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京都スキー協通信 #note版試作号

技術・指導員部

スキー協指導員研修会報告(1/15-16 きそふくしまスキー場)

 1月14日の午前中に、15~20cm程車や 家の周りに積もった雪の雪かきを済ませ、1 時頃に宮津を出発しました。久しぶりに京都 の方々に会える楽しみや研修会への期待、 そして身体が保つかという不安等、いろいろ な気持ちの中で出発しました。やっぱり一緒 にスキーがしたい、上手くなりたいという思 いが一番強かったのだと思います。

 縦貫道の途中の電光掲示板には「米原~ 関ヶ原 雪のため通行止」の文字があり、少 し心配でしたが、4時過ぎに矢吹さん宅経由 で森田さん宅に到着。お線香を上げさせて頂いた後、予定通り4時30分に木曽福島に向かいま した。

御嶽山をバックに京都の精鋭?指導員がズラリ

 今シーズンテーマの「ターン後半の足場を確保し、切り替え時に前に出てターンポジションまで 行くことで、谷回りターンにつなげる」を達成するために、そのポイントである、「①切り替え操作 ②足場の確保」を身につけるために、2日間様々なバリエーションを提示して頂き学習しました。

 2年ぶりに板をはいた私にとっては、いずれも手強いことでしたが、中でも厳しかったのは「OK ターン」でした。今その原因を考えてみると、「理解そのものが不十分であったこと」とまさに「切 り替え時に、斜面に対して垂直に立ち、内側へ重心を移動させる事が不十分」だったことでした。 何となく滑れていると思っていた内に潜む甘さ・弱さが露呈された訳です。指摘していただい た「谷回りを長くとること」と合わせて、今の 自分の課題が明らかになりました。今シーズ ン、そこを意識しながら「雪おこし」の仲間と ともにスキーを楽しんでいきたいと思います。

実は夜の研修がメインです(笑)

 いい天気といい雪、そして指摘しあえる楽 しい・良い仲間に恵まれた有意義な研修ス キー行になりました。皆さんありがとうござ いました。またよろしくお願いします。 (雪おこし 星幸敏)

競技部

関西ブロック ポール練習会報告(2/5 氷ノ山国際スキー場)

 GS競技に何時かチャレンジしてみたいと思っていたのでポール練習会を楽しみに当日を迎え ました。初参加だったので集合時刻前には現地に到着しようと、宮津の仲間(丸山さん)ととも に早朝6時30分に出発。9時前 には到着する予定だったのです が、その日は生憎の大雪。二度 の渋滞に遭い大狂い。1時間程 遅れて集合場所へ到着。それで も何とか練習開始時間には間に 合いホットしていると、関西スキー 協のみなさんが温かいコーヒー とともに笑顔で迎えてくれまし た。

 初めての参加だったので初 対面の方ばかりだったのですが、 何故か皆さん、自分のことをよく 知っておられ「瀬戸さん、瀬戸さ ん・・」と気さくに話しかけられたので不思議に思っていると、地元クラブ(雪おこし)のメンバー (星さん、丸山さん)からよく聞いてるとのこと。一気に親近感が湧いてきて、懐かしい方々に出 会ったような気分になりました。

 いよいよ、練習が始まったのですが、猛吹雪の中での練習だったので雪面は新雪で緩く、下は アイスバーンでガチガチ!その上、吹雪で視界も悪く滑走途中でポールを見失ってしまうことも 度々。それでもやっぱりやってみたいと思っていたGS練習だったので、すごく面白くて、楽しかっ たです。久しぶりにスキー独特の高揚感を感じたし、自分のスキーの幅が広がったようで充実感 もありました。

 それに、何よりも驚いたのは、参加されていた方々は自分よりかなり年上の高齢 者(失礼か?)ばかりのようでしたが、にもかかわらず、あの悪条件の中、平然と、いや果敢にチャ レンジされていたことです。そんな皆さんの姿にスキー意欲を大いに掻き立てられました。

メット・ゴーグル・マスクで年齢不詳(笑)のレーサーの皆さん

 練習会が終わり、京都スキー協代表の小山さんから3月12日、13日に野麦峠で開催される競 技大会への出場を勧められ快諾!ハマってしまいました!今回の練習会で競技へのチャレンジと いう新たな目標が持て、スキー三昧の日々は終わりそうにありません。

