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活動まとめ 9月15日-9月21日


またしても、草刈りの日々


9月15日は、前週に引き続き草刈りの練習をしました。
何日も、何時間も続けていると、動作が体に染み込んで来たようで、迷わずに刈払い機を起動してすぐに作業に入れるようになりました。
慣れって凄いです。
そして、練習用にいただいた燃料をこの日見事に使い切りました。
達成感!

どこから、どんな向きで刈るかも大切。
立ち止まって考える事もあります。

組合の草刈り 〜パートII〜

9月16日〜18日、先週に引き続いて組合の草刈りがありました。17日は別の用事があったので、16日と18日に参戦しました。
先週もそうだったのですが、機械が刈れない斜面や狭い場所を刈払い隊が刈っていきます。
ぐんぐん刈っていく私と、逃げ惑うコオロギやバッタ、カマキリたち…。見付けたら先に逃しておくのですが、きっと見付けられていない方が多いんだろうな…。
草が刈られると、トビなどの鳥がやってきます。稲刈りの後もそうなのですが、隠れる場所を失った虫達を食べるのだそうです。どこから見ていたのか、とても良い目をしていて、賢いですね。
この日は、トビより2回りくらい大きな鳥が私たちと距離を保ちながら原っぱを見ていました。「イヌワシかな!」と興奮したのですが、正体は分からず。その後、別の場所を刈っていると見た事のない鳥の羽根を見付けました。Facebookに投稿したところ、「オオタカの羽根ではないか」と教えてくださった方がいらっしゃいました。ネットで検索すると確かに似ているのですが、メスのキジの羽根にも似ているような…。
鳥の種類も、もっと分かるようになると面白いのですが。間伐をした結果、生態系がどのように変化したのか知るには、木や植物だけではなく、動物の種類が分かる事も重要です。ひたすら勉強ですね!
草刈りの休憩中の事。前週に草刈り練習の宿題をくださった方から「上達したな」というお褒めの言葉をいただきました。この方から褒められるのは珍しいのだそうです。練習頑張って良かった。素直に嬉しいです!

草刈り中に見付けた羽根。初めて見る模様なので、ときめきました。
最後はこの広い草地に集まり、一斉に刈って皆んなでフィニッシュ!疲れたやり切った感で少しハイ・テンションな私の図。

オーガニック・フェスタ in いわて

9月17日、釜石で行われたオーガニック・フェスタ in いわてに行きました。
以前、講習やまこも刈りに参加させていただいた岩手やまんばプロジェクトさんも出展、シンポジウムにも登壇されるという事で、お誘いいただいていました。
オーガニック・フェスタ in いわての詳細についてはこちら↓

毎年岩手県内で開催されていて、今年は釜石、来年は紫波なのだそうです。出展者の中には、加藤隊員のパートナー 米(よね)ちゃんの姿も。
「カラムシ」という草から繊維を取り編んだ物でストラップなど作られています。気の遠くなりそうな工程!
シンプルで、とても素敵です。

米ちゃんのお店。カラムシの縄綯(な)い体験もありました。

ステージでは、1団体15分で活動発表が行われました。
このイベントを主催する「岩手県有機農業連絡協議会」の代表 日野雄策さんのインタビュー形式で、各団体とも短い時間の中ギュッと凝縮された内容でした。
林業、建築材、染物、お茶、コーヒー、野菜、油などなど…活動発表も出展者も、「地球に負荷をかけない」「安心・安全」な暮らしを継続していきたいという思いは一つ。
それぞれは広く大きな活動ではありませんが、信念を持って少しずつでも実行・継続していく事で、合わさって大きな力になるし、周りを巻き込んでいく事もできるのではないかと考えさせられた時間でした。
同じ思いの元に集まった方々とお話、情報交換もできて共感と刺激をいただきました。
来年の開催も楽しみにしています。

町内のSさん、来訪

9月20日、私たちと同じ大東町にお住まいのSさんが山がっこへ来訪されました。以前、地域おこし協力隊へのインタビューを興田市民センターへ提案してくださった方で、インタビューの時にもご同席され少しお話させていただいたのですがとても興味深い内容で、ゆっくり伺いたかったのもあり、お茶っこにお誘いしたのでした。
協力隊の主人が充電式刈払い機に興味を示したところ、現物をお持ちくださいました。私も少し操作させていただきましたが、音がとても静かでした。

