環境の違う現場

SES2年目です。3つ目の現場に入場しました。

1つ目は半年、Javaで製造から総合テストまで
2つ目はちょうど1年、Javaで基本設計から外部結合テスト仕様書作成まで

今回も基本設計から。
Webシステムの新規開発のプロジェクトで初めての画面(オンライン)開発になります。

開発にあたらない知り合いもちらほらいる中、開発率100%なので現場運はめちゃくちゃいいです。

しかし、自分にとって「働きやすい環境」とは限りません。

毎回「働きにくい」を更新しているような?

もしかしてこの業界自体合わないのではないか?

それを3つ目の現場で判断しようとしていました。

3度目の正直。現場ガチャは当たりか外れか!?


6月作業実績

計18日、実働時間合計153時間35分(残業35分)

・外部設計書作成

以上です。

外部設計書はユースケース仕様書、画面定義書・画面遷移図・画面イメージ等の画面設計があります。内部設計書はシステム全体の一覧(コード定義とかセッション項目とかIDとか)なので、ほぼ外部設計しかない感じです。
ユースケース仕様書というのが内部設計書チックなプログラムの処理を書いたものです。

私はまずは簡単なログイン(パスワード変更画面等含め3画面)、TOP(1画面)を担当することになりました。

直近で開発されたシステムが参考としてあり、その設計書の記載を真似ながら作成していきました。

ログイン画面、TOP画面ってどのシステムにもあるものですが、参考システムにはなく…記載は結構悩みました。オンラインの設計書を見るのすら初めてです。

それでも2週目にはログイン3画面、TOP1画面のユースケース仕様書、画面設計は作成完了しました(DB設計はまだのためDB取得のところは保留)。

他にもユーザの検索・一覧画面、登録更新画面、申込画面、入力画面等計13画面に着手していきました。
完了したのはログイン、TOPの計4画面(クロスチェックとレビュー依頼済み)で、あとは仕様確定しておらず保留状態となりました。

結構進んだんじゃない?と思います。
前の現場と違って、自作業以外の当番作業がなく集中できるのでどんどん進みます。


ひとり入場

話が前後してしまいますが、先輩と2人で入場するはずが、数日前に発熱、某流行病とのことで1週間休み、私は一人で入場しました。

この業界、新人でも一人で入場させられることも多いと聞きますが、うちの会社は「先輩とセット」を売りにしています。
等級的にも一人なんてあり得ないです。

しかし、某流行病により”しょうがない”です。

正直前の現場の喪失感を引きずっていたので緊張や不安どころではなかったのですが(笑)

しかし、他社ですが同時入場の方が一人いらっしゃったので、ひとり感はありませんでした。今まで現場で見た中で一番高齢(?)の人でしたが(失礼)。

初日はPCのセットアップが半日、あとは読み物系が多く1日かかりました。Webのセキュリティ対策系でとても勉強になるのですが、周りの雑談が気になって集中できませんでした。

2日目は今回のプロジェクトの要件定義の読み込み。それも眠過ぎて内容頭に入らず。作業しながら読みたいと思い、3日目には作業をいただき、設計書執筆に入りました。


180度違う環境

Javaではない初めての言語。
DBもOracle以外は初。
バッチではなくオンライン。
改修ではなく新規。
テレワークではなく出社。

今までと全く違う環境です。

良い点、悪い点あるなと思いました。

【良い点】
①出社だと集中できる
テレワークの時はお腹空いたらすぐ食べたり、家の椅子が痛過ぎて頻繁に立ったりしていましたが、人目があればそんなことできないので耐えられます。
現場の椅子、めちゃくちゃ座りやすいです。

②気持ちが前向きになる
太陽を浴びているからか、通勤で体を動かしているからか、テレワークの時よりかは精神状態がよくなりました。
支度はめんどくさいですが、トイレ行く時とか鏡で自分の姿が見えるので、ちゃんとした格好なのは気分がいいです。