 ここで、せっかく原稿を書く機会をいただいたので、丹後のスキー協クラブ「雪おこし」の紹介 もしておきます。活動は月2回の定例会、冬場は勿論スキー、その他のシーズンはテニス、バトミン トン、卓球、サイクリング、登山等で体力づくりをやってます。会員は現在15名、何れも個性豊か な強者ぞろいですが、すばらしいリーダー、星さんのおかげでなんとかまとまって活動ができてい ます。定例会には会員外参加も多く、地元の人気クラブ(?)です。仲間が集まれば定例会はいつ も爆笑の絶えないとにかく楽しい時間。自分にとってはストレス解消とともに活力を養う無くて はならない場にもなっています。 最後にひとこと、スキーをこよなく愛し、スキーを人生の友にする全国のスキー協の仲間の皆 さんとの出会いを楽しみにしています。野麦峠でお出会いしましょう! (雪おこし 瀬戸 享明)

第48回全国スキ-・スノ-ボ-ド競技大会報告 (2/26-27 湯の丸温泉スキー場)

 八方リ-ゼンからの転戦で全国大会(前日の練習会と)に梓と二人 で参加してきました。 前日の練習会は20数名の参加でしたが各自が数回滑走してもバー ンは殆ど荒れず滑り易い、ハードにパックされた気持ちの良いバ-ン で、それぞれ良い練習が出来たのではないかと思います。 大会当日も快晴の好天と素晴らしいバ-ンに恵まれ60数名が滑っ ても殆どコ-ス整備をすることなく、若い人たちも目一杯クリア-なバー ンを攻めていました。 男子7部の参加者は私一人で、完走すれば優勝、梓の女子一部も 参加者3人で、二人とも優勝でした。団体総合でも、それぞれ50点ず つ稼いで100点、東京、神奈川、愛知に次いで4位でした。

比良の親子鷹と呼ばれています(ウソ)

 新型コロナ禍で予定変更があり大会運営関係者の皆様は大変ご苦労されたことと思いま す、参加人数的には少し寂しい大会になりましたが、全国から集まった仲間たちが絆を深め会っ た大会だったと思います。この火を消さないように、もう一度みんなで盛り上げていきましょう。 (バ-ディカルスキ-クラブ 刈谷 拓爾)

東海・関西ブロック合同競技会2022参加報告 (3/12-13 野麦峠スキー場)

結果(敬称略)2本のベストタイム制
SL 刈谷1位、森田6位、坂下5位、小山10位、丸山11位、瀬戸12位、西田1位 GS 刈谷1位、森田8位、坂下4位、小山7位、 丸山12位、瀬戸14位、西田7位

 3/12快晴 SL (旗門数33) 1回目と2回目は同一 セット。3/13曇晴GS (旗門数16) 。1回目と2回目は同 一セット。参加者は、全体で60人でした。 京都スキー協からの参加者(敬称略)7名。SL、GSと も同じ。 男80才~ 刈谷拓爾。男70才~ 森田英二、坂下和 修、小山孝夫、丸山和夫。男60才~ 瀬戸享明、西田 豊。 刈谷梓さんが19~29才女子にエントリしていました が、3/8に京都市内で捻挫され不参加となりました。ま た、競技には出られませんでしたが、星幸敏さんと浅野輝男さんが応援で参加されました。

 野麦峠スキー場は、麓1400m、最上部2,130m、標高差730m、全長4,000mです。標高が高く、また内陸部のため雨になることも少ないので、氷にならないで下から締まったバーンになります。 平均斜度は20~25°ほどで、極端な緩斜面はなく、4,000mを上から下まで連続的に滑ることが できます。大会は、最下部の向かって右側にあるトレーニングバーンで行いました。

 この大会は、参加者全員で準備・運営を行い、選手として出走します。皆なで作る大会という 形です。そのため、外部委託がなく、費用を安くできます。東海ブロックで過去何回か実施されて きました。今回、関西ブロックが合同で参加させて頂きました。

 3/12はSLで快晴でした。練習のときは、朝冷えのためバーンが硬く、本番ではどうなることか と思っていましたが、本番ではセット替えが行われ、インターバルが少し伸び、振りも若干ゆるや かになったので、一安心しました。 3/13はGSで曇時々晴でした。そのため、朝冷えが弱く、昨日のようにバーンは硬くなく、エッ ジは立ちました。GSは練習がなく、直ぐ競技開始です。コースが短いので、旗門間の距離が小さ い割に、左右の振りがあるようなセットでした。そのため普通のGS板を履かれた人は戸惑いがあっ たと思います。