Sさんは、大東町興田地区の安全環境部会に所属されています。有害獣対策に取り組みを始められたのですが、それには里山整備をして動物と人が住み分けできる環境作りが必要で、山を間伐して整える自伐型林業に目を向けられています。一関市では自伐型林業が始まったばかりです。業界では浸透してきたこの取り組みも、普段山に関わりのない一般の方にはまだその効果を伝えるのは難しいそうですが、地域おこし協力隊の取り組みを紹介しながら少しずつ理解が進めば…とSさんのありがたいお言葉でした。また部会の方々ともお互いの交流を深めていけたらと思います。
Sさんは、自然エネルギーにもお詳しいようでした。私たち夫婦も食料だけでなくエネルギーの自給自足も目指しているので、また機会を設けて教えていただけるよう、お願いしました。ご存知の情報を惜しげなく提供してくださるSさんに感謝です。

炭作り体験

9月21日、遠野市にあるNPO法人遠野エコネットさん主催の炭作り体験に参加しました。
活動の一環で、山にまつわる色々な仕事を体験を通じて伝える「遠野・薪の駅プロジェクト」を主催されていて、炭作りはその一部です。
遠野エコネットさんの詳細はこちら↓

講師は北上市から来られた楽炭代表の千田淳さん。この日は、炭作りの工程の中の、「炭出し」と「炭材立て込み」「火入れ(の一部)」の体験でした。
まずは、焼き上がった(?)炭を出すため、密閉された釜の入り口のレンガを崩していきます。

塗り固められたレンガを、スコップで崩していきます。

そして、釜の中の炭を、竹を組み合わせて作った担架のような物でひたすら外へ運び出します。釜の中は天井が低いので、身体を屈めての作業がなかなかキツイのです。足の筋肉がピクピク、腰も痛い。
運び出した炭は、出荷する長さにカットして、袋詰めします。

丸鋸刃が付いた機械で切っていきます。切る度に細かい炭が砕けた黒煙が上がります。「煙が目に染みる」

ここでお昼休憩。代表の千葉さんが、「相手の顔を見ても笑わない事」と言われて意味が分からなかったのですが、マスクを外してすぐに分かりました。鼻の周りが真っ黒で、まるで変なお◯さん(笑)タオルで拭かせてもらったのですが、鼻の中まで真っ黒でした。
お昼からは、炭にする木を釜へ詰めていきました。
釜に入り1本1本隙間なく詰めていくのですが、水分を含んだ重たい木をひたすら立てていくのもまた重労働。
その間に、レンガを塗り固める泥を作るために、午前中に砕いた泥をザルでこしていきます。おままごと思い出して、楽しい気分。

まずは大きな固まりをトンカチで叩いたり踏んだりして細かくしました。

釜の中がいっぱいになるまで木を詰め込んだら、午前中崩したレンガを組んで、泥を塗って密閉していきます。

隙間ができないように手やコテで泥を塗っていきます。

そして、いよいよ点火…の前に、かまどの神様へ無事を祈願しました。

岩手県や宮城県の一部に伝わる、火の神「竈神」。

しっかり祈願して、マッチで火を入れました。

ここから、火の温度の変化を3時間ごとに見ていくのですが、今日の作業はここまで。かなり作業のボリュームも工程もありましたが、この日はまだ全体の1/10なのだそうです。昔、炭作りは、釜を作り、山の木を切り出し、薪割りで炭と燃料用の木を作り、炭を焼く…という工程を自分達でこなしていました。木こりや設計、建築、左官と、炭を焼く以外にもたくさんの要素が含まれます。また、木を切り出す事で間伐もできて、切った木の切り株からひこばえが出てそれが大きくなる事で、山が豊かに育ちます。そうやって、昔の炭焼き職人は、山守の役目もしていたのですね。尊くて奥深い仕事です。
副業で、炭焼きを考えていたのですが、熟練の技が必要で、時間もかかる大変な仕事。まずは商売は置いておいて、少しずつ試しに焼いていく事から始めてみようかな、と思います。

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