海峡、その先。
自由を望んでいた、縛られたくなかった。
自由になった、その先には何があったのか。
君がいた、それ以外は何もなかった。
君以外はなにも。
過ぎた日々がベッドの上で僕と共に横たわる。
見つめ続け、求め続け、それだけなのか?
あいつもそうだったのか?
それとも留まるに値するものを見つけたのか?
更衣室、冬の朝、コンクリート、東京の空、
鶯町、平田、小田原、夜の首都高、パリ、
山手線、東武東上線、西武新宿駅。
最低、最高、最低、目線が交わる、呼んでる。
寂しい奴、愉快な奴、笑い声。
どこにも行けない。空っぽの部屋に静寂の音。
考えてなんてないさ、綺麗なのさ、本当さ。
酒飲んで、俺はタバコは吸えないから、
代わりにキスをしよう。で、走って、寝よう。
違うよ、お前の素晴らしさについて。
今度会ったら、また忘れちまう、いつも。
話そうよ。ため息ついて、慰め合おう。
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