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「ひとりはつらいよ」励まし合い支え合い… 共同通信さんがやって来た!

 1月下旬の話です。京都新聞滋賀本社のY編集部長代理あてに、メールが送られてきたとの話を聞きました。内容は、「共同通信でnoteを運営している大阪社会部の山本大樹記者が、京都新聞noteの担当者と会いたいと言ってくれている」とのこと。すぐにY編集部長代理に連絡し、メールを転送してもらいました。

 共同通信さんのnoteについては以前、神戸新聞さんのnoteでご紹介されていたの見つけて、その企画にタダ乗りした記事を書いて以来のご縁。改めてメールで連絡を取ると、わざわざ京都にお越しくださるとのこと。3月上旬の午後、山本記者をお迎えしました。

以前にご紹介した記事はこちら

悩みは共通、マンパワー

 スラリと背の高いナイスガイな山本記者とは、弊社玄関でお会いし、エレベーターで東山連邦を望むスカイビューカフェ(社員食堂横の喫茶スペース)へ。自己紹介を経て、note運営について伺いました。山本さんは肩書通り、大阪社会部の記者としての業務を日々こなしながらnote配信をしています。1人で編集・配信作業を担当されているそうです。おお、うちと同じ。グッと狭まる距離感、にじみ出る戦友感。

 とはいえ、同じnote運営者といっても、アプローチの仕方や記事の配信の仕方、ライターを募る方法などはまったく違いました。まぁ当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、組織の大きさなどもあるのでしょうか、手弁当なこのnoteと比べると、うらやましいことばかりでした(笑)。

共同通信大阪支社の山本大樹記者。ナイスガイですね
(撮影のためマスクは外しています)

 一方、共同通信さんのnoteにこめられた強い思いも感じ取れました。それが「BtoC」です。「BtoC」というのは、ビジネスの現場などで定着した考え方で、「Business to Customer(企業から顧客へ)」という直接的なやり取りを指します。その概念が、通信社では感じ取りにくいそうです。どういうことでしょう。

 通信社というのは、記事を全国・全世界に配信するのが業務。取材の現場には、その土地その土地の地方紙やテレビ局の記者がいて、地元で読まれるのはそうした記事です。そして自分の取材成果は、現場から遠く離れた他の地方紙や放送局で使用されることになります。

 ですから、地方紙の記者が「おー、〇〇の記事、今朝の新聞に載ってたなぁ」と読者の方が声をかけてくださるような状況ではないのですね。確かに読者の皆さんとの距離が遠くなってしまうのはつらいですよね。我々のような地方紙の記者なんかは、それをやりがいとしている側面もありますので。

「三都物語」コラボ実現向け始動?

 社員食堂横の喫茶コーナーで話していたのですが、このままだと、2人で傷をなめ合うだけになってしまうので、中の人の職場でもある、編集局フロアに降りることにしました。すると、ちょうど職場にnoteでおなじみ「ピラルクさん」こと、H記者がいたので、加わってもらいました。

わざとらしくパソコン開いたりしてみている「中の人」(手前)と山本記者
(撮影・ピラルクさん)

 ピラルクさんことH記者は紙面編集に関わる「ニュース編集部」に所属しており、中の人と同じ職場なのですが、二世代ほど年齢が離れているため、デジタル配信のとらえ方などは、勉強になることばかりで、この日も、山本記者とともに、いろんな角度から意見を交換して、中の人はうなずくことしきりでした。

 こうしてnoteを通じてつながった共同通信大阪支社さんと神戸新聞さん、そして私たち京都新聞。なにかnoteで面白いことはできないだろうか。そんな話にもなりました。大阪(共同さん)、神戸、京都の「三都物語」的なコラボ、もしかしたら可能かもしれません。山本さんやH記者のアイデアが実を結べば、面白いことになりそうです。ワクワクしてきました。

 そして、山本記者が弊社を訪れてくれた記事がこちら。いやあ、なんか上手にまとめてくれてるなぁ、ありがとうございます。

 いろんな悩みや課題、そして楽しみなことなどを共有できました。なによりも、山本さんに教えてもらった方法で、noteのトップ画像を自作できるようになりました!せっかくなんで、お土産にいただいた「堂島ドーナツ」の画像を使ってみました!ドーナツおいしかったです!ありがとう山本さん!今後とも、よろしくお願いします!


京都新聞note編集部