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【Coach Interview】しおり/Shiori

きょうも楽しんでますか?「きょうとあした」代表のどいたかふみです。
*サムネの写真は、「ウム、相談したまへ」と腕組みするウチの猫(byしおりコーチ)ですW

ご好評を戴いているシリーズ「コーチ・インタビュー」、今回は「しおりさん編」です。しおりさんは、人財業界の大手企業でキャリア支援の仕事をされている一方、個人としてプロ・コーチをされています。たかコとは不思議なご縁に導かれて出逢い、思いに響きあってカツコチの活動にコーチとして参画戴いています

それではさっそくいってみましょう!

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響くか響かないか

しおりさんの学生のころの話を聴かせてください、と水を向けると、彼女は懐かしむように目を細めて、穏やかに話し始めた。「企画系学生サークルで、在学生向けのイベント運営やフリーペーパーでの情報発信をしていました。資金調達のために営業活動をしたり、三日三晩寝ずに議論したり、本当に楽しかったですよ。」 当時の彼女の心を強く捉えたのが、企画推進の判断基準で、それはズバリ、【響くか響かないか】の一点のみだったという。「企画会議を重ねるうちに、何をやりたいかよりも、もっと奥深くの原体験や、大事にしている価値観の話になるんです。ひとりが話し始めると、みんなその世界観に響きあっていく、その感覚が大好きでした」。

その人にしかない「美しさ」を共に感じ、見守るコーチでありたい

学生時代の心の響きは、どうやらそのまま彼女のコーチとしての信条に繋がっているらしい。「どんな人にも、その人にしかない価値観、その人にしかない願いがある。綺麗な話ばかりではなく、辛かったこと、苦しかったこと、その人それぞれの原体験があって、心からの願いがあると思っています。それが何なのか探求する姿、願いに気が付く姿、願いを叶えようとする姿、全部美しいなと思うんです」理想のコーチ像を問いかけると、彼女はこんな風に答えてくれた。自然に声に力がこもり、彼女の輝きがひときわ増したように感じられる。「わたしもそうですが、自分の価値観や願いを大切にし続けることは楽な道のりではなく、恐れも出てくるし、諦めも出てきそうになる時もありますよね。でも、このプロセスを見守り美しいと思ってくれるコーチがいることで、もう一歩踏み出せる。踏み出したことで自由になっていく、そんな時間をコーチとして提供できたらと思います」

カツコチへの想い

たかコからカツコチの趣旨を聞いたとき、なぜだか直観的に、【やってみたい】と思えたんです。学生が就職活動に真剣に向き合う時間って、あの頃私たちが企画を立てていく中で仲間同士でわかちあったり、刺激を受け合った時間と、とても質感が近いのです。クライアントの学生が持つ、大切にしたい想いや価値観、その人らしい生き方を、コーチングを通じてもっと温めることができるといいなと想っています」 彼女はいつも優しい笑顔で、真っ直ぐに相手の目を見て話しをする。

愛読書

ふと好奇心が沸いて、好きな本は何ですか?と聴いてみたら、彼女は少し考えてから嬉しそうにこう答えた。「よしもとばななさんの作品が好きです。高校の模試で代表作【キッチン】の一節が出てきて、興味を持ったのが出会いでした。よしもとばななさんの作品は、人が生きていく上で抱えるさみしさと、それでも生きていく人のしなやかさを描いているように感じていて、不思議と清々しい気持ちになれます

人生は選択の連続、いつでも新しいチャレンジはできる

インタビューの締めくくりとして、しおりさんから就活中の学生に向けて応援メッセージをください、とお願いすると、真剣な表情でしばらく静止したあとで、「少し考えたいのでお時間貰えますか?」と彼女は答えた。以下は、彼女から後日受け取ったメールの文面である。きっとその場ですぐに返すことはできたろう。けれども、しおりさんは、きっと心を込めたかったんだろうなと思う。彼女がコーチとしてクライアントに真摯に向き合う姿、その真っ直ぐな瞳の輝きを、わたしはこころに思い浮かべている。

<しおりさんから、学生のみなさんへ>
インタビューを読んでいただいて、ありがとうございます。

私が新卒のころ、両親が公務員だったこともあり、自分の選択肢に「転職」や「独立」というものがなく、1回勝負の就職活動の気持ちで、就職を決めました。生涯勤められる会社かどうかということを、人生20年程度しか経験していないあの頃に、真剣に決断しようとしていた自分を振り返ると、少し生き急いでいたかなと感じます。

1社目に入社してみて、たくさんの出会いや新たな経験をさせていただく中で(結果的に5年後に転職をしていますが)、無駄だったと思うことはひとつもなく、全ての経験や学びが、今の自分の在り方やビジネスパーソンとしての礎になっているなと感じます

はじめの就職先選びは、とても大切な決断だと思いますし、学生のみなさんには是非後悔ない意思決定をしてほしいと願うと同時に、一方で、就職はたくさんある人生の転機の一つでしかなく、その後も人生は選択の連続、いつでも新しいチャレンジはできるということも同時にお伝えしておければと思っています。

どんなときも、「いま」、ご自身にとって一番良いと思える選択ができるように、コーチとして応援させてもらえれば、幸いです!

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しおりコーチ 略歴
1986年生まれ。2010年早稲田大学政治経済学部卒業。
2010年より旧国鉄系企業で主に人事として採用・教育に従事。自身や周囲の女性が持つキャリアの悩みに気づき、より多くの人の可能性を最大化させられるキャリア支援がしたいという想いで2015年に人財業界へ転職。中途採用領域で採用支援・転職支援に従事。2020年にCTI Japanのコーチングに出会い、1年かけてコーチングの学びの旅を続け、現在上級コースでトレーニング中。国際コーチ連盟(ICF)認定機関CTIジャパンにて認定資格であるCPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)取得見込み。



きょうも、最後までお読み戴き、ありがとうございました。あなたの感じたこと、思いをぜひ、お聞かせください。  

それでは、きょうも、あしたも楽しんで!



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