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ひょっこり竹生島

琵琶湖のてっぺんにぽっかりと浮かぶ、竹生島。
7月のおついたち、長浜港から出るフェリーに乗って、初めて島へと渡った。
その前日、6月30日といえば、茅の輪をくぐって半年間の穢れを祓う、大祓えの日。毎年この時期に、生まれ故郷の氏神さん、松尾大社で茅の輪をくぐる習慣でしたが、今年はそれも叶わず。
もやもやとしながら、7月を迎えてしまったので、ここでえいやぁと竹生島に渡ってみたくなったのでした。

でっかい観音さんが遠くに見える長浜港。のんびりと釣り人たちが憩う場所。
出発時刻を前に、長浜⇔竹生島行きのフェリー「BENTEN」へ。


2階の席で、ゆったりとくつろぎながら、約30分の船旅。
この日は、30℃くらいの夏日でしたが、船内はクーラーもきいていて、快適な船内。シートもキレイで、想像してたよりも、ちょっぴりリッチな気分。

いつ見ても、やっぱり、ひょうたん島の竹生島。
穏やかな、湖上の景色に癒される。

船内では、竹生島の観光案内の映像説明がみっちり流れていて、もう島に行く必要なくなりそうなくらい。
人は、予習して、安心を得てから、観光に出かける不思議。逆に、いっさい視覚情報のない場所へ、人は旅するだろうか。
はたして、いつからそうなったんだろう。

あれこれ考えてるうちに、竹生島へ到着です。

初上陸。
まずは、琵琶湖の女神さま、辯才天さんへお参り。

お参りしてすぐ、にわか雨が降り出して、しばし手水舎で雨宿り。


青い尻尾のトカゲ。

お清めの雨がさっと上がって、参道のアジサイが一層鮮やかに。


山の斜面にある神社とお寺を巡って、階段を上がったり下がったりしながら、ゆっくりと参拝できる。上陸時間80分は、ちょうどよい頃合い。

出発時間まで、港前のお土産やさんで、おとうふソフト。

あっという間の滞在だったなあ。

帰路、フェリーの甲板から、余韻に浸る。
次は冬に―、竹生島の雪景色を見てみたい。


本格的な梅雨入りを前に、濃厚な湖北じかん。


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