③残業しなくなった
テレワーク時はサービス残業するほどの残業魔。集中できるからもあるし、出社だけで疲れるので定時が来たら秒で帰ります。

④レビューが会議形式ではない
前の現場のストレスTOP3に入るやつ。レビュアー陣の予定が取れず会議予約からもう鬱でした。
50回くらい?はやっていると思いますが、毎回ドキュメントは変わるのでどう説明しようか考えるし、他人のも見れないので見て学ぶこともできず自己流で「これでいいのだろうか」って思っていました。説明がうまくもなっていません。画面共有でのPC操作も苦手。これがないというだけでだいぶ楽になりました。
しかし、メールでのレビューは指摘を全部打つの大変そうで申し訳ないです。。内容は丁寧なので時間かかっているだろうなと思っています。

⑤画面はバッチより分かりやすい

悪い点は書きたいことがたくさんあるので見出し付きで書きますね。


①質問しにくい・チャットがない

今まではテレワークだったのでチャットでの質問でした。
今回はチャットはなく、100%対面での質問です。
チャットは文章打つのに時間がかかる(20分くらい)のですが、タイミングを見失って「明日質問しよう」なんてことはなかったです。

チャットで質問送っても向こうの都合で返ってくるのに時間はかかるので、直接質問する方が早いのですが、質問ができなかった自分を責めたり、声かけるタイミング見計らいすぎたりでめちゃくちゃ疲れました。

質問する相手は上位会社になるので、対面で質問するにもしっかりノートに言うこと書いてから行っています。

慣れてきても性格上タイミングを気にしてしまうので、いまだに精神をひどく消耗します。声かけるタイミングを減らすために「絶対聞かないと作業が止まる!」という質問3〜5個くらいためてから行ってます。ちょっと認識確認したい程度のことは飲み込みがちになります。

聞きながらメモするのも苦手なので、聞き逃し防止、何度も確認できるよう、他の人にも共有できるようにチャット(文章で残せるもの)があるといいなと思います。


②進捗会議がない

今までの現場は必ず進捗会議があったので、リーダの怠慢としか思えませんでした。

前職でも昼会はあったし、それをなくしてリーダはどうやってメンバーの状況を把握するのでしょうか。
私は”管理していない=リーダとしての仕事をしていない”と思います。

進捗会議ないところも多いみたいで、上長から共感はいただけませんでした(去年の年末くらいにも書いていたはず)

出社してて様子が見えるからわざわざやらなくてもいいのか?
今までテレワーク経験のある私に言わせれば
出社に甘えています!!
見えているのは姿だけ。進捗は数字にしないと分からない!

WBSは6月の半ばにやっと詳細化されましたが、前の現場に比べてざっくりですし
(ログイン3画面だったら「ログイン」でひとくくり。前はファイルごとに期限決めていました。自分で決めてたのでリーダの手が回らないならそれでもいいのに)、
作成中・完了・レビュー依頼中・指摘修正中・再レビュー依頼・レビュー完了くらいしかステータスがないんですよね。
「作成中」の期間が長くなるので、%で知りたくならないのでしょうか。

リーダにやる時間がないのか?
それはありそうですが、メンバーそれぞれの状況が分かれば自分の仕事を分配したりとかもできると思うんですがね。この業界は無理なんですかね。

自分から進捗報告しなければならないのかな、自主性を試されてるのかなと思ったり。でも要件定義からいるメンバも特にそんなことをやっている様子もなく。

私もリーダのやっている作業、忙しさが分からないのはやりにくいです。前の現場はOutlook予定表で全員の予定が見えてよかったんですよね。質問とか意識合わせしたい時は空いているところに会議予定を入れたり。

話していなければ質問してもいいと言っても、リーダは隣の人によく話しかけられているので全然自分の作業できてなくね?って思います。リーダの作業状況が分かっていれば遠慮すると思うのですが。

リーダはめちゃくちゃ優しく、特に他社の人にはとても丁寧に教えてくれます。

あとは話す場があればちょっとした困り事も言いやすくなると思うんですよね。ちょっとした疑問とかみんなで共通認識として持っていないといけないこととか。問題が大きくなってから表面化することのないよう、小さいうちに潰せるのが日々の会議のいいところだと思います。

