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活動まとめ 11月10日-11月16日

夫婦2人で目標にした11月22日の空き家入居まで残りわずか。
心配した集落の方が入れ替わり立ち替わり見に来てエールを送ってくださったり、差し入れをしてくださったり。本当にありがたく、温かい気持ちになります。
ラストスパート(第一弾)、頑張っています。


空き家の断熱改修資材の準備


11月10日
翌週、断熱改修の講師が来て指導してくださる事になりました。半日で加藤隊員と私たち2件の指導をしてくださるので、あまりボリュームは持たせられません。
まずは台所を優先的にお願いする事にして、講師の方にメッセージで教えていただいた資材のリサーチをするため、ホームセンターに向かいました。
私たち御用達のコメリパワー水沢店。広く商品も充実しているので、何かと利用させていただいています。
度重なる訪店で、普段の脳内ミュージックはコメリのBGMの時があるくらいです(笑)
サイズと値段を控えて帰途につきました。
枚数はどれくらい必要なのか、経費はどれくらい準備すれば良いのか。
一度には考えられない不器用な私たちは、改めて家で作戦会議をする事にします。

断熱材のスタイロフォーム4mm厚。
軽トラックに積んで帰るにも嵩張りそうです。

物置小屋の補修

同じく10日、母屋東側にある物置小屋の屋根の補修をしました。
ここは、今のところ使用してはいませんが、空き家掃除の時の荷物をまとめて入れてあり、家具などもあるので、風雨で傷まないための応急処置です。
てっぺんの繋ぎ目が取れて穴が空いているのが2箇所。
主人の発案で、前の住民の方が残された農業用であろうビニールシートを被せ、建物両側から紐で縛りました。
この頃北風が強く、小屋の北側は広い畑になっていて風を遮るものはありません。
果たして、何日持ちこたえるでしょうか…

見えにくいですが、紫色の紐でビニールシートを押さえて、建物の両側へ垂らし縛りました。

いちのせき里山林活用事業講演会

11月11日
川崎市民センターで行われた「一関里山林活用事業講演会」を聴きに行きました。
会場のホール入り口のスペースには、先日興田市民センターの文化祭で私たち地域おこし協力隊の取り組みを紹介してくださったパネルを、再度掲載してくださっていました。文化祭でこのパネルをご覧になった一関市農林部長の小崎さんが利用の交渉からパネルの設置まで自らしてくださったとの事…ありがたい事です。
お陰様で、パネルを見た聴講者の方から「頑張ってくださいね」と温かいお言葉をいただきました。

講演会本番のお話に移ります。
有限会社工藤管理サービス代表取締役の工藤寛さんは、生物多様性に視点を当てたお話をされました。
内容はとてもシビアなもので、いかに絶滅危惧種が多いかという事、今から例え本腰を入れて環境整備をしてもなかなか難しい事など、厳しい現実を突きつけられました。
地域全体で環境保全に取り組み、自分たちで体験し、今の利益ではなく将来のために学び行動する大切さを説かれました。
森林資源を活用する一関市民の会 会長の千葉康夫さんは、薪作りや集材の経験を通した、環境への目の向け方、楽しみ方などをお話されました。
自然の豊かさとは、生態系が安定している事なのではないかという視点は、工藤さんのお話と共通されていました。製材後の端材や公共工事で伐採された木を木質ボイラーやバイオマス発電の燃料するなど、地域の木を活用して地産エネルギーを循環させている事例も知る事ができました。
有限会社駒崎材木店 代表取締役の片倉浩彦さんは、薪ストーブの仕組みについてお話されました。
木の種類によって、燃焼持続時間や熱量が違う事、薪ストーブの燃焼する仕組み、煙突の性能と施工方法など、普段ホームセンターなどの店頭では知る事のできない専門的な事ばかりでした。

地域の資源を地域で使っていく事で、エネルギーも削減でき、自分たちが関わっているという意識も生まれます。その結果、山も身近になり、その環境にも目が向くようになるのではないかと考えさせられました。

パネルの様子。地域の方ともお会いしました。
10月から着任された、地域おこし協力隊の仲間がこの様子を撮影してくださっていました。
ありがたいです!

地域の大掃除

11月12日
京津畑集落の交流施設「山がっこ」の大掃除に参加しました。
老若男女集まり自治会の班に分かれて、担当箇所を掃除しました。
私たちは、9月の途中までお世話になった宿泊棟を担当。客間2室を箒で掃いた後雑巾掛けをして、手の届かない廊下の窓は猿のように1段目の窓のさんに登って拭きました。天気が良かったので、外で雑巾を洗っても寒くなかったのが救いでした。初めてお会いする方もいらっしゃって、お仕事の話なども聞く事ができて、良い交流の機会となりました。
2時間の予定が30分早く終了。
皆さんのチームワークにはいつも感心させされます。

空き家の断熱改修資材の準備②


11月13日
2日後に迫った断熱改修施工指導のため、買い揃える資材の情報を整理しました。
その中でも、台所のシンク側は一部窓を塞いだり、耐熱性のある石膏ボードや水はね防止のキッチンパネルを貼ったりと、他の箇所より複雑なので、3ブロックに分けて考える事にしました。
現場を測量して各資材の必要枚数、おおよその予算を出しました。
頭がこんがらがりそうです…

講師の方や自分たちにも分かりやすく施工箇所を分けて写真に書き込みました。
インパクト・ドライバー持ってます、と写真を送ったら、「それは電動ドライバーです。」と講師の方からお返事が。
パワーが弱いので床の施工には使えないそうです。残念!