 今回の大会を通じて、次のことが大事と思い ました。 ①朝の固いバーンでは、しっかりとエッジを研い でおかないと滑れない ②小さめのGSに対して、どんなスキーが適切か ③気負ってはいけない。リラックスが大事。プレッ シャーに惑わされない。
 これらに、滑りの方法、やり方を加えて、スキーにおける「3M」としてまとめてみました。
①Material 材料、資材、道具・・・どんなスキーを使うか、エッジの状態、ワックスと塗り方、など
②Mind 心、精神・・・気負わない、リラックスする、プレッシャーに負けない、など
③Method 方法、やり方、滑り方・・・内傾、ヒップインサイド、レールターン、など
これら3つがバランスよく満たされることが大事だと思います。

 関西ブロックに比べると東海ブロックは充実していると思います。 まず機材ですが、正式な大会を実施できるような1通りの機材を自前で保有されています。今 回は計時装置が不調で、再スタートが多かったのは残念でした。

 参加人員では関西25人に対して、東海は35人、中学生以下は関西0人に対して7名、30才~ 男子も1名に対して5人でした。関西も東海も若者の減少傾向はありますが、東海はまだ希望が 持てます。

 愛知に三宅李音がいます。現役の国体選手らしいです。1998年生まれの23才。GSのみで、 ワンピも着ず何気に滑っていましたが、かなり速いです。男子トップの30.06秒に対し31.36秒。 上手いポイントを具体的に述べられませんが、見ただけでこれは上手いと感じさせます。バーティ カルの刈谷梓と同じクラスなので、対決が見たかったな。いい勝負になったのではないか。 また、来年も元気で参加できたらと思います。 (バーティカル 坂下和修)

京都スキー協 クラブ紹介

WEスキー

 WEスキークラブの「クラブ通信」によると、いくつかのツアーがとりくまれています。 第66号では、3月6~9日に野麦峠スキー場でのツアーの様子が掲載されています。この1年 間に2人の会員が亡くなり、高齢化による課題も出されています。 第67号は3月21~23日、鷲ヶ岳・ダイナランド・高鷲でのツアーを表面は写真で紹介し、裏 面ではLINEでの感想を参加者の声として載せてあります。 これからも各クラブの様子を紹介してください。(編集担当)

山口さんにもう会えないのは寂しい…

望峰(もね)

●野沢ツアー報告(2月11日~14日) 野沢ツアーは企画しましたが、コロナ感染者が増え て「まんえん防止措置」出され、クラブツアーとしては中 止にし、「有志企画」に切り替えました。当初は18人の 参加申し込みがありましたが最終的には8人になりま した。 山頂がガスっていたりしましたが、まあまあ天候でス キー場は結構にぎわっていました。新しいクラブ員の方 も参加されたのでしっかりと基礎練習をして、初日と 比べ比較にならないくらい上手くなられました。本人 さんから「随分楽に滑れるようになりました。丁寧に教えてもらった上にコース案内までしてもら い感謝です。」と。(小山)

雪多そうですね

●蔵王ツアー報告 恒例の「望峰」企画、蔵王温泉ツアーに参加させてもらった。スケール の大きな山、名物のスノーモンスター、山全体を覆いつくす雪、十分に楽 しんだ。なんといってもメンバーが同年代で、気安く受け入れてくれる。 オブ参加なのだが、いつものように気安く受け入れてくれた。 全体的に高齢化しており、スキーは安全第一と、早々と宿に帰る仲間 もいる。メンバーに気を使わせないように、自分のペースで個別に滑る こともある。4日間最高の天気で十分楽しんだ。次の野沢が楽しみだ。 (U・K)

森の会

●正月野沢温泉スキー(1/2-4) ●3月納会野沢温泉スキー(3/19-21) 森の会は昨年度からクラブのツアー行事を大幅にふやして意気込んでいましたが、新型コロナ 感染拡大のために昨シーズンはすべて中止となり、今シーズンは何とか正月と、3月の納会スキー は行ったものの、栂池ツアーは直前に感染拡大で断念。蔵王ツアーも中止。木曽福島の「カオル クリニック」は個人有志となり、日帰りツアーも中止になりました。さらに今シーズンは相次いでケ ガ人が発生してしまいました。 しかし、子どもたちの上達が早いことには驚きです。3月の野沢では三上環さんたち数人で子どもたちの面倒をみながらレベルアップできたことと、子ども たちについていけなくなった親たちを森田さんがミニ講習し たことで、参加したファミリーにも喜んでもらえました。 子安正和さんや上ヶ原さんの元気な顔も見られました。

子供がたくさん混じってていいですね

 ということで、今回はかぷりこ~んの菅沼ファミリーの奏(か なで)さんと樹(たつき)くんから感想文を書いてもらいました ので、自筆の手紙も紹介します。 (矢吹)

