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プロコーチになるまで〜大事故が起きる前に気づけたこと〜

前回までのお話

プロコーチとのセッション後に、職業コーチとしてのゴールが決まり、日常の場面ごとに「プロコーチであれば、どう考えるのか、行動するのか」と脳の無意識が考えるようになりました。
(ゴールを設定し、自分自身のゴールに対して覚悟や責任感を持てたことでコンフォートゾーン※がずれ、スコトーマ※が外れてきた実感があります。)

※コンフォートゾーンとは、自分の脳の無意識にとって心地良い(安全、安心)領域のことです。
 今回の場合、新たなゴールの臨場感が高まった(覚悟や責任感が高まることで、臨場感も高まります)ことで、この領域が少しズレた感覚です。

※スコトーマとは、盲点のことです。人間の脳は、脳内の計算処理をなるべく少なくするために、実際には感覚神経等を通じて見たり、聞いたりしていても重要性の低いことは脳が勝手に情報制御してくれています。
(新車を買う、子供が生まれるなど自分自身の重要性が高まった事象に関連する情報(「特定の車種ばかり目に入る」「赤ちゃんやベビーグッズに目が止まる」)等が勝手に脳内に入ってくる経験がありますよね?
これ、実際には、重要性の低いものは脳内に飛び込んでこないように脳が勝手に制御しています。何故なら脳内の計算処理をなるべく小さくしたいからです。)
 今回は、ゴール設定したことで、マインドの重要性関数に変化が起き、これまでスコトーマ(盲点)になっていた世界が見えるようになってきたという現象です。
スコトーマが外れたという感覚。

今回の気づき

私は現在、会社組織の従業員全員との面談をしながら、個人毎のwant to※の抽出を行っています。
※人生を通底する権威性が排除されている行動

これは、会社経営者や人事担当者が、個人毎のwant toを把握せずに人事配置や人材開発をすることに無理があることを認識し、まずはこのポイントを抑えようということで始めたことでした。

前回のセッションで、自分自身のプロコーチとしてのゴール設定を行い、従業員との2回目以降の面談で個人毎のゴールを設定しようと意気込んでいました。まさに、ここに大きなエラーがあったのです。

気づいたきっかけは同じアカデミーの同期生で転職相談をされてる方が、コーチングを行おうとして相談者さんとの信頼関係を崩してしまったという共有があったことでした。

そもそも、コーチングの勉強も足りていない、自己適用(実際に自分がコーチングを受けて、クライアント側の世界に何が起きるのかを身を持って体感する期間)も終わっていない私が半端な覚悟でコーチングを提供するようなことはあってはならないのです。
(一流のプロコーチになる未来の自分を考えた時にも今回の事象はとんでもないエラーでした。クライアントの人生を本気で触りにいくのだから、技術と体験した感覚を持ち合わせた上で臨まなくてはなりません。)

また、大切なポイントとしてクライアントがコーチャブル※かどうかが挙げられます。
※コーチャブルとは、クライアントがコーチングを受けられる状態であることを指します。

コーチングは、コーチがクライアントに伴走することで、クライアントを現状の外のゴール※に向かって変革していくことを言います。
※現状の外のゴールとは、クライアント本人のコンフォートゾーンの外側(クライアントからは見えていない)にある未来の自分のゴールのことを指します。

このため、クライアント本人が本気で変わりたいと思っていることが絶対条件です。
コンフォートゾーンの外側にゴールを設定するということは、ゴールに向かう道筋は見えていませんし、不快な領域を進んでいくことになります。
(だからこそコーチの存在が必要なんですね👍)

今回の気づきにより、未然に大事故を防ぐことができました。引き続き、want toの抽出、一人一人との信頼関係の構築、仕事の効率化を進めていきたいと思います。
(プロコーチの活動を開始したときには、自組織においてもコーチャブルか否かの見極めを行い、人の進化のサポートをしたいと思います)

引き続き、自己適用期間に動いたことや自分に起きた変化について記事を作っていきます。


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