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デザインツールの未来

こちらはDesign Tools Advent Calendar 2018の25日目の記事🎅🏻

締め切りが無いとなかなか記事を書かない自分に鞭を打つために、アドベントカレンダーに参加してみた。

デザインツールのアドベントカレンダーだけど、ツールの使い方の話はない。
僕の考えや妄想を綴った記事だ。

昔のことを思い出しながら、未来のデザインツールはどうなっていくのか書いていきたい。

1990年〜のデザインツール

昔はデザインカンプを作るということは無く、アイコンやなどの素材をPhotoshopやIllustratorで作って、そのままHTMLに設置していくのが一般的だった。

「○○の部屋」みたいな個人サイトをYahoo!ジオシティーズなどに公開していた時代。
なんとも懐かしい。

2000年〜のデザインツール

PhotoshopやIllustratorを使うのは変わりなかったけど、ブラウザの進化と、Tableレイアウトやspacer.gif、その後CSSが普及してきたなど、コーディングのノウハウが広まってきて、デザインの幅が一気に広がった。

このあたりから、デザインカンプを作るというのが一般的になってきたと思う。

また、Fireworksも流行り始めて、よりデジタルのデザインがしやすい環境になってきた。

2014年〜のデザインツール

そんな時代が10年以上続いた。
この期間、劇的なデザインツールの進化したなど記憶にはない。

ただ、2014年にSketchの登場で時代が変わり始めてきた。

(個人的に大好きだったFireworksが開発終了するタイミングだったので、僕はすぐにSketchに乗り換えた)

スマホのアプリを作る仕事など増えてきて、よりエンジニアと密なコミュニケーションが求められるようになってきていた。

Sketchの登場でプロトタイピング、バージョン管理、フィードバックなど、ステークホルダーを巻き込んだコラボレーションができるツールに進化し始める。(対抗馬としてAdobe XDFigmainVision Studioなどある)

これによりコミュニケーションロスが大幅に減る。
その分、品質とスピードを上げられるようになってきた。

2016年〜現代のデザインツール

ツール進化とあわせてAtomic DesignWeb Componentsなど考えが浸透してきて、コンポーネントの設計を考える時代になってきた。

デザインシステムを作り、コミュニケーションコストをより下げられる。

ただ、どうしてもルールやドキュメントを作ったり、意思疎通のコストがまだまだかかっているかなと個人的には思う。

未来のデザインツール

では、未来はどうなっているだろうか?
ちょっと考えてみよう。

個人的にブラウザベースでデザインができる、FigmaとSTUDIOの登場で未来が見え始めてきたと思う。

ブラウザでデザインできているならコード化する必要ないんじゃない?って思ってきた。

そもそも、デザイナーが作ったものをエンジニアがデザインの意味を理解してコードにするってとても大変。
また、スタイリングはSketch等のGUIと、コードという違いがあるだけど、それぞれで同じ作業をしてしまっている。

スタイリングのコードの部分は、そろそろAIの発達によって完全に自動化できるのでは。

Sketchでデザインして保存すると、スタイルとHTMLのコンポーネント自動的に裏で書き出される感じ。
Vue-CLIとFigmaが合体して欲しい)

これにより、デザイナーはデザインに注力できるし、エンジニアはAPIなど裏側の作業に専念できる。

最後に

未来のパートは完全に妄想だけど、AIもより進化してきたし、あと数年以内には「なんとかSensei」みたいなのが出てきて現実的になってくると思う。

エンジニアとのコミュニケーションコストを減らして、デザイナーはユーザーの課題解決するために注力できるようになっていければいいと思っている。

そんな時代が早くきて欲しい。

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