これは前の現場でも言っていた、”職場環境で最も大事なこと”なので長くなってしまいました。


③ルールがゆるい

前の現場は細かいルールだらけだったので余計に感じます。

設計書新規作成なのに規約はありません。しかし、記載の統一として、項番の書き方、DB取得の書き方、エラーメッセージなどなど最初に話し合うべきだったのでは?と思います。

ルールがないと各々好きなように書いて統一感がなくなるし、決めるためには誰かが「話し合いましょう」と言わないとやりません。それが入ったばかりの私にできようものか。。

話に出したところでリーダ陣はゆるゆるなので、「それっぽい感じで」という感じでしたし。。

参考があり、各々参考を真似て書いているのですが、参考も作成している人によって記載が異なるので、自分はXファイルを参考にして、先輩はYファイルを参考にして、結果先輩の記載が採用されると私は修正なんですよね。

このように記載統一しなかったことによる”手戻り祭”がたくさん発生しました。
(やはり記載の統一は大切なので後から話が出て、全部上の人にひっくり返されました)。

決まっているものを見ればいい環境の方が断然やりやすいです。
私は細かく確認して守る派なので。

前の現場では「この現場を乗り越えたらどこでもやっていける」と言われましたが、ちょっと特殊なその現場に慣れてしまったおかげで、よくある”ゆるめの現場”に順応できなくなっているような気がします。
(元々ゆるいものを許せない性格もありますが)


一人となんら変わらない。むしろ一人がよくね?

また話が前後しますが、入場から1週間経ってようやく先輩(私の2年上?)が入場します。

入場1週間でも悪い点①〜③はしっかり感じて
「これなら前の現場の方がよかった。今なら前の現場で生き生きと働ける気がする!!」
と思うくらいに今の現場に働きにくさを感じていました。

先輩が入ったら何か変わるのではないか?
そんな期待を抱いていました。

先輩は面談からフレンドリーな感じだったので、上位会社の人と雑談できるような仲の良さにはなれるのではないかと思っていました。

しかし蓋を開けてみれば、彼は真面目、仕事中の雑談はしない。
立ち回りは私と大差ないように見えました。

自分と違うタイプを求めていたのかもしれません。
現場の空気をちょっと変えられるような人を。

しかし、私たちは下請けで「郷に入れば郷に従え」ですし、某病で1週間休んでいるのもあって、ふざけることなどできない状況だったと思います。

それでも私にとっては”ただの1”でした。
他社でもよかったただの一人。
自社同士だからこそのメリットが感じられませんでした。

上長とのヒアリングで先輩の心情を知ったのですが、「雑談は全然してもらってもいい」という感じでした。

私も雑談したいのですが、立場的に一番下っ端なのと、初めてこの形態(至近距離に人がいる)なので仕事中どれくらいしゃべっていいものなのかが分からないのです。

あと一番は、先輩が来たことで席順が変わり働きにくくなりました。
先輩が不在の間は有識者の隣でした。しかし、先輩が間に入ったことで有識者の姿が隠れてしまい、タイミングを掴むのが難しくなりました。
(振り向いて見ればいいのですが、先輩を見ていると思われたくなくて見れない笑)

他にも、自社だからことなのですが、挙動とか態度とかが気になります。
声が低いと機嫌悪く聞こえるので、余計なことをいろいろ考えてしまいます。話すとそんなこともないことがわかるのですが、先輩に質問すべきことがないと話す機会もなく。。

そんなこんなで自社一人の方が仕事がしやすいです。


さいごに

最初は出社自体、体が慣れずにヘトヘトになってしまいましたが、1ヶ月経つ頃には慣れてきました。

期間が空いてしまい、週報を確認しながら書いていたのですが、かなり内容盛りだくさんでうまくまとめられませんでした。
書ききれなかった分は追々書いていけたらいいなと思います。


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