京 都 ス キ ー 協 の み な さ ん へ  菅 沼 奏
わ た し は 、ス キ ー の 時 、足 が い つも 前 に で な い の で 今 回 、 足 を 前 に す る の を 目 標 に し て い ま し た 。 体 を 大 き く 動 か す こ と で 足 が 前 に で る こ と が 分 か り ま し た 。 み な さ ん の 後 ろ を つい て い く こ と が 楽 し か った で す 。 急 な 斜 面 を こ わ が ら ず に す べ れ た の で う れ し か った で す 。 父 や 母 で は な く て ほ か の 人 と 泊 ま る こ と に な った の で 少 し き ん ち ょ う し ま し た 。 け れ ど 最 後 に な る と お も し ろ く な っ て き た の で 行 っ て よ か った と
で な い の で 今 回 、 足 を 前 に す る の を 目 標 に し て い ま し た 。 体 を 大 き く 動 か す こ と で 足 が 前 に で る こ と が 分 か り ま し た 。 み な さ ん の 後 ろ を つい て い く こ と が 楽 し か った で す 。 急 な 斜 面 を こ わ が ら ず に す べ れ た の で う れ し か った で す 。 父 や 母 で は な く て ほ か の 人 と 泊 ま る こ と に な った の で 少 し き ん ち ょ う し ま し た 。 け れ ど 最 後 に な る と お も し ろ く な っ て き た の で 行 っ て よ か った と 思 い ま し た

菅沼 奏(かなで)さん
なんか真面目に書いてますね (^^)

僕は指導員研修に妹と2人で木曽福島へ連れていってもらいました。 知らないおじさんが多かったです。 最初はなじめるか心配でしたが、色々な話題をふってくれて、とても話しやすかったです。宿や車 の中でもスキーのことで盛り上がっていて、スキーにもいろいろ勉強することがあるんだなと思い ました。 スキー場では妹の見本になるように楽しくすべりました。 正月に教えてもらった、外足にのることや上下動などを教えながらすべりました。 午後はビデオさつえいをしました。とったビデオは夜に見て、反省会をしました。 去年よりもうまくすべれているつもりだったのに、ビデオを見てそんなにきれいなすべりじゃなかっ たので、もっと練習が必要だなと思いました。 菅沼 樹

菅沼 樹(たつき)くん

新日本スポーツ連盟 京都府連盟

新日本スポーツ連盟京都府連盟総会参加の報告

星 幸敏(雪おこし) さる3月21日、午後1時30分から行われた新日本スポーツ連盟京都府連盟の第 55回総会に参加しました。各種目から代表一名の代議員による総会でした。京都 スキー協の代議員は4名で、私が代表者としてZOOM参加をしました。森田さんは 理事で、あとの3名(浅野さん、佐野さん、羽賀さん)は議決権行使書(書面表決)に て参加されました。

 議事は、第一号議案は2021年度活動報告・2022年度活動方針、第二号議案は 2021年度収支決算報告、第三号議案2022年度予算案、第四号議案2022年度 役員候補(案)について進められました。 各号議案の討論の中身については詳しくは報告できませんが、第一号議案では、 ①全体の状況報告の項では、コロナ関連の中で取組が中止になった事、強行され たオリ パラでの問題点の検証が提起されました。 ②連盟と組織の運営の項では、仲間増やしの事、財政が改善基調にある事、事務 所環境 改善の事が報告されました。 ③総務部(機関紙委員会・ひろば)について ④スポーツ活動部(事業交流・平和行進)について ⑤学習・共同部(理論学習・行政対策)について ⑥事務局部から 以上の項目で報告がされました。

 その後の討議ついては意見表明の順番が発表され、スキー協は一番目に指名さ れました。様子が分からない私はおたおたしましたが、⑤の行政対策の項に関わっ て、スキー協の活動様式の特殊性に鑑み、後援を得ている「全国スポーツ祭典」の 一環である行事に対して行政からの補助が出るように連盟としても働きかけをお 願いしたいと発言しました。方針には、各種目と併せて要望書を提出できるよう努 力をしていくとあるので、具体化されればいいなと思いました。各種目代表者から の討論の後採決に移り、各議案は賛成多数で採択されました。
 スキー協のzoom会議とは全く違う雰囲気の中で緊張し結構疲れました。

※note版スキー協通信の試作号は以上です。今回は試作ですので、細かい報告やお知らせは含まれていません。でも大体こんな風になるんだな、というのはわかってもらえた思いますので、また感想や意見などいただけると嬉しく思います。(この記事のコメント欄でもFacebookのコメント欄でもけっこうです。)


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