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【大会参戦記】 世界選手権2023 in Mumbai

暖かくなってきましたね。というか今冬は全体的にそこまで寒くなかったというか… 自分は京都4年目なんですが、この冬は初めて雪が積もりませんでした。
さて、今回は昨年11月に参加したインド・ムンバイの世界選手権の参戦記になります。自分自身、いつも以上に反省点の多い大会になったので、今後の教訓も入れつつ振り返ります。
※前の参戦記同様、10種競技に馴染みのない方には分かりづらい内容となります。ご了承ください

ムンバイ到着まで

ムンバイまでは直行便もあったのですが、スケジュール的に香港経由の便を選びました。トランジットが8時間くらいあったので、香港の空港内を色々探索できました。この空港は世界的にもかなり評判がいいようで、確かに新しい&快適な空間でした。適度に音のする環境だったので、数種目練習して最終調整ができました。
ムンバイ到着はちょうど真夜中でしたが、税関もすぐに終わり空港併設のホテルに向かいました。きれいなホテルではあったのですが、だいぶ狭い部屋で、ドアを開けると目の前にベッドがあるというなかなか見ない構造になってました。あとは寝るだけだったので問題なかったのですが…

大会前日

タクシーで大会近くのホテルについてひと段落したあと、会場へカードを提出しに行きました。最近はパソコンを使う大会が多くなってきているのですが、今回は主に紙ベースだったので、カードもリアルデッキで挑みました。

全部で28デッキ持ってきました

ここでJohannesやSimon、Naserなど、Memory Leagueでいつも対戦してる海外選手と初めて対面して色々話しました。
この夜はなかなか寝付けず、多分4時間くらいしか寝れませんでした。

大会初日

ありがたいことに、朝食と昼食は3日間全て大会主催の人たちが提供してくれるので、その分準備に時間を割けました。(写真を撮り忘れました… 食事中もいろんな人から話しかけられるので忙しかったです。でも最高に美味しかったです!)
そしていよいよ大会開始。最初に開会式や盛大なパフォーマンスが行われます。なんとこの大会、参加者600人以上という史上最大の規模で行われたので、迫力もすごかったです。

すごい数の参加者!

さて、ここで今回の主な強豪選手紹介

  • ヨハネス 🇩🇪 元世界チャンピオン(2012・18)。10月のヨーロッパ選手権でも優勝し、チャンピオン候補の一角。

  • サイモン 🇩🇪 世界選手権準優勝2回の強豪。顔と名前、単語記憶が特に強い。

  • テヌーン 🇲🇳 世界最強モンゴルのチャンピオン。1時間カードで38パックの記録を持つ。

  • クハヴァジ🇲🇳 2019世界選手権3位の世界的アスリート。10月のアジア大会では7位だったが、巻き返しが期待される。

  • ヴィシュヴァー🇮🇳 地元インド(といってもムンバイからはだいぶ離れてるらしい)のトップアスリート。短い種目が得意だが、オールマイティさも兼ね備える。

アジア大会同様、今回も世界の強豪たちが集まりましたが、いつも通りできればトップ3は入れると思って臨みました。

第1種目 15分単語

アジア大会同様、最初の種目は単語でした。200前後を目指してたのですが、出題ミスが何箇所かあり、それに四苦八苦してしまいました。途中で作戦変更して守るべきだったかなとは思います。ここで受けた精神的ダメージが後の種目にも響いてしまいました…

第2種目 30分2進数

2進数は直近の練習で一番調子が良かったので期待してたのですが、記憶時間の最初からややリズムに乗り切れてない感があって、覚えた全体量も少なめになりました。回答時間でも感触が悪く、さらに途中で回答欄をずらしていて、散々な結果に終わりました。

第3種目 5分ナンバー

初日午後の最初は5分ナンバーでした。午前の失敗から切り替えて挑んだのですが、いろいろトラブルもあり、全然覚えれませんでした。

第4種目 15分顔と名前

ようやく会場の雰囲気にも慣れてきて、初日では唯一納得のいくスコアが出せました(108点)。アジアオープンのときは130点出したのですが、IAMの顔と名前はGAMAよりも難しいことが多いので想定どおりでした。

初日は顔と名前以外悲惨な感じでしたが、まだ序盤だと思って巻き返しを願って翌日に備えました。

ヴィシュヴァー、クハヴァジ、センゲサムダン(モンゴルのコーチ)たちと

成績的には悲惨でしたが、インドのKidsの選手たちがたくさん話しかけてくれるので、緊張感はほぐれてきました。多分、大会3日間で500個くらいはサイン書きました。

大会2日目

この日も会場で朝食をとったあと、準備時間を経て競技が始まりました。

第5種目 架空の日付

アジアオープンで1位をとって自信をつけた種目なので、何としても上位に食い込みたかったのですが、92点とイマイチなスコアに終わりました。記憶時間の時の感触はそんなに悪くなかったのでちょっと残念でした。

第6種目 1時間カード

人生初の1時間種目で楽しかったです!記憶1時間+回答2時間で3時間も集中を継続しないといけないのですが、実際にやるとだいぶ短く感じます。最初の方はいいスピードで記憶できたのですが、途中から遅くなってしまい予定よりも覚える量は少なくなってしまいました。結果は21パックで日本記録は更新できましたが、練習だと25パック近くはコンスタントに行ってたので100%満足ではありませんでした。

第7種目 スポークン

2日目最後の種目はスポークンでした。ただでさえ苦手な上に、直近の練習でもなかなか100桁行ってなかったので、厳しい結果になるだろうことは予想してましたが、その通りになりました(90桁)。90桁覚えたトライアルも、途中の3択を当てたおかげだったので運もありました。

残るは最終日のみ

大会3日目

第8種目 イメージ

自分の中ではスポークンに次ぐ苦手種目。とはいっても大失敗はしにくい種目なので、緊張感が解れてない初日にやりたいのですが、こればっかりはスケジュールなのでしょうがないですね… この時も可もなく不可もなくのスコアでした(281)。今年こそ300は超えたい!

第9種目 1時間ナンバー

ここにきてもう一つの1時間種目、アワーナンバー。大会も大詰めでしたが、優勝争いはしてなかったので、いい感じにリラックスして挑めました。結果は2656桁と、自己ベストではありませんでしたが、アワーカードに引き続き日本記録を取れました‼︎ あと、種目別トップ3も取れました。今年は3000目指します。

表彰式の時の

第10種目 スピードカード

最後はいつも通りスピードカード。正確な順位は知りませんでしたが、一つでも確実に順位を上げるために、1トライアル目は50秒くらいで守って当てにいきました。そして2トライアル目。一番いいルートを使って、しかも30秒近くかけたのですが、ダメでした…

表彰式

競技が全部終わって1時間くらいすると表彰式が始まりました。だいぶ夜中に近くなってたので、Kidsの選手たちはすでに帰っていて人数は少なかったですが、豪華な式でした!総合順位は8位でした…
ホテルに帰るともう0時を回っていたので即寝ました。

帰国

翌日はチェックアウトしたあと、ちょっとだけ町を散策しました。行く前は暑さが心配だったのですが、30度くらいでちょうどよかったです。ムンバイの中心地ではなかったのですが、だいぶ賑わってました。

高層ビルがいっぱい!

空港に着いたのが早すぎたので、中にあるカフェで一服しました。実は海外で一人でお店入ったのは初めてだったので、少し緊張しました。

カフェラテとナゲット

初インド&色んな海外選手とお話しできたので最高の遠征になりました!が、肝心の成績は悲惨だったので、反省しかありません。今年はもっと練習します💦
それでは〜

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