悪事千里を走る
大学に入ってしばらくして、仲の良いAと顔見知りのBが喧嘩した時に、AからずっとBの話を聞かされて、あまり知らないBのことを嫌なやつだと思っていました。
しばらく経って、たまたまBとご飯に行くことになり、意外と趣味や好きなものが合うことに気づきました。そこでもAとの喧嘩の話になりました。Bの言い分を聞いていると、何だか次はAが悪いように聞こえてきます。
めんどくさくなって考えるのをやめました。
わたしは別にAにもBにも悪いことされてないから、それぞれを信じてみよう。その間に、噂で広がる喧嘩の内容はAとB、どちらから聞いたこともない話になっていき、それからは2人が並んで歩いているところを、見たことがありません。
いつか自分がAもしくはBの立場に立つ日が来た時。私はどうやって対処するんでしょうか。
人との関わり合い方について考えさせられた大学生活でした。
Aの話もきっと正しい。Bの話もきっと正しい。
何かを話す時、わたしも悪いんだけど、でも!って言ってしまう人は多い。私もそちら側の人間です。
本当にその悪事は、そのまま千里を走っているのでしょうか?
噂を超えて付き合ってくれる人々は死んでも手を離しちゃいけないと思いました。
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