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死にたい気持ちに寄り添う、「おでんの会」ご紹介

こんにちは、Sottoの広報担当の福田です。

京都自死・自殺相談センターSottoは、2010年より死にたいと思い苦しむ程追い詰められた方々が抱える、やり場のない心の拠り所として存在してきました。

今回は、Sottoの居場づくり事業のひとつ、「おでんの会」を紹介させてください。

▶おでんの会とは

死にまつわる悩みを抱える方が自分の気持ちを吐き出したり、うまく話せなくても他の人の悩みに耳を傾けたり、いつもと違う空間でゆっくりしてもらえる場です。

「おでんの会」と聞くと、「食事会かなぁ」「冬限定かなぁ」と思う方もいるかもしれませんが、実は1年を通して開催しています。お話中心のときもあれば、ヨガを行う日もあったり、、、。居場所を必要としている方が求めるものに合わせて足を運んでいただけるようになっているんですね。

じゃあ、どうして「おでんの会」なの?というと、いろんな具材が集まることで美味しくなるおでんのように、人が集まることによって、身も心もほっと温まるような居場所をつくりたいという想いを込められているからです。

▶おでんの会の雰囲気は?

さて、概要を聞いてもなかなかその雰囲気を想像するのは難しいかもしれません。そこで今回は、新しく作成したYouTube動画を紹介しますね。

足を運んでみたいと思っていらっしゃる方には「どんな人が話を聞いてくれるのか」「どんな場所で開催されているのか」「苦手な雰囲気じゃないかな」など、知っていただくきっかけになるかと思います。

Sottoの活動を普段から見守ってくださっていたり、ボランティアに興味を持っていらっしゃる方には「Sottoが大切にしていること」「悩みに寄り添うとはいったい何か」を受け取っていただけると嬉しいです。


▶私も参加したい!と思ったら

おでんの会は月に1回の開催。毎月25日の朝9時より申し込みを受け付けています(※25日が土日祝の場合は、翌営業日より受け付け開始)。

会の詳細、スケジュール、開催場所は、SottoのHPに記載されてます。
初めて参加される方でも、安心して足を運んでいただますので、是非、下のボタンよりご確認ください。


▶支援の輪を広げたい!と思ったら

「自分だけじゃないんだと思えた。」「こういう機会がもっと欲しい。」「久しぶりに心が広がりました。」等の言葉と共に、何度も居場所として足を運んでくださっている方もいます。それだけ、おでんの会を心の支えにしてくれている人がいるんだと実感させられる反面、枠がすぐに埋まってしまう日が多いのも事実です。参加したいけどことわざるを得ないときもあり、日々もどかしい気持ちを抱えております。

もし少しでもSottoの活動に共感してくださったら、ご支援いただけますと幸いです。

①寄付者としてサポートする


月々3,000円の寄付で、おでんの会に足を運んでくださる方にお茶菓子を用意し、心がふと温まる場所を用意することができます。

ただ話を聞くだけではなく、死にたくなるほど苦しい思いをしている人を大切に迎えるための場所を一緒につくっていきませんか。


②支援の輪を広げていく


Sottoは、誰かの悩みに寄り添う人たちに向けて「聴き方のお稽古」を開催しています。ですが、相手の心に真剣に向き合えば向き合うほど、疑問や不安がたくさん出てきますよね。

「どんな声掛けをすればいいんだろう。」
「どんな態度で話を聞けばいいんだろう。」
「何か間違ったこと言ってないかな。」

Sottoは10年以上、のべ2万人もの自死にまつわる悩みを抱えている方の心に寄り添ってきました。そこで得た知見を他の方々・団体ともシェアすることで、支援の輪を広げていきたいと考えています。

なかには、何度も研修として足を運んでくださる方や団体もいらっしゃいます。1回6名様限りと枠も限られていますが、ロールプレイなどの実践に役立つ講座を提供しているためですので、ご了承くださいませ。

これからも多くの方々とSottoの輪を広げていけること、
この居場所を通じてたくさんの方と繋がれること、
楽しみにしております。

Sotto広報担当
福田安奈

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