空き家の断熱改修資材の買い出し

11月14日
前日にまとめた情報を持って、資材の買い出しに行きました。行き先はもちろんコメリパワー水沢店です。
台所の資材全てを購入しようと考えていましたが、サイズを計算すると軽トラには全て乗らない事が判明。
考えた末、指導していただく最低限の範囲のみの購入に留めました。
それでも、かなりの量です。店内で選んで購入して、運んで軽トラックに資材に負担がかからないように色々と考えながら積んで、また積み直して…
そんな事をしている間に2時間弱かかりました。
本番前にぐったりです。。。

カート2台分の他に、釘や差し金などの小道具も購入。
何とか軽トラックに積み込みました。

帰ってから、翌日の壁改修に備えて台所シンク側の壁を剥がしました。ここへ断熱材を入れていきます。また、壁の改修も指導をしていただく予定なので、少しだけ砂壁を削りました。DAISOのスクレイパーをお勧めしているネット記事を参考にしたのですが、気持ち良いくらいに取れます。ただ、粉塵が飛ぶので最低限の範囲に留めました。
すぐに改修作業に入れるように、箒でゴミを集めて、木屑などは拾って現場を綺麗にしてから帰途につきました。

すぐに剥がれる脆い素材かと思いきや、結構しっかりしていて、とっかかりに苦戦しました。
スクレイパーでこそぐと、ザラザラと砂が落ちていきます。

空き家の断熱改修指導

11月15日
改修指導のため、株式会社ぼうけんの福田さんが現地に指導に来てくださいました。
滞在時間は半日という事で、ポイントを押さえて指導していただき、あとは後日自分たちでできるようにというスタイルで進めていかれました。
まずは加藤隊員のお宅からです。
天井裏に断熱材のスタイロフォームを置いていくのですが、サイズが大きいためそのままでは入れる事ができず、まずは裁断をしました。ビート板を固くしたような質感なので、形を変えて細かい部分に押し込むという事ができず、骨組みに干渉して苦戦されました。
比較的柔軟なグラスウールという素材を使うと施工はしやすいようですが、素材によって一長一短あるため一概には言えないようです。
続いて私たちの住む予定の空き家を指導していただきました。
大引きという、床の骨組みの感覚が広く、上から施工した床を支えるのに心許ないという事で、床材を使って簡易的な大引きを作るところから始まりました。
簡易的な大引きを根太の下から打ちつけて、その次は根太と根太の間に断熱材のスタイロフォームをはめ込んでいくのですが、根太と根太の間が平行ではないのでそのサイズに合わせた採寸と切断が必要です。
その都度直角を出したり、採寸通りに綺麗に切ったり…これが意外に難しかったのですが、何度か繰り返して主人は器用にマスターしていました。
あとは床の下地となる合板の打ちつけ方、石膏ボードの切り方、壁面のスタイロフォームのはめ込み方、床材の貼り方…とスムーズに教えていただき、何とか時間内に全ての工程を習い終えました。
翌日からは、自分たちで施工していきますが、分からない事があればオンラインで相談も受けてくださるので安心しています。

加藤隊員の天井断熱の指導。
私たちの住む空き家は、まず簡易的な大引きを作りました。
簡易的な大引きの下に取り付ける「束(つか)」も手作りしました。
排水パイプを通す穴は難しいので福田さんが施工。
根太と根太の間を測って、それに合わせてスタイロフォームを切断していきます。
石膏ボードは、簡単に切れますが衝撃や水分に弱く、注意が必要です。

自分たちで改修作業

11月16日
福田さんに習った方法で、自分たちで改修作業を進めました。
主人は簡易的な大引き作り、私は床用のスタイロフォーム作りに分担しました。スタイロフォームは、ちゃんと測って切断したつもりが一発ではなかなかピッタリ嵌らず苦戦しましたがら何度か繰り返ししているとコツが掴めてきました。
ここでうまく作れるかが、隙間のない断熱になるかどうかを左右します。時間はかかりましたが、台所の1/3の床にスタイロフォームをはめる事ができました。

スタイロフォームを測って切断するためにこれだけの道具を駆使します。
ピッタリハマるかどうかの瞬間。作業に熱中するあまり汗ばみ、腕まくりです。

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