ちょいと危機感

自分が社会人デビューした17,8年くらい前に比べると、あからさまに下品なことを言われることもなくなったし、ずいぶん女性が働きやすくなったもんだと思っていた。

最近まったくの異業種の女友達と飲んでいたら、私の職場の男性グループと遭遇。そのまま一緒に飲むこととなった。

私は双方を紹介してなんとか会話を続けようとしたのだが、男性陣は初見の女性にはなかなか話しかけにくく、少しまごついた様子。でもいつものことだと気にせずに双方と話しを続けていた。

お酒が進むにつれて、配慮がめんどうになったのか男性陣は終始、内輪の愚痴合戦となってしまった。女友達も時々話に入っていこうとしてくれたけどローカルな話題が続いてしまった。

解散後、女友達は「こちらの職場の男性ではありえないマナーのなさ」だったとこと。

はっとした。自分はずっと男性社会の会社で過ごしてきたので、これが普通の男性の振る舞い方なのかと、そしてお酒の席での多少の態度のくずれはある程度こちらが我慢すれば良いと無意識に思っていた自分に気づいた。

その友達は接客業なので、きっと人への対応は厳しいのかもしれない。お酒の場でも女性に対してあんなにだらしなくなる男性はいないとのこと。

きっと私のいる会社の男性は、女性が直接のクライアントや上司になった経験がほぼないのだろう。せいぜい同僚か事務以下の女性しか見たことがないかもしれないから、本気で女性に配慮したことがないのかもと思った。

というより、今までそういった類の男性からの扱いにはきっぱり対抗しているつもりでいたのに、いつの間にか自分の中に諦めがあったことにショックだった。

世の中あんな男性ばかりなら、一人でもいいやとも思っていた。

なのに今回の件で、自分の視野が狭いばっかりに何か可能性を見失っているのでは疑問を抱いた。

世界の狭い自分にちょいと危機感を感じた。

もっと外をみなきゃ。

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