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蔵の女将さん直伝の桑酒モヒート

木之本の元気なお母さんたちが集まって、こんど地元で開催する日本酒会のための試食会におよばれして来ました。
皆さん家事をすませられてから、夜になって、近所の酒蔵にいそいそと集合。北国街道沿いの老舗酒蔵、山路酒造さんで、女将さんのご厚意で趣ある店内の一角をお借りしての和やかな試食会が始まりました。

お母さんたちの持参した籠から、次々と食材が出てきて、机に素敵なお料理がひろげられてゆきます。お酒も、山路酒造の女将さんに相談しながらその場でチョイス。まずは、無濾過生原酒のしぼりたてで乾杯、宴スタート。

盛り付けも、わいわいと楽しみながら試行錯誤。地元で摘んできた山菜や、彩りに添えられた葉っぱは自宅で調達してきたもの。その場でバーナーで炙った田楽にはフキ味噌。菜の花、イタドリ、タラの芽、生のウドとローストビーフの相性もばっちり。ひとつひとつ、滋味深く、優しい味わいにほっこりします。今年は、どこの山で山菜が採れたなど、収穫場所はもちろんのこと、調理方法など、お醤油の銘柄まで、意見交換。皆さんのお話を聞きながら、私は食べる役に専念。お母さんたちの情報に学ぶことの多い夜です。

ここで、待ってましたとばかりに、女将さん特製の桑酒モヒート!
興奮してシャッターを切りまくる。

女将さん直伝のレシピは、
氷、レモン薄切り数枚、ミント適量、ソーダ:桑酒=2:1
実に爽やかで、ミントと柑橘との相性バツグン、美味しくってもう。
これなら夏にぐいぐいと、いけちゃいます。

山路酒造さんの桑酒は、470年前から造られ、ここ北国街道を訪れた旅人たちを癒して来たという歴史あるお酒。じつは全国で5番目に古いという超老舗蔵なのです。
桑酒は、糯米、麹、そして桑の葉を焼酎に漬け込んで造られた、香草系の和製リキュール。
カクテルに合わないはずがありません。
私は、この甘くて薬草のような香り、なんだか懐かしい味わいが好きで、お猪口に氷をひとつ浮かべて、ちびりちびりと飲むのがお気に入り。

そうして、盛られたお料理もぺろりと平らげて、夜もふけゆく。
実は、このお母さんたちが作るお料理は、木之本の地蔵坂にあるカフェ「すくらむ」さんで、週末ランチで頂くことが出来ます。
引っ越して早2か月、地元のこと、もっともっと知りたくなって、私も何か、お手伝いしたい気持ちもふつふつ。
美味しくって優しい夜に、心より感謝。

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