京都精華大学学園祭「木野祭2023」開催レポート
こんにちは。
広報グループUです。
11月に入りました。
夏休みを終え、少し肌寒くなってきたこの時期。
私にとって学生時代から今まで、ずっと大好きなイベントがあります。
京都精華大学の学園祭「木野祭」です。
11/3(金)・4(土)の2日間にわたり、学園祭が開催されました。
今年の学園祭テーマは「闇鍋」です。
1年生にとってはもちろん初めてですが、実は今年は4年生にとっても初めての催しがたくさん。コロナ以来初めてとなる、キャンパスのみでの完全実施だったのです。
飲食の模擬店やフリーマーケット、作品販売、コスプレイベント、同人誌即売会、展覧会、そしてキャンパス内に2箇所設置されたステージと、キャンパスはすっかり様変わり。
飲食店エリアは開始早々大賑わい。いっときは歩けなくなるほどの混雑でした。
私が食べたのは、フランス仕込みのレシピでつくった「野菜ポタージュ」、木野祭名物グラフィックデザインコースの「みたらしドッグ」(4年ぶりの復活!)、京北宇津地域の野菜をたっぷり使用した「豚汁」、お祭りといえばの「焼きそば」。どれも想像以上に美味しかったです。
食べ歩きをしていると、何やら賑やかなエリアが。
今回の木野祭の新規企画、「リアルスプラトゥーン」イベントでした。
3人組のチームに分かれ、水鉄砲を使って互いの陣地を取り合います。体に身につけた金魚すくいのポイを多く撃ち抜いた方が勝ち。
全身ずぶ濡れになりながらはしゃぐ学生たちを見て、風邪を引かないことをひっそり願いました。晴天でよかった。
対峰館の教室では、同人誌即売会「キノフェア」を開催。オリジナルのマンガやイラスト、小説など、制作物が販売されていました。「SNSで見てます!」「ずっとファンでした!」という声があちこちから聞こえてきます。
明窓館のギャラリーTerra-Sでは、「闇鍋展」なる展覧会。
普段とは少し違うシュールな作品を含めた、有志による力作が展示されていました。
ほかにも、
陶芸専攻による陶器市や、版画専攻によるプリント作品の販売があったり、
クラブ・サークルによる体験イベントがあったり、フリーマーケットでは自家焙煎した珈琲や育てた観葉植物、実家にあったたくさんの着物等の古着を販売していたりと、とにかく賑やかなキャンパス。
そして最も華やかに学園祭を彩るのが、ステージです。
明窓館を使用した「闇ステージ」と、水上ステージを使用した「鍋ステージ」の二つのステージが設置されました。
6組のゲストと、学生たちによるライブやダンスが入れ替わり披露され、鍋ステージの石階段はいつも満席。演奏や歓声がキャンパスを包みます。
この大規模な学園祭をつくりあげたのは、学生組織「木野祭実行委員会」の学生たちです。
先ほど書いた通り、現在の在学生はコロナ禍前の学園祭がどのような様子だったかを知りません。4月からの半年間で手探りのなか企画を考え、学内各所と連携をとり、学園祭をつくりあげてくれました。
そのなかでも中心となって活躍したのが、実行委員長の「おしゃべりクソメガネ」さんと、副委員長の「4月のさしみ」さん。人文学科3年生と、芸術学部2年生の二人です。
※「おしゃべりクソメガネ」は実行委員内の呼び名です。私が悪口を書いているわけではありません
木野祭当日、明るい笑顔を見せてくれた二人ですが、本当は連日走り回ってへとへとの状態。学園祭を楽しむ間もないほど忙しそうでした。それでも「みんなが楽しんでくれたら一番嬉しい」と声を揃えるお二人でした。
夜になっても祭は続きます。
学園祭テーマ「闇鍋」にあわせた、闇鍋のふるまいテント。何やら鯛焼きとたこ焼きが入っているという噂を耳にしました。「案外美味しい」と聞いたけど本当かな…。
最後のパフォーマンスは暗黒舞踏。静かな動きのなかに凛とした力強さがあり、息を止めて見つめてしまいます。
こうしてすべてのパフォーマンスが終了しました。
最後は、実行委員や中心となった団体による挨拶で締めくくり。
過去3年間、実行委員を務めた幹部のひとりが、「コロナ禍で毎年実施形態が変わるので、ずっと手探りの状態だった。ようやくこうしてキャンパスで、たくさんのお客さんを招くことができて本当に良かった」と涙ながらに話していて、胸に迫るものがありました。
今年の学園祭はこれにて終了。
明日の片付け後、月曜日からいつもの日常が戻ってきます。ステージは解体、テントも撤去され、通常どおりのキャンパス風景に戻ります。
でも楽しかった木野祭の思い出は、みなさんの心のなかにずっと残るはず。
大学生活の楽しかった記憶は、きっとこれからの道を歩くうえで、支えになってくれると思います。
実行委員のみなさん、出展者の皆さん、おつかれさまでした。
楽しい学園祭をありがとう。
木野祭、